2月11日(月・祝)東京・後楽園ホールにて開催されるシリーズ開幕戦『SHOOT BOXING 2019 act.1』でSB日本女子ミニマム級王者MIO(シーザージム)と対戦するJ-GIRLSミニフライ級王者・寺山日葵(TEAM TEPPEN)。昨年11月にはMISAKIを撃破し勢いに乗る寺山は打倒MIOにかなりの自信を持ってSBに乗り込む。
――昨年は3戦3勝ということでご自身にとってどういう1年でした?
「新鮮な1年でした。2月には私が一番尊敬している選手の紅絹さんともやらせていただいたことも嬉しかったですし、7月にはRISEに初参戦させていただき、11月には念願のベルトも獲らせてもらって一戦一戦が思い出に残るものになりました」
――シュートボクサーのMISAKI選手との再戦を制してベルトを獲得した時はどういう気持ちになりました?
「リベンジ出来たことが凄く嬉しかったですし、周りも凄く喜んでくれたことが良かったです。MISAKI選手は1年前に対戦した時と変わらず、凄くやりづらい相手でした。体力はMISAKI選手の方がありますし、あの突進をどう止めて戦うかを初対戦で負けてからずっと考えてきました。実際やってみたら1年前よりもMISAKI選手は強くなっていて、試合中私はずっとパニック状態でした(笑)。変わらず突進してきたので得意の蹴り、リーチを活かした攻めで攻略できると思ったのですが、練習してきたことをほとんど出せないまま何とかぎりぎりで勝つことが出来ました」
――ベルトを手にしてチャンピオンとしての意識は変わりました?
「これからは追う身から追われる身になったので、今まで以上に頑張らないといけません。TEPPEN GYMでは、ベルトを獲ったのは(那須川)天心に続いて2人目です。去年には(那須川)梨々や(村上)悠佳の同門の女子選手もプロデビューしているので、二人には仲間であっても負けられない気持ちもありベルトを持つことでさらに頑張ろうという気持ちになりました」
――今回、SB参戦が決定しました。
「ドキドキしています。SBは立ち技最強格闘技とうたっているだけあって、レベルが高くて面白い試合が多いですよね。何よりもRENA選手、MIO選手のイメージが強いです」
――立ち関節技、投げ技ありというSB特有のルールについては特に問題ありませんか?
「決まったからにはやるしかありません。覚悟を決めてやるだけです。練習では防御の練習もやっています。ルールというよりも、なかなかないチャンスですし勝ったら美味しい相手なので出場を決めました。この前J-GIRLSのベルトを獲ってから強いMIO選手との対戦オファーが来るということは周りからも評価していただけているのかなとも思いました」
――MIO選手についてはどのような印象がりますか?
「昨年の年末のMIO選手が出ていた格闘代理戦争を観に行ったのですが、パンチは上手いし、体幹がしっかりしています。自分がアマチュア時代からプロで活躍していて有名でかわいいし、優しいし、オファーが来るまでは別世界の選手というイメージでした」
――褒めまくりですね(笑)。MIO選手よりもご自身が上回っている部分は何でしょう。
「えー、身長ぐらいです(笑)。MIO選手はパンチが得意ですが、私は蹴りの選手なので蹴りでは負けたくないとは思います」
――パンチが得意なMISAKI戦を経験したことで、MIO戦で有利になる点はありますか?
「MISAKI選手とは戦い方が違うので、毎日MIO選手の試合動画を見ていて自分なりに戦い方を考えたり、会長や天心にアドバイスをいただいたりしています」
――「MISAKI選手が倒されているので同じシュートボクサーとして私まで負けるわけにはいかない」とMIO選手は言っています。
「私はベルトを獲って一戦目ですが、例え相手がMIO選手でも勝ちたいという気持ちは変わらないので頑張るだけです」
――もし現チャンピオンのMIO選手に勝てば、SBのタイトルを懸けてMIO選手と再戦する可能性もあります。
「再戦よりもまずは目の前の試合に集中したいと思います。今回勝ってそういうチャンスがあれば、ぜひチャレンジしたいと思います」
――ここで勝って2019年をどういう1年にしたいですか?
「去年以上に活躍できる1年にしたいですね。もっと力を付けてゆくゆくはRENA選手ともやれたらいいですね」
――会場に来るファンにメッセージをお願いします。
「ほとんどの人はMIO選手が勝つと予想すると思いますが、全力で勝ちにいくので応援してください」