2025年5月18日(日)大阪府立体育会館・第2競技場(エディオンアリーナ大阪)『Krush.174~in OSAKA~』(昼興行)のメインイベントにて、Krushフェザー級タイトルマッチ3分3R延長1Rで、松本海翔(TAD)の挑戦を受ける王者・石田龍大(POWER OF DREAM)のインタビューが主催者を通じて届いた。
石田は2020年2月にKrushでプロデビュー。2戦目で髙橋直輝に判定で敗れたが、以後は連勝で10勝(4KO)1敗の戦績を誇る。2024年9月の「第9代Krushフェザー級王座決定トーナメント」決勝戦で橋本雷汰に延長戦で勝利し、第9代王座に就いた。2025年2月のK-1では永坂吏羅に判定勝ちしている。今回が初防衛戦。PODらしくボクシング技術が光るサウスポー。
倒せるスタイルにだんだんなれてきた
──試合が近づいてきましたが、練習はどんな状況ですか?
「追い込みは今週までで、練習自体は来週の木曜までですね。いい感じでやれてると思います。今回は『倒す』ということに重点を置いてて、倒せるスタイルにだんだんなれてきたかなと思います」
──倒すことを強く意識しているんですね。
「相手の松本海翔選手も倒して勝ってますからね。僕が18歳の頃より、パンチは全然うまいですから(笑)。でも今は自分の方が強いという自信がありますけど」
──確かに松本選手は、このところ3連続KO勝利しています。
「でも、倒しに来てくれるからこそ、こっちも倒しやすいなと思うので。どんどん前に来てくれれば、倒せる確率は高いと思います。自分も今はパンチ力はだいぶついてきたと思うので、あとはタイミングとかがしっかり合えば」
──どういう倒し方をしたいとか、考えていますか?
「いや、それは決めたりはしてないです。その場の流れで攻めて、その中で倒せればという感じですね」
──何パターンか考えているんですか?
「パターンはいくつかありますね。ただ、それは倒すパターンというよりは、いろんな局面ごとに『こうなったらこう攻める』という感じのパターンというか」
──以前、「大阪開催だからモチベーションが上がるということはない」と言っていたと思いますが、それは試合が近づいても変わりませんか?
「そうですね。大阪だからというのはないんですけど、試合に向けてはすごくいいモチベーションではあるんですよ。だから問題ないと思います」
──ところで、フェザー級では昨年、K-1王座が動いたり、前王者の軍司泰斗選手がK-1を離れたりという動きもありました。その中でどう感じていますか?
「個人的には軍司選手とメッチャやりたかったので残念ですけど、そうなってしまったからには別にいいやという感じです。でも寺田選手と兼田将暉選手とはやりたいので、今年中に絶対倒すという気持ちでいます」
──それから、4月のKrushで関口功誠選手が新美貴士選手に勝利して、次の挑戦者に名乗りを上げました。そうやってどんどん選手が出てくることについては?
「関口選手は、今は特に何とも思ってないですけど、防衛戦の相手には当然上がってくるでしょうから、組まれたら全然やりますって感じですね」
──今回の松本選手といい、関口選手も無敗の新鋭です。フェザー級も激戦区になってきてますよね。
「そうですね。自分が激戦区の中にいるなっていう感じもしますけど、まあ今はK-1のトップ選手たちのことを見ているので」
──松本選手は「俺が勝ってフェザー級、K-1を面白くする」と言っていました。それについては?
「いいと思います(笑)。言っててくれればいいし、正直言うと、『面白くする』とか『盛り上げる』とかはホンマに興味がないんで。しっかり試合で魅せるだけですね」
──では最後に、改めて今回の試合への“決意”をいただけますか?
「今回しっかり倒して勝って、ファンのみんな、見てくれてるみんなに『石田はK-1トップに行けるだろ」と思わせるような試合をします。ぜひ注目お願いします!」