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【RIZIN】16戦無敗+13戦無敗=驚異の29戦全フィニッシュ勝利! キルギスフェザー級のシェイドゥラエフ&アブドゥラエフが強力タッグ。大晦日はどうなる?

2025/10/29 19:10
 RIZINフェザー級王者のラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)が次戦に向け、強力タッグを公開。英気を養う姿を披露した。  29日「ラム・シャンク(子羊の骨付きスネ肉)、アフガニスタンのコルドロン(大釜)の中のアヒル、男の休息」と記したインスタを共同投稿したシェイドゥラエフは、キルギスの山中にピックアップトラック2台で乗り付け、大自然のなかで高速シャドーを披露。トレーニング後に、焚火を前に野趣あふれるキルギス料理を作り、食らう動画をアップした。  注目は、このファイトキャンプならぬファイターズキャンプに、ONE無敗のアクバル・アブドゥラエフも参加していること。 (C)rajabali__shaidullaev  25歳のシェイドゥラエフが「兄のような存在」と慕うアブドゥラエフは、28歳でMMA13勝無敗、13全フィニッシュ(12KO・TKO&1SUB)というONEフェザー級(※70.3kg)ファイターで、シェイドゥラエフのことを血の繋がっていない弟と可愛がっている。 (C)RIZIN FF  シェイドゥラエフは、16戦無敗16フィニッシュ(5KO・TKO&11SUB)中で、この2人のキルギス人フェザー級戦士だけで、実に29戦29勝無敗29フィニッシュという恐るべき白星を積み重ねている。さらにその2歳下にはシェイドゥラエフとも練習するMMA12勝1敗(10フィニッシュ)のカリベク・アルジクル ウルルもPANCRASEに参戦中で、キルギスのフェザー級三羽烏と呼ばれている。 (C)ONE Championship  シェイドゥラエフが所属する首都ビシュケクのIhlas MMAから、アブドゥラエフが練習するオシュのAl-Munar FCまで約600km。「これまで練習をしたことはない」という両者だが、今回のキャンプでの合体でどんな交流があったか。 [nextpage] 朝倉未来かサトシか、それとも── (C)@koki_kameda1117  25日には、プロボクシング元世界3階級制覇王者の亀田興毅氏がプロモーターを務める興行『SAIKOU×LUSH vol.2』キルギス・ビシケクのビシケク・アリーナ大会にシェイドゥラエフが来場。UFCファイターのムフトベク・オロルバイとともにリングサイドで観戦している。  同大会のメインイベントでは、地元キルギスのサマット・アブディラクマノフが、ジンバブエのブレンドン・デネスと74kg契約で対戦。アブディラクマノフは身長188cmでプロボクシングでは3勝0敗。ロシアのベアナックル・ボクシング『Hardcore FC』で6戦無敗の王者でもある。対するデネスはプロボクシング14勝6敗で2連勝中。  試合は、アブディラクマノフがダウンを奪うなど判定勝ちし、試合後には同朋のオルロバイ、シェイドゥラエフがリングインし、アブディラクマノフの勝利を祝福した。 (C)Zuffa LLC/UFC  25年6月のUFC前戦で、ライト級ではなく165ポンドのキャッチウエイトでトフィック・ムサエフを1R キムラロックに極めたオルロバイは、11月22日のUFCカタール大会でウェルター級(170ポンド)に階級を戻すことを発表。ミドル級から階級を落としてくるジャック・ハーマンソンと対戦する意気込みを語った。  そして、25年9月の前戦RIZIN.51でビクター・コレスニックをわずか33秒 TKOに下し、MMA16戦無敗で初防衛に成功したRIZINフェザー級王者のシェイドゥラエフもまた、母国のファンに次戦の勝利を誓っている。 (C)rajabali__shaidullaev  注目の大晦日はどうなるか。  コレスニック戦前の本誌の取材に「戦いたい相手は朝倉未来」と指名していたシェイドゥラエフだが、試合後は朝倉とクレベルとケラモフを「3人一緒に戦ってもいい」と語り、ライト級王者ホベルト・サトシ・ソウザとの試合で二階級制覇にも意欲を示している。  一方で、サトシはもともと9月に対戦予定だった野村駿太との王座戦も視野に入れており、野村もアメリカントップチームに移籍し、フロリダで次戦に備えている。  そして朝倉未来は、シェイドゥラエフとは「(自分が)勝てると思ってるヤツ、めっちゃ少ないじゃん。だったらやった方が得」と悲願のフェザー級王座獲得に熱意を見せ、同時に「平本(蓮)が復帰するんだったら、年末俺がやる」とリベンジを忘れていないことも語っている。  それぞれの思惑が渦巻くなか、11月2日(日)には、『RIZIN LANDMARK 12 in KOBE』が控えており、フェザー級で萩原京平vs.秋元強真、ヴガール・ケラモフvs.松嶋こよみ、摩嶋一整vs.木村柊也の3カードの結果が、今後のフェザー級戦線に影響を及ぼしそうだ。  また、同大会では、榊原信行CEOがサプライズを予告しており、大晦日のカード発表もあるか。群雄割拠のフェザー級戦線から目が離せない。
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