2025年5月25日(日)東京・後楽園ホール『Krush.176』の前日計量が、24日(土)都内にて正午より行われた。
第7試合のKrushスーパー・バンタム級3分3R延長1Rで、齊藤龍之介(ドージョー☆シャカリキ)と対戦する鬼山桃太朗(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/第6代Bigbangスーパーバンタム級王者)は到着遅れと伝えられていたが、13:00から行われた記者会見にて宮田充K-1プロデューサーは「鬼山選手は最後の体重を落とすのに苦労しているとのことで、1kg以上との報告が入っています。減量を優先するため、大事がないように注意してもらいつつ計量と会見を欠席としました。2時間以内にクリア出来れば問題ありませんが、おそらく55kgはクリア出来ないのかなというところで今後のことは協議して決めたい」と発表。
計量後の記者会見には55.0kgジャストで計量をパスした齊藤のみが出席。「自分自身は調子よくここまで来れていて、明日のことはまだ分かりませんが集中を切らさずしっかりリカバリーしていきたい。今の心境は頑張って落としてきてほしいなと思いますが、今はそれだけです」とコメント。
自身は階級を上げての2戦目となり、「2kg上がったので最後の水抜きのキツさとか、試合中の身体のコンディションとかは合っているなと思います」とアジャストしていると言い、この先の目標には「今年中にKrushのスーパー・バンタム級王者になることです」を掲げる。
「毎日、相手を想定して練習を一生懸命やってきたのはもちろんなんですけれど、今回初めて煽りVの撮影があって。自分の出身は茨城で本当に田舎なんですけれど、わざわざ来てくれて。こんな田舎でカッコよく出来るのかなと思っていたんですけれど、その完成品を見るっていうのをモチベに頑張っていました」という齊藤は、「自分は試合できるかまだ決まってないですけれど、今は試合を凄いしたい気持ちなので、もし試合が出来るってなればぶっ倒すつもりでガンガン1Rから行きます」と鬼山が出てきてくれることを期待していた。
その後、16:00近くにプレスリリースがされ、鬼山は契約体重-55kgから1.5kgオーバーでクリアすることが出来なかったことが発表された。
この結果を受け、Krush実行委員会では齊藤側、鬼山側と協議し、以下の形にて双方合意の上、試合を実施することが決定。
①第1R、鬼山は減点2から試合開始。②グローブハンデとして、齊藤8オンス、鬼山10オンスのグローブを使用(本来は双方とも8オンス)。③鬼山はファイトマネーから30%没収。(そのまま齊藤に支払われる)