クレベルが引いた瞬間に、こういうタイプだったらアタックしてすぐ倒せるんじゃないかという考えが頭に浮かんだ

【写真】凄まじい広背筋から繰り出されるシェイドゥラエフのパンチ。
──久保選手との試合でも研究を重ねたと。今回のクレベル選手との試合で、彼の動きや癖をどれくらい研究し、実際の試合ではどれくらい想定したものでしたか。
「そうですね。前回の久保選手も研究したけど2Rまで続いて、久保選手の試合が今日よりすごく難しかった。この試合は思ったより早くて、試合からは研究さえできなかったです。彼の動きを感じることができなかった。クレベル選手との試合をこんなに早期決着できると想定していなかった。2R終盤に決まると思ったので、こんなに早いとは想定外でした」
──ではあのカウンターの動きは、体が勝手に動いたのでしょうか。
「そうですね。私は毎回試合のときに自分からまず攻撃し、アタックしてみて相手選手の癖を感じるために研究してみますけど、今回クレベル選手はアタックして、ちょっと下がったんだけど、その引いた瞬間に、こういうタイプだったらアタックしてすぐ倒せるんじゃないかという考えが頭に浮かんだのでアタックしたら、すぐ落ちてしまった」
──2024年の6月に初めてRIZINに参戦し、武田光司選手と対戦しました。1年経たずにチャンピオンになっている自分の姿を、想像していましたか。
「そうですね、1年未満でチャンピオンになることは予定していなかった。運よく今回1年未満で王者になれて嬉しく思います」
──この1年で私生活はどう変わりましたか?
「いいほうに、変化がありました」
──一番最初に対戦した武田選手が、「こんなすごいパワーの選手と戦ったことがない」と、「一気にトップに行くんじゃないか」と予言めいたことを発言していました。そのことを、どう思いますか。
「その予言は正しかったと思います」


