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【GRACHAN】王者・林RICE陽太「僕が押されると思われた試合でも勝ってきている」×挑戦者・芳賀ビラル海「勝つイメージは出来ている」=5月31日(土)大田区・全カード決定

2025/05/13 20:05
【GRACHAN】王者・林RICE陽太「僕が押されると思われた試合でも勝ってきている」×挑戦者・芳賀ビラル海「勝つイメージは出来ている」=5月31日(土)大田区・全カード決定

(C)GRACHAN/GONG KAKUTOGI

 2025年5月31日(土)東京・大田区産業プラザPIOにて開催の『GRACHAN 74』の全対戦カードが、下記の通り決定した。ライト級&フライ級の2大タイトルマッチを軸に、プロ14試合、アマチュア2試合が行われる。なお、当初の発表からフライ級2選手の怪我により、下記2カードが変更・中止となっている。

【カード変更】
▼フライ級 5分2R延長1R
三澤陽平(TRI.H Studio)初参戦)
河合 亮(ボンサイ柔術)
※平野紘希(K.O.GYM)は負傷欠場。

【中止】
▼フライ級 5分2R延長1R
小林大介(ALIVE)同級3位)
長野将大(リバーサルジム武蔵小杉所プラス)同級5位
※長野が怪我で欠場、試合は中止に。

▼メインイベント 第14試合ライト級タイトルマッチ 5分3R
林RICE陽太(reversal gym osaka)第4代ライト級王者)
芳賀ビラル海(Master Japan Tokyo)挑戦者・同級1位

 また、主催者より、メインのライト級タイトルマッチに臨む、王者・林RICE陽太(reversal gym osaka)と、挑戦者・芳賀ビラル海(Master Japan Tokyo)の試合前コメントが下記の通り、届いた。

芳賀「林選手を料理して、食い切ります」

「前戦(ロクク・ダリに判定勝ち)は最終的には悪くなかったです。ただ、前に予定されていた試合が流れたあとに、ふくらはぎを断裂しかけてしまったりと、年始から少しトラブルが続いていて……。調整も難しい時期でしたが、なんとか乗り越えられたと思っています。いまはもう完全に治っています。

 ダリ選手はやはりバネがありますね。ありきたりな表現になってしまいますけど。ただ、試合前からダリ選手の映像をかなり見込んでいたので、動き自体はほとんど予想どおりでした。(押さえ込まれた場面は)あれはおそらく柔道系の動きだったと思います。完全に押さえ込まれて“あ、これはちょっと嫌だな”と。殴ってくるとか、何か展開してくるかと思いきや、ただしっかりキープされていて対処に少し困りましたね。

(打撃でのプレッシャーは)打撃の圧力はあまり感じませんでした。たぶん相手も僕のテイクダウンを警戒していたと思います。距離感は自分のペースで作れた感触があります。自分は身長171、172cmくらいで、ダリ選手は普通なら届かない距離からパンチが飛んできた印象です(身長178cm)。以前一度スパーしたことがあるんですが、そのときも同じように感じていました。本能型というか、考えるより反応で動くタイプですよね。

 試合後は、やっぱりダリ選手は名前のある選手なので『勝ったの!?』って驚かれることが多かったです。試合を観ていなかった人からも『すごいね』と言ってもらえて嬉しかったですし、現地に来てくれた人たちからも好意的な声をたくさんいただきました。

(王者・林RICE陽太とのタイトルマッチについて)本当に嬉しいです。正直、もう少し先になると思っていたので、5月に決まったのは予想外でした。個人的に、GRACHANのベルトにはブランドとしての価値を強く感じています。そこに挑戦できるのは本当に光栄なことです。

(大田区産業プラザPIOはこれまでのTFTホールよりも観客収容数が多いが)ありがたいですね。調整期間もしっかり取れますし、タイミングとしてもベストだと思います。地元の仲間たちから『絶対行くよ!』ってたくさん言ってもらえて心強いです。

(林の印象は)特にダリ選手との試合が印象に残っていて、直近の試合は何度も見返しています。打たれ強さがありますね。あとは、試合の組み立て方が上手い。ダリ選手よりもやりづらい相手になる可能性もあると思いますが、勝つイメージは持てています。

(マスタージャパン東京としてSASUKEに続くタイトル獲得となることについて)黒部(三奈)さんがすでに一つ持っているので、僕が獲れれば三本目になります。マスタージャパンのMMAクラスは、SASUKEさんと松本光史さんが指導していて、松本さんは最近手術をされたばかりで今は少しお休みされていますが、普段からすごくお世話になっています。

(日本拳法出身選手の活躍について)中村優作さんがいらっしゃいますし、僕の大学の同期で中村寛選手がいて、RISEでチャンピオンになっています。現役の日本拳法出身MMA選手としてベルトを持てたら、唯一の存在になれるかもしれません(※インタビュー収録後に、DEEPウェルター級で角野晃平が戴冠)

(王者にメッセージを)林選手、『日本の米が世界一』って入場曲で言ってますけど……いや、ガーナの飯が一番うまいでしょ(笑)。僕が“うまいこと料理して”、しっかり“食い切って”やろうと思います。前回のダリ戦のようにはいきません。首を洗って待っていてください。よろしくお願いします!」

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