「どんどん試合をしていきたい」と意欲を燃やす平本
2025年5月4日(日)東京ドームで開催された『RIZIN男祭り』の第1試合RIZINフライ級(57kg)5分3Rで、田丸辰(TRY HARD GYM/FIGHTER’S FLOW)に2R1分16秒、KOで勝利した平本丈(剛毅會)が試合後インタビューに答えた。
平本蓮の弟である丈は、2023年大みそか『RIZIN.45』でのプロデビュー戦以来の勝利をあげ、戦績を2勝1敗とした。
兄からの言葉は「あんまり覚えてなかった」
「素直に嬉しいです。ほぼほぼの人が負けると思ってただろうし、俺がそこを覆せたのはめっちゃ良かったっすね」
――キックボクシングのチャンピオンでもある田丸選手はどんな選手だったか?
「やっぱり打撃は速いし、でもMMAの打撃になるとあっちも手を出しにくいんだろうなっていうのは凄い分かったんで、そこに合わせて絶対入ろうっていうので。でも練習してるなってのは感じましたね」
「本当はフィニッシュしたかったんですけど、なかなか田丸選手もずっと動いてエスケープしてきたんで、なかなか崩せない部分はあったんですけど、なんとか勝ててよかったです」
――東京ドームのリング上からの景色の印象を。
「それはマジ最高だったすね。ここまで大きい会場で試合したことないし、兄貴も多分ないと思うんですけど、こういういい経験できたのは良かったす」
「今回相手もデビュー戦だし、まだまだ僕は未熟だと思ってるんで。これからもどんどん強い選手と戦って、誰とかではないですけど頑張っていきたいですね」
――作戦は試合で見せた通りの、相手の打撃を掻い潜ってタックルに行くっていう感じだった?
「そうですね。絶対最初は打撃戦なんで、ある程度打撃のコンタクトしてからテイクダウンってのは作戦だったんですけど、出だしは見ちゃったのもあったっんですけど、なんとかいい形に持っていけたかなって」

――2Rには打撃をかなりヒットさせてる場面もあった。あれも狙っていた?
「キックボクシングだったらあっちもやりやすいし、詰めたりとか打撃も出しやすいと思うんですけど、MMAになるとタックルがあるし、それを嫌がってんのが凄い分かったんで。なかなか踏み込めてないなっての分かったんで、自分からも2R目からは打撃が打てたなっていう印象ですね」
――上からのヒジとか、かなり強烈な打撃を出していたが手応えとか、相手のタフさみたいなところもあった?
「結構いいところでヒザとかヒジとか当たったんですけど、MMAの選手ってデビュー戦とかだと最初止まっちゃうこと多いと思うんですけど。田丸選手はずっと動き続けてなかなかキープし続けるの難しかったんで、そこは自分の改善点で。手応えは、そこまでのはなかったです。ポイントを取ってるなとは思いました」

――セコンドに就いていた兄の平本蓮選手から試合後はどういうコメントが?
「最高とか、それしかないですね。あんまり覚えてなかったすけど、良かったっていう感じで」
――フライ級トーナメントが夏からあるが、そこへの想いは?
「本当は出たいし、出られるようなら出たいですけど、そこまでの戦績もまだ自分にはないと思うんで。これからどんどん試合していって、そこのトップ戦線に近づけるように頑張ります」
「まあ、しょうがないすね。あとはやり返すだけっていうのをチームでさっき話したし、兄貴もそうだったし。MMA初戦だったんで兄貴も萩原選手にあんな感じで負けちゃって、似たような内容だったとは思うんすけど、辰樹もまだ全然、まだ半年もほぼほぼやってないようなもんなんでこれからだと思う」
――平本選手がヒロヤ選手にリベンジはどう?
「俺はやりたいですね。それを言えるほどのまだ戦績を作ってないけど、いつか俺もやりたいなっていうのはあります」







