MMA
インタビュー

【RIZIN】秋元強真「未来さんには今までで一番、教えてもらった」。萩原の成長には「正直、“僕より練習してから言え”って」=一問一答・全文

2025/11/02 04:11
 2025年11月3日(月・祝)GLION ARENA KOBEにて開催される『RIZIN LANDMARK 12 in KOBE』の事前インタビューが1日(土)神戸市内にて行われ、メインイベントでRIZINフェザー級(66.0kg)で萩原京平(SMOKER GYM)と対戦する秋元強真(JAPAN TOP TEAM)が試合に向けての意気込みを語った。以下は、質疑応答の全文。 自分のやりたいようにやって圧倒したい ──秋元強真選手、大会2日前の心境を教えてください。 「もう、まあやっと決着がつけられるというか、本当楽しみです。まあ、メインっていうのもあるんで、すごく楽しみです」 ──大会に向け、これまでも何度も対面する機会ありましたが、改めて萩原選手のファイターとしての印象を教えてください。 「打撃の一発があるのはもともと知ってたんですけど、何をそんなに僕にムカついてんのかなっていう……なんか『生意気、生意気』とか言ってるんですけど、試合に『生意気』とか関係ないんで」 ──試合展開のイメージは? 「寝技にこだわるとか、打撃にこだわるとかなく、まあなんかこう、自分のやりたいようにやって圧倒したいなと思ってます」 ──フェザー級での今後の青写真はどんなものでしょうか。また、王者シェイドライフ選手をどう見ていますか? 「青写真って?」 ──今後のイメージですね。 「ああ、今は萩原選手を倒すことしか考えてないですけど、大晦日に(元谷友貴に)負けて『まだグラップラーに勝てない』って声が多いんで、グラップラーとかとやって少しずつベルトに近づいていきたいです」 ──朝倉未来選手は秋元選手にとってどんな存在でしょうか? 例えば「師匠」「兄貴」「目標の選手」など。 「僕がこうして格闘技やってるのも、未来さんや海さんがいなかったらやってなかったんで、僕が格闘技やってる基の方、というか、まあ、すべてって感じです」 ──試合決定前から何度も萩原京平選手と顔を合わせてきて、感情の変化とか、時間が経つにつれて何か印象が変わったりすることはありましたか。 「結構まあだけど、言い合いして。なんかこう……なんて言うんですかね。まあ、バチバチな感じじゃないですか。で、まあ、向こうは怒ってるかもしれないですけど、僕はもうそのなんかムカつくとかいう感じはもう一切なく、またいち相手として、10週間ぐらいあったんですね。どう萩原選手を攻略していくかってやってたんで、まあでも、初めてこんな期間が空いたんで、なんかすごい自分のやることが固まってるって感じです」 ──やっぱり早めに試合が決まるっていうのはファイターにとっていいことですね。 「まあけど、早くやりたいんで。あの、ちょっと途中、こう飽きるじゃないですけど、もう対策固まってきて同じことをずっとやるんで“早くやりたいな”って気持ちにはなるっス」 ──先ほど朝倉未来選手に関する質問もありましたけども、萩原選手と未来選手も過去対戦していて、未来選手から具体的なアドバイスはあったんでしょうか。 「そうですね。未来さんが(萩原と同じ)オーソドックスに構えてくれて真似してくれたり、今回セコンドには(BreakingDownで)つけなくなっちゃったんですけど、『いろいろこういうのを狙ってくるよ』とか結構教えもらいました。今までで一番、教えてもらったかもしれないです」 ──朝倉未来選手から、一番こうこういう点を学んだなっていうのがあったら教えてください。 「正直、ちょっとそれはまあ詳しいこと言えないんですけど。(萩原と)試合した人にしか分かんない、その距離感や恐怖心とかもあると思うんで、そういう試合で分かったこととかも教えてもらったっスね」 ──今回、同じJTTから伊澤星花選手と安井飛馬選手も出場するということで、JTTの中でいいチームワークで練習できてたのでしょうか。 「最初、“僕だけかな”と思ったんですけど、神戸大会、結構みんな出るってなって。まあ、一番は心強いっていうのがあります。一人じゃないんで」 ──前戦の7月頃と比較して身長や体格が少し大きくなられたように見えるのですが、いかがでしょうか。 「通常体重は変わってないんですけど、結構筋肉量が増えたというか。