玖村にリベンジを果たし、K-1金子との王者対決をアピールした志朗
2025年8月2日(土)東京・大田区総合体育館『ABEMA presents RISE WORLD SERIES 2025 TOKYO』の大会終了後、伊藤隆RISE代表がGLORYのマッチメーカーであるロビー・ティマーズ氏と共に大会総括を行った。
「オープニング3試合、本戦12試合で合計15試合、その中でKO決着8試合。50％以上を超える結果で、見どころのある大会となりました。主催者として非常に満足しております」と、大会全体を高評価した。
【写真】今大会の1回戦ではYURA、麻火佑太郎、デニス・ウォシク、アシュラフ・アーシラの4名が勝ち上がった
1年かけて行われる「GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT（-65kg）STANDING TOURNAMENT」については、「シードの8人（GLORY4人、RISE4人）はRISEサイドは1カ月以内に決まります。GLORYサイドも数カ月の間に決まって来るでしょう」と、11月2日に両国国技館で開催される予定のベスト16戦へ向けて動いてくという。
昨年のトーナメント覇者で、GLORYフェザー級王者のペットパノムルン・ギャットムーカオ（タイ）のシード出場に関して聞かれたティマーズ氏は「このトーナメントをやる目的として、強い選手をたくさん出してあげたいというのがあります。ペッチがいい選手だということは誰もが知っているので、彼が出る可能性もあると思います」と答えた。
【写真】GLORYも注目しているという那須川（左）
今大会はGLORYの協力で20カ国以上に世界配信されたが、那須川龍心ら軽量級の試合がヨーロッパで人気を得る可能性はあるかと聞かれると「キックボクシング、GLORYのファンはクレイジーで高いレベルの試合が欲しいので、彼はその価値があると思うのでその可能性は十分にあると思います」と、軽量級の試合も可能性はあるとする。ティマーズ氏は今大会で印象に残った選手として、那須川と政所の名前もあげている。
6月にエンリコ・ケール（ドイツ）に敗れたRISEミドル級王者でもある海人（TEAM F.O.D）が、GLORY世界ライト級王者ティジャニ・ベスタティ（オランダ）に挑戦できる可能性は残されているのか、との質問には「何が起きるかは分からない。海人選手が勝ち進み、もしファンが望むのであれば可能性はあります」と、まだ可能性はあると答えた。
互いが対戦を望んでいるRISE QUEENフライ級王者テッサ・デ・コム（オランダ/Fight team Vlaardingen）と、K-1 WORLD GP女子フライ級王者SAHO（闘神塾）の対戦実現の可能性を聞かれた伊藤代表は「何も進んでいません。ファンが熱望するのであればというのもありますけれども、そこまで熱望しているカードなのかっていうのも『？』なので。もし熱が上がって来るのであれば僕らもK-1さんも考えると思いますし、今は静観している状況じゃないですか」と、まだそこまで熱は高まっていないのではないかとの見解。
では、メインイベントで玖村将史（999）にリベンジを達成し、試合後マイクで「K-1の王者、金子選手とみんな見たいと思うのでぜひK-1vs.RISE世界王者対決やりましょう」と志朗（BeWELLキックボクシングジム）がアピールした金子晃大（K-1ジム自由ヶ丘/FROG GYM）との対戦実現の可能性はと問われると「実は僕、そのマイクを聞いてなかったんですよ」としながらも、「可能性があってファンが望むカードであれば、それが機が熟せばそちらはあるんじゃないですかね。そっちの方が可能性は高いかもしれないですけれど、金子選手もスケジュールがあるだろうし、志朗もやらないといけない順番待ちの一人がいるでしょうし、それをクリアしないといけないでしょう。お互いのスケジュールのよきタイミングが合って、ファンが盛り上がるのであれば可能性はあると思います」とした。
