2025年9月7日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館『K-1 WORLD MAX~70kg世界最強決定トーナメント開幕戦~』の記者会見が、7月30日(水)都内にて行われた。
K-1 WORLD GP女子アトム級タイトルマッチ3分3R延長1Rで、王者・松谷綺(ALONZA ABLAZE)が挑戦者・末松晄(K.I.K team BLADE) と初防衛戦を行う。
リベンジマッチとなる末松は「試合を組んでくださった関係者のみなさん、受けてくださった松谷選手に感謝します。今回は勝ってベルトを巻くので応援をお願いします」と挨拶。
登場時から不機嫌さを隠せなかった松谷は「2月にトーナメントやったばかりで、年内にK-1のベルトを獲るというナメたこと言っているので、簡単にリベンジ出来るほど甘くないことを分からせてあげたい」と、いきなり怒りのコメント。
2月の「K-1 WORLD GP女子アトム級王座決定トーナメント」決勝戦で1度対戦している互いの印象を聞かれると、末松は「とても強い選手だなと思っていて、強さだけではなくてしっかり知名度もあっていい選手だなと思っています」、松谷は「特になくて、この前自分に負けた選手というだけです」とする。
今回のオファーがあった時にどう思ったか、との質問に松谷は「正直早いなと。ここで叩き潰して、二度と名前を出させないようにしたい」と言い放つ。
末松の7月の大西日和戦を見ての感想を求められても「見ましたけど、パンチももらっていたし、サウスポーが苦手なのかなってイメージしかないですね」と低評価。
この松谷のコメントに末松は「最近やったばかりなので、そう思われても仕方ない」としたが、「身長差もあるので、しっかり自分のリーチとスピードを活かした練習をずっとやってきました」と自分の長所を伸ばして再度挑むとする。
大西戦については「一回勝った相手ともう一回やることになったので、追われる立場って部分で物凄くいい経験になったと思いました。今までは追う立場だったので」といい経験になったという。
松谷に勝つために何が必要かと聞かれると「きつい練習をするのもそうですし、一番は気持ちかなと思います」とし、勝てる自信の根拠は何かとの問いには「一度負けているので悔しい気持ちとか、本気で奪い取ろうと思っています。気持ちの面が大きいです」と、気持ちをあげた。
これに松谷は「気持ちの面で言ったら、(自分が)ダントツで一番。気持ち以外でもそうですけれど、だからチャンピオンになれたので。どこ見ても負けているところはないです」ときっぱり。
K-1王者になったことで「チャンピオンである以上、誰にも負けられないし、どんな挑戦も受けて全員叩き潰して自分が一番であることだけを考えたい」とのプライドが芽生えたとする。
和田良覚トレーナーのフィジカルトレーニングの成果については「これまでと内容を変えてはなくて、ずっと同じようにやってきました。パワーアップもそうですし、瞬発系もやって。ただ筋肉つけてではないです」と言い、「もちろんパワーも当然ですけど、末松選手以上にスピードも上がってきているのでそこを見せたいです」と、パワーでもスピードでも負けないとした。
もう日本人選手は眼中にないのか、との質問には「そうですね。戻ることなく前へ行きたいので、潰して前へ行きたいです」と世界へ行きたいとし、「海外のチャンピオン、ベルトを持っている選手とか。タイトルを何も持っていない選手とやっても、周りの人は誰も分からないと思うので」と、末松を破ったら海外の王者たちと戦っていきたいと望んだ。