再起戦に臨む中島（左）と今回も飄々としていた中島
2025年10月12日(日)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT.58』（U-NEXT配信）の前日公開計量が、11日（土）都内にて13:30より行われた。
第7試合のスーパーファイトKNOCK OUT-BLACKウェルター級3分3R延長1Rで対戦する、中島玲（KNOCK OUT クロスポイント渋谷/ハイブリッドアカデミー）は67.5kg、小川悠太（誠真会館所沢道場）は67.45kgでそれぞれ計量をパス。
KNOCK OUT-BLACKウェルター級王者の中島は、4月のノンタイトル戦でユリアン・ポズドニアコフに敗れて以来の再起戦。会見では「明日は生まれ変わった俺を見せます」と宣言した。
どんな部分を強化してきたかとの質問に「相手どうのこうのというよりかは、明日は全てにおいて自分が上回って勝ちます」と言い、どういう勝ち方をしたいかとの問いには「もちろんノックアウトで」とし、それは得意のパンチでかと聞かれると「それは明日楽しみにしていてください」と多くは語らず。
東京に練習拠点を移し、ジムを変えての第一戦となるが「手応えはめちゃくちゃあります。こっちに出てきて、格闘技だけのことを考えてやっていて、本気になるにつれて、格闘技は一人で戦うけれど、つくづくいろんな人に支えられているなというのは凄く感じるので、明日はちょっとパワーを足した自分を見せるので楽しみにして欲しいですね」とした。
身体が以前よりもビルドアップされたように見えるが、と問われると「めっちゃ死ぬほど練習しているので、身体は嘘つかへんなっていう。それだけかな。練習を本気でやったらパワーも付くしスピードも付くし、別に特別な練習をしているというよりかは、真剣に練習してるので、それだけですね」と、ハードな練習の成果だとする。
9月の『Krush』で同門の大谷翔司が敗れたことについて聞かれると、「残念な試合結果に終わったんですけれど、クロスポイントで一緒に練習させてもらうことになって、大谷選手の背中から学ぶことがいっぱいあって、自分はあの試合を見て火が付きましたね。俺がやったんでっていう。それだけです」と、火が付いたとした。
一方、小川は「一応、元ボクサーの方なので、対策だけはある程度やってきました」と言い、勝ち方については「特に考えてないですね。成り行きで行こうかなと思います」と、飄々と答える。
12月30日には代々木第二でのビッグマッチがあるが、中島は「先のこと考えるとやっぱり足元をすくわれるので。でも、自ずと自分が出ないといけない大会になる試合になります」、小川は「特に考えてないですけど、まず明日勝ってから考えればいいかなと思っています」と、共に明日の試合に集中していた。
そして、記者会見の時に小川は「勝てる確率は10％」と弱気発言をしていたが、その確率はどれくらい増えたかと聞かれると「同じぐらいじゃないですか」と笑う。
すると中島が「いや、10％もないです。0％です。それは俺の方が練習しているから」と断言した。
