2025年3月29日(土)東京・両国国技館『RISE ELDORADO 2025』の追加対戦カード発表記者会見が、2月13日(木)都内にて行われた。
未定となっていたRISE OFGM -65kg級王者YA-MAN(TARGET SHIBUYA)の対戦相手は、GLORY世界フェザー級1位ミゲール・トリンダーデ(ポルトガル)に決定。SuperFight!オープンフィンガーグローブマッチ-65kg契約3分3Rで対戦する。
昨年12月に開催された「GLORY RISE FEATHER WEIGHT GRANDPRIX」で準優勝したトリンダーデとの危険な対決を迎えることになったYA-MANだが、「いろいろな強豪選手の候補、チャド・コリンズ、ペッチ、ミゲール選手とやりたいとRISE側と相談していて。自分の打撃がどこまで通用するのか。RIZINのダウトベックとの試合で自分の打撃が世界に通用することは皆さん分かったと思うので、よりどのレベルに通用するのかってみんな気になっていると思うので、12月に原口選手を1RでKOしたミゲール選手とやりたいなと思って。でもこの前の試合はグローブで、確かに格闘技としてはハイレベルな選手だと思うけれど、俺はリングの中でストリートファイトをやるので、今までの相手とは全く違った、常識が通用しないような展開になると思っています。俺がOFGの王者なので、俺が挑戦を受ける立場だと思っているので、かかって来いよって思います」と、こっちが受けて立つ立場だとした。
強豪選手の候補から最終的にトリンダーデが出てきたことには「誰でもよかったんですけれど、一番面白そうだったのはミゲールかなと思いましたね。会場を盛り上げられるというか。そういった意味ではミゲールが一番最適な相手だったのかなと思っています」と、一番いい相手になったという感想。
スペインからオンラインで会見に出席したトリンダーデは「俺は3月29日、みんなに会えるように日本に帰るよ。今回はMMAファイターであるYA-MANと対戦することになったけれど、俺のような本物の選手と対戦するなんて勇気あるよね。もちろん俺は誰の挑戦でも受けるさ。たしかYA-MANはOFGが得意だって言っていたと思うけれど、それで受けて立つよ。もちろん勝つのは俺だけどね。せいぜい頑張ってくれ。原口のようにKOしてやる」とKO宣言。
「少しは女にモテるようになったか?」と付け加えると、YA-MANは「この前も大阪でフラれて、名古屋でもフラれて、そのまま六本木に帰って来て六本木でも上手くいかなくて。女の子にはKOされていますね」と、そっちは連戦連敗だと苦笑した。
YA-MANはトリンダーデを「間違いなく強い選手ではあるけれど、相性は凄くいいと思っていて。ミゲールは俺みたいなタイプは苦手なタイプだと思う」と評し、「あとは顔がイケメンなのでムカつきます。ボッコボコにしてその顔面をイケメンではなくしてやります」と言い放つ。これにトリンダーデは「かかってこいよ。お前の顔をもっとキモくしてやるよ」と返答し、YA-MANは再び苦笑。
トリンダーデはOFGマッチを2試合経験しており、2023年に『MFC』で判定勝ち、同年9月に『ONE Friday Fights』でKO勝ちと苦手とはしていないようだが、YA-MANは「上手くやる相手には凄く強いと思うんですよ。でも自分みたいにグチャグチャにやるインファイターは苦手なのかなと思っています。だから相性はいいと思っていますね」と指摘した。
キックボクシングの試合は2023年11月の朝倉未来戦以来となるYA-MAN。そのブランクがあって世界トーナメント2位の強豪が相手で大丈夫かと問われると、「キックボクシングは2年ぶりでもずっとキックボクシングの練習はやっているし、MMAをやったことによって引き出しが増えてキックボクシングがどんどん強くなっているので。トリンダーデは自分の過去の試合映像を見て来ると思うけれどアテにはならないぞって思っておいた方がいい」と、キックボクシングも進化しているとする。
トリンダーデに勝利したら、そのトリンダーデに敗れている原口健飛との対戦に興味はないかと聞かれると「やりたいけれど、まずは白鳥にやり返したいのが一番。それにOFGのベルトがあるので防衛戦もしないといけないので、2人(山口裕人とYURA)がやってどっちが勝つか分からないので、防衛戦