2025年5月9日(金)タイ・ルンピニースタジアム『ONE Friday Fights 107』(U-NEXT配信)に、今週は日本人選手2名が出場する。
第1試合の女子ストロー級MMA5分3Rで、柳仙香(ALLIANCE)がゼムフィラ・アリエワ(アゼルバイジャン)と対戦。
柳はMMA3勝0敗。2021年5月の修斗で宝珠山桃花に2R TKO勝ち。2022年7月には後のPANCRASE王者のソルトに2R 腕十字で一本勝ちしている。その後、前十字靭帯損傷などの負傷により欠場。グラップリングから復帰し、2024年6月の『Level-G』では井上智子相手にスプリット判定に持ち込んでいる。2024年10月の『ONE Friday Fights 83』でONEに初出場を果たすと、MMA3勝0敗だったマリアンヌ・マリアーノ(フィリピン)に判定勝ちで初黒星を付けた。
アリエワはMMA4勝0敗。2022年11月のプロデビュー以来、3試合連続でリアネイキドチョークによる1Rフィニッシュ、2024年12月の『ONE Friday Fights 91』でONEに初参戦するとガオ・ユ(中国)に2R、パウンドでTKO勝ちしている。
第4試合のキャッチウェイト(-58.0kg)ムエタイ3分3Rでは、古村光(FURUMURA-GYM)がカイス・モハメッド(フランス)と対戦。
古村はタイ・ラジャダムナンスタジアムのリング(新人戦)にも上がり、勝利を収めている。2019年に選手発掘のため行われた『K.O TRYOUT』でKNOCK OUTのTRYOUT生に選ばれたサウスポー。2023年8月、壱を判定2-1で破りKNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王座を奪取したが、2024年4月の再戦では判定で敗れ王座を奪われた。「KICKBOXING JAPAN CUP スーパーバンタム級トーナメント」では1回戦で佐野祐馬に2RでTKO勝ちも、12月の準決勝で森岡悠樹に判定負け。2025年4月にはカンボジアのクンクメール対抗戦でコラマックに判定負けした。戦績は9勝(7KO)6敗1分。
カイスは2024年12月の『RWS』で吉成名高と対戦したペットヌン・ペットムエタイジムの弟。タイ在住のフランス人で、タイではペットソンのリングネームで活躍しているが、今回は本名で出場。
同大会には兄のペットヌン(アイザック・モハメッド)が第5試合、三男のペットサム(ナヒヤーン・モハメッド)が第6試合に出場することも決定しており、ヌン(1)、ソン(2)、サム(3)の3兄弟(全員で5兄弟いる)が勢ぞろいする。
メインイベントには注目選手のアスラムジョン・オルチコフ(ウズベキスタン)が登場。デッドゥアンレック・ワンコンオームMBK(タイ)とフライ級ムエタイ3分3Rで対戦する。
オルチコフは2023年7月から『ONE Friday Fights』に参戦し、タイ人選手を相手に6連勝(3KO)。20戦無敗(11KO)のレコードを誇る。前戦は2024年11月にポンペットから判定勝ち。
デッドゥアンレックは2023年2月に『ONE Friday Fights』に初参戦すると、9月までに4連勝。11月にナックロップ・フェアテックスにTKO負けで初黒星を喫している。内藤大樹には2023年7月、2024年4月と2連勝。前戦は2024年8月、ナックロップとの再戦で判定負けした。
オルチコフが7連勝を飾れば、いよいよ本戦契約もありそうだ。