今までは水抜きも前回の試合は700gぐらいしかしてないっていうのもあるんですけど、今回まだ3kgぐらい残っていて、でも身長も多分180cmぐらいはあるんで、どっちも伸びているかもしれないです」 ──先ほど萩原選手のインタビューがあったんですけど、今回準備をしていく過程の中で「自分が成長した・強くなった部分をいかに出せるか」が、今回の試合の上で「自分との戦い」っていう風に言っていたんですけど、このあたりって共感する部分はありますか。 「共感……まあ試合は全部、自分との戦いだと思ってるんでアレですけど、ぶっちゃけ成長したっつっても、なんか僕との年齢の差理解してるのかな? と思ってて。あの方は29歳で、まあ年齢的にもアレで、正直まあ“僕より練習してから言え”っていうのが本音なんで。だから、そのまず覚悟も違うと思ってるし、なんか(萩原が)やってきた練習が無駄になる結果になるんじゃないかなとは思っているっスね」 ──じゃあもうストレートに言えば「自分の方が今回の試合に向けての覚悟が上だ」と思っているということでしょうか。 「そうですね。さんざん“雑魚、雑魚”って言って“油断してる”って言われるけど、一切していないし、萩原選手を倒すために本気で練習に取り組んできたんで、今までで一番調子がいいんで。期待しててほしいですね」 [nextpage] 萩原相手に打ち合い続けて勝った選手はいない? いざやったら── ──公式の見どころで「萩原選手に打撃で打ち合い続けて勝った選手はいない」「組むしかない」というコメントがありました。その点で秋元選手としては打ち合い、打ち勝つ自信もありますか? 「そうですね。萩原選手がやってる中で、そのめちゃくちゃ打撃が強いヤツとやったかと言われると、そんなイメージもないんで。ただまあ、“打ち合いで勝つ”っていう、そういうなんか変なこだわりもないんで。うん……まあけど、いざやったら多分、僕の方が強いんじゃないですか」 ──先ほど「僕より練習してから言え」という言葉もありましたが、今回の試合に向けて、スタンドとグラップリングの練習の比率はいかがでしたか。それともすべてをMMAとしてやってきたか、どのような感じですか。 「まあ全部平均的にやってきたんですけど、スタンドの方が多かったかもしれません。まあ、打撃、ボクシングを結構やってたんで」──それは萩原戦に向けてそこを強化したいと。 「そうですね。はい」 ──今年は3試合ともフェザー級、赤田選手との試合は契約体重(68kg)でしたが、今後もフェザー級ってやっていく考えですか。 「そうですね。フェザー級やっぱなんかコンディションいいし、まあ減量は本当1週間しかしてないんで、減量はあんまないんですけど、なんか試合の時に当日なんかメンタル面的にもすごいいんで。で、動きやすいし、あれ、フェザー級の方が今の自分に合ってるんじゃないかなと思ってます」 ──地方大会は去年のRIZIN名古屋大会に続いて2試合目ですけれども、そこも地方であってもそんなに減量に不安はない? 「そうですね。まあ今日ちょっと、やっぱルーティーンが崩れる──崩れるではないですけど、いつもとはちょっと違う感じなんで。やっぱり家から出たいっスよね」 ──計量をクリアしたら神戸で何を食べるか、もう決めていますか。 「まあでも(試合前に)変なのは食べれないんで。焼肉いつも行ってるんで、なんか美味しい焼肉屋行こうかなと思いますけど」 ──チケットが完売して、今回満員の会場で試合ができると思います。 「おー、最高ですね」 ──ファンに試合に向けてのメッセージいただけますか? 「もう2日後ってことで。コンディションもすごいいいし、あとは体重をしっかり落とすだけなんで。まあ、言ったからには、口だけでならず、そのみんなを爆発させるような試合をするんで。楽しみにしてください」
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.341
2025年12月21日発売
大晦日決戦に臨むシェイドゥラエフと朝倉未来ほか「特集◎大晦日を読む」では、5大タイトルマッチのインタビューと川尻達也らが試合解説。UFC平良達郎、40周年記念・水垣偉弥インタビューも
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント