2025年7月6日(日)東京・品川インターシティホールで開催されるJapan Kickboxing Innovation主催『RESISTANCE-20』の対戦カードが決定した。
メインイベント(第8試合)はルンピニージャパン認定フライ級(50.8kg)王座決定戦3分5Rで、INNOVATIONフライ級王者・松田虎之介(STRIFE)とシンイチ・ウォーワンチャイ(ウォーワンチャイプロモーション)が対戦。
今年4月5日、新宿FACEのINNOVATION興行内で行われたINNOVATIONフライ級王座決定戦で、吉角綾真(マイウェイジム)を圧倒し4R TKO勝ちにて初防衛に成功した松田は、RISEで大活躍中の“怪物”花岡竜、“チャラ強”加藤竜二といった史上の名王者たちが巻いたベルトを受け継いだが、ここから更にジャンプアップのチャンスを得た。
今春、INNOVATIONはルンピニージャパンと提携し、ルンピニージャパン認定タイトルやランキング戦をINNOVATION認定興行内で行う権利を得たが、その第一弾として行われるルンピニージャパン認定フライ級王座決定戦に松田が出陣。INNOVATIONタイトルは、同団体加盟ジムの同団体プロライセンス保持者同士により争われるが、ルンピニージャパン認定王座は、この限りではなく、フリーに相当の実力が認められた選手が参入することができる。
そこで松田の相手として選ばれたのが、和製ムエタイ戦士、シンイチ・ウォーワンチャイというわけだ。シンイチは、所属こそタイの名籍ウォーワンチャイプロモーションだが、日々練習するジムは福岡のエクシンディコンジムジャパンであり、ここには日本軽量級の代表格、石井一成をはじめ和製ムエタイの強豪がひしめく西の名門として知られている。
6月15日に後楽園ホールで開催された『Road to RWS』で水流添正太(道場373)に強烈な右ヒジ打ちで2R KO勝ちを収めており勢いに乗って初のプロタイトル獲得に挑む。。
短躯ながら旺盛な攻撃力と激しいキラーインスティンクトを発揮する松田か、アグレッシブなムエタイで凶器のヒジ・ヒザを振るうシンイチか。
セミファイナル(第7試合)のINNOVATIONバンタム級(53.52kg)王座決定戦3分5R延長1Rでは、同級3位・翔力(=しょうり/拳伸ジム)と同級4位の蒔・センチャイジム(=まくと/センチャイムエタイジム)が王座を争う。
今年3月23日、ジャパンキックボクシング協会の後楽園ホール興行で松田悠哉(誠真ジム)を1R62秒の秒殺KOで倒し、INNOVATIONバンタム級ランキングを8位から3位に上げ急成長を見せる翔力と、プロ2戦目でONE Championshipで戦い、その後、KNOCK OUTなどでKO勝ちを連発する蒔による王座決定戦。
共に軽量級ながら積極果敢に倒しにいく猛ファイターだけに、真夏の陽射しに負けない熱い試合となりそう。
第6試合ではINNOVATIONライト級(61.23kg)次期挑戦者決定トーナメント準決勝戦3分3R延長1Rで、同級1位・井上竜太(習志野ジム)とライト級2位の弘・センチャイジム(=こうた/センチャイムエタイジム)が対戦。
若いながらも名門・習志野ジムのエースとしてタイトルマッチ経験もある井上が、和製ムエタイ強豪軍団センチャイジムの急先鋒である弘とINNOVATIONライト級次期挑戦者決定トーナメント準決勝戦で激突。勝者が紀州のマルちゃん(武勇会)に挑戦する。
第5試合はINNOVATION×ジャパンキックボクシング協会の団体対抗戦ランカー対決で、INNOVATIONスーパーフェザー級次期王座決定戦進出査定試合3分3R延長1Rで同級4位・夢叶(=ゆめと/エムトーンジム)とJKAフェザー級5位・海士(=かいし/ビクトリージム/ジャパンキックボクシング協会)が対戦。
今年2月22日、日本キックボクシング連盟(NKB)の後楽園ホール大会で、元東北王者の横山典雄(不死鳥道場)を2RでKOし、続く4月26日のNKB後楽園ホール大会でKEIGO(TOKYO KICK WORKS)に勝利と外征連勝中の夢叶は、まさにいま急成長中。他団体ランカーを破れば、その次戦にもINNOVATIONスーパーフェザー級タイトルマッチとなる重要な一戦となった。
また、第1試合の女子マッチには谷岡菜穂子(GRABS kickboxing studio)が出場。谷岡は新極真会の第6回全世界ウエイト制空手道選手権大会で女子重量級3位、第48回全日本3位、第1回JFKO全日本3位等の実績を残してキックボクシングに転向。大怪我を負って試合から離れていたが、2024年7月に復帰して勝利を収めている。
▼第4試合 スーパーライト級(63.5kg)3分3R裕次郎(拳伸ジム/同級5位)板谷航平(チームゼロス)
▼第3試合 スーパーフェザー級(58.97kg)3分3R仁虎(=にこ/BOX FIGHT)篤志(バトルフィールド team JSA)
▼第2試合 フライ級(50.8kg)3分3R ※ヒジ打ちなし石井識規(STRIFE)川口遵太(HOSOKAWAジム)
▼第1試合 58kg契約 3分3R小倉えりか(MWS-GYM)谷岡菜穂子(GRABS kickboxing studio)
▼オープニングマッチ 31kg契約 2分3R ※ヒジ打ち及び頭部へのヒザ蹴りなし山川 樹(マスターズピット)寺家瑛一己(エクシンディコンジムJAPAN)