禊マッチとしてカリミアンと戦う皇治
2025年5月4日(日)東京ドーム『RIZIN男祭り』の追加対戦カード発表記者会見が、4月25日(金)都内にて行われた。
98kg契約スタンディングバウト特別ルール3分3Rで、皇治(TEAM ONE)と初代&第3代K-1クルーザー級王者シナ・カリミアン(イラン/SINA ARMY)が対戦。皇治は8オンス、カリミアンは12オンスのグローブを着用する。判定は無し。

会見終了後、榊原信行RIZIN CEOは大きな体格差で危険はないかとの質問に「どうかなとは思っているけれどグローブハンデを付けて、皇治には皇治でボクシングのスキルは高いものがあるので意外に噛み合った試合になる、面白い試合になると思う」との見解。

カリミアンの反則行為について特別な罰則を考えているか、と聞かれると「それはルールに従ってやります。一発退場ももちろんあるし、注意や減点もあるかもしれない。ルールを守るように強くは言いますが…毎回(反則を)やってますからね」と苦笑した。

冒頭の皇治バリカン丸坊主については「全く知らなかった」と言い、「坊主にして覚悟を決めてきているわけで、本人はこれを禊にしたいという気持ちがあるのだろうし、皇治としては相当リスキーなマッチアップですが、彼の気持ちは戦うことでしか表現できないので、その想いで頭を丸めて出てきたので彼の覚悟の試合を見て欲しいと思います」と話す。

まだ書類送検の結果が出ていない時期に試合を決めるのは批判もあるかもしれないが、との問いには「どういう結果になるにしてもルールに従って彼は罪を償う。罰金なのか起訴になるかは司法が決めることです。本人は深く反省しているし、罪を犯したことを放ったらかして、そこから目を逸らして出てくるわけではない。

彼の覚悟や潔さはこの前会った中でも感じたので、きちっとそれを表現させたいのが主催者の気持ちです。したことに対して目を逸らさず責任をとって、その先の人生は続くので格闘家としての人生はそれこそルールを守って続いていく。その第一歩が東京ドームというのはいいんじゃないかなと思います」との見解を示した。
また、これで東京ドームは全カード出そろったかとの質問には「これから先、どういうものを積み上げていくか、形にならなかったものがたくさんある。積み上げてきたもので最終どうするかは引っ掛かってるのはあります。でも、これで打ち止めでいいとも思っています。試合順も含めてラインナップしてみて決めたいと思います」と、まだある可能性もあるがこれで打ち止めの可能性が高いと話した。



