5・4東京ドームから延期となっていたヘビー級GP1回戦に臨むアウンナラー
2025年6月14日(土)北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ『RIZIN LANDMARK 11 in SAPPORO』に出場する選手の個別インタビューが、12日(木)札幌市内にて行われた。
「RIZIN WORLD GP 2025 ヘビー級(120.0kg)トーナメント」1回戦5分3Rで、アレクサンダー・ソルダトキン(ドイツ、ロシア/SPITFIREGYM in Berlin)と対戦するプリンス・アウンナラー(フランス/Free Fight Academy)が出席。試合前の意気込みを語った。
「私は完全なる戦士です。打撃の展開になれば打撃をやるし、寝技になれば寝技をやる。何でも大丈夫です。だから私の強みはファイトIQです。RIZINの試合はタフな試合になりますが、準備は出来ています。どんな展開になってもフィニッシュ出来るイメージをしています。打撃でも寝技でもフィニッシュ出来るので、どんな展開になってもフィニッシュします」
対戦するソルダトキンについては「彼は強くてタフな相手です。でも私は彼よりも強い相手と戦ったことがある」と、それ以上の相手と戦った経験があるから大丈夫だとした。

セコンドに就く、元JTTコーチのエリーについては「凄くいい関係を築けています。エリーが日本市場を紹介してつないでくれたので感謝しています。これからもよい関係を築けると思っています」と語る。
また、ヘキサゴンMMAで対戦したことのある荒東“怪獣キラー”英貴(パンクラス大阪稲垣組)が同じ大会に出ることについて「彼と試合をしました。彼はいい人なので、試合後に彼とも彼のコーチとも話して打ち解けることが出来ました」と、戦い終わって友人関係になれたと話した。
プリンスはヘキサゴンMMAヘビー級王者。ヒョードルに憧れ20歳の頃からMMAの練習を開始。20年までMMAが違法だったフランスにおいて、日本のPANCRASEにも参戦経験がありヘキサゴンMMAのマッチメイカーであるフランス総合格闘技界の先駆者マチュー・ニコールの元で研鑽を積む。12年、100% fightでプロデビュー。ライトヘビー級で欧州各地の団体やCage Warriorsなどで経験を積む。18年7月、チェコで行われピーター・アーツがヘッドライナーのYangames Fight Nightでは1R僅か56秒パウンドTKO勝利を収め、WASO European MMA(212ポンド契約)のベルトを巻く。
しかし11月以降は全て判定で3連敗すると、コロナ禍もあり格闘技から離れる。それでも「伝説になりたい」という闘志に突き動かされ、3年ぶりの22年、ヘキサゴンMMAでヘビー級に階級を上げて復帰。判定で2連勝後の23年6月、初代ヘビー級王座決定戦でポール=エマニュエル・ニャゼと対戦。4Rに相手のテイクダウンを切るとトップを奪い鉄槌TKO勝利により王座を獲得した。以降はTKO量産。24年4月のKSWでの敗戦を経て現在2連勝中。25年2月の三度目の防衛戦では一本勝利を収めている。



