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【ONE】打って組んでトップ・バック攻めのトノンに、カウンター打撃からロープも掴んだガサノフが判定勝ち

2025/08/02 18:08
【ONE】打って組んでトップ・バック攻めのトノンに、カウンター打撃からロープも掴んだガサノフが判定勝ち

(C)ONE Championship

 2025年8月2日(土)タイ・バンコクのルンピニースタジアムにて、『ONE Fight Night 34: Eersel vs. Jarvis』(U-NEXT配信)が開催された(※立ち技リポート)。

▼ONEフェザー級(※70.3kg)5分3R
〇シャミル・ガサノフ(ロシア)
[判定3-0]
×ゲイリー・トノン(米国)

 23年7月以来、約2年ぶりの再戦。前回はBJJ王者のトノンが2R ヒザ十字でガサノフに一本勝ちしている。

 その後、ガサノフトノンガサノフはオ・ホテク、アーロン・カニャルテ、ハリル・アミールを判定で下すと、25年2月のマーティン・ニューイェン戦でも判定勝ちで4連勝中。

 トノンは24年1月にマーティン・ニューイェンを1R リアネイキドチョークで極めて3連勝中だが、1年7カ月ぶりの試合となる。

 1R、スパッツ姿で左の蹴りで前に出るトノンに対し、ガサノフは右の蹴りをローブローも、構わず前に出るトノン。右オーバーハンドをガード上に打ち込む。ダブルレッグでテイクダウンを奪うガサノフだが、自ら立ち上がり、離れる。

 サウスポー構えで立つトノンは左を突いてロープに詰めて組み。左で差してコーナーに押し込み四つでクラッチするがガサノフが突き放して離れ際に右を打ち込む。

 トノンの左の入りに右ヒザを突くガサノフ。さらにオーソから左フック。サウスポー構えのトノンは左ミドル、右ストレートの飛び込み。さばくガサノフにトノンはオーソに。左前足を上げて近づくトノンに右を差して体を入れ替えるガサノフ。トノンは右ヒザを腹に突き、左小手からダブルレッグに移行。

 右で差してボディロックから右足をかけて後方に倒そうとするが、ガサノフはロープを掴んで倒れず。再度、後方に投げるもすぐに立つガサノフにトノンは詰める。


 右ストレート、左ローのガサノフ。さらに右ミドル。ブロックするトノンは右を突いて右で差してコーナーに押し込み。右差して体を入れ替えてコーナーに押し込むガサノフは離れる。

 右を突いて組んだトノンは首投げの体勢から前転して足関節に。ここも右足をロープ最下段に出してトップをキープしたガサノフ。トノンは掴んだ左足を横に倒して右足首に持ち替えてアンクルピックでトップに。

 2R、右ストレートのガサノフに左ハイのトノン。互いに前に出たところに腰に組んだガサノフが前方に投げてテイクダウン。ガードを取るトノンに、受けから蹴りもグラウンドには付き合わず。

 立ち上がるトノンは右ロー。ガサノフも右インローを返す。頭を下げたトノンの入りに左ミドルをカウンターで入れるが組むトノン。コーナーに押し込み右で差してに右足をかけるが、左小手のガサノフは正対。両差しのトノンは後方に投げるが、この際ですぐに立つガサノフ。

 スタンドで詰めるガサノフは左ミドルハイ。ブロッキングのトノンは右オーバーハンド、右ヒジで前に。トノンは左インロー。喧嘩四つのミドルが交錯。右で詰めるトノン。その入りに細かい右のガサノフ。それでも組むトノンがコーナーに押し込み右ヒザ。そこからの押し込みをいなして右から左を突いて前進。

 左ミドルのトノン。そこに右ストレートを狙うガサノフ。トノンはコーナーに詰めて四つ組み。ここも突き放すガサノフ。左ジャブはガサノフ。シングルレッグもすぐに離す。ワンツーからトノンが押し込みゴング。

 3R、ワンツーからシングルレッグのトノン。コーナー背にするガサノフは離れる。

 右前手のストレートを突くトノンに、ガサノフは右ミドル。被弾しながらもシングルレッグで尻を着かせるトノンは、スクランブルするガサノフのバックについて引き込み。シングルバックにすると亀から立つガサノフのバックに飛び乗り、ボディトライアングル狙い。

 足を組ませないガサノフは正対してコーナーで体を入れ変えて離れる。右フックをガード上に当てるガサノフ。じりじりと詰めるトノンに右ストレートを額に当てて頭を上げさせる。なおも圧力をかけるトノンは組んでアームロック狙いも突き放すガサノフ。

 左ストレートで飛び込むトノンはバッククリンチ。左で小手巻くガサノフにそのまま右足でまたいでフックするトノン。ヘンゾロックで反対のヒザ裏に右足を差し込み、テイクダウン!

 左足も差し込みリアネイキドチョークを狙うトノン。ボディトライアングルを組むトノンは、背後からパンチ。左右の腕を入れ替えてリアネイキドチョーク狙い。トップに移行しながら肩固め狙いでゴング。

 両者が両手を挙げてアピール。トノンは、コーナーマンのジョン・ダナハーと言葉をかわす。

 判定は3-0でカウンターの打撃を入れたガサノフが勝利。打って組んでのテイクダウンからバックで攻めたトノンだが、ジャッジ3者とも支持を得ることは出来なかった。ガサノフは何か説明するように、ダナハーに語りかけていた。

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