2025年5月25日(日)東京・後楽園ホール『Krush.176』の対戦カード第一弾が発表された。
第2代Krushクルーザー級王者マハムード・サッタリ(イラン/TEAM OTA)から所属ジムを通じて王座返上の申し出があり、Krush実行委員会では2025年4月11日付で受理し、Krushクルーザー級王座は空位となった。
これを受け【千原整骨院 Presents】第3代Krushクルーザー級王座決定戦3分3R延長1Rで、谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)vs.山口翔大(GENESIS/TEAM3K)が決定。
谷川は空手で第1回&第3回真正会全日本選手権大会重量級優勝など数多くの実績を残し、2017年5月にキックボクシングでプロデビュー。2020年3月よりK-1 GROUPに参戦すると2021年7月の「第2代Krushクルーザー級王座決定トーナメント」、2022年4月の「K-1無差別級トーナメント」でいずれも準優勝。8月にはK-Jeeとのクルーザー級日本最強決定戦で勝利した。
ミドル級まで階級を下げて臨んだ2024年3月の「初代Krushミドル級王座決定トーナメント」準決勝でブハリ亜輝留に敗れると、8月にはクルーザー級に戻りRUIを初回KO。10月の無差別級アジア予選ではクォン・ジャンウォンに判定で敗れた。12月には実方宏介を初回KOして再起。戦績は13勝(6KO)10敗1分。また、4月には元K-1ラウンドガールの堀尾実咲と結婚したことを発表した。
山口は空手をバックボーンに持ち、白蓮会館の全日本大会で5度優勝。300超の流派・団体が加盟するJFKO全日本大会では、2018年と2019年の重量級を連覇。2019年には新極真会の世界大会の日本代表に選ばれ、世界の強豪と戦った。2022年に白蓮会館を退会し、キックボクシングに挑戦。
2022年9月からKrushに参戦して7勝(3KO)無敗の快進撃を続けていたが、2024年10月のK-1 WORLD GP 2024無差別級アジア予選でエロール・ジマーマンにKO負けで初黒星。欠場者が出ての敗者復活で12月の「K-1 WORLD GP 2024 無差別級トーナメント」に出場すると、1回戦でクラウディオ・イストラテに反則勝ち、準決勝でフェン・ルイに判定で敗れた。戦績は8勝(3KO)2敗。
両者はこれが初対戦。谷川、山口ともにフルコンタクト空手重量級で名をはせた空手家同士ということもポイントだ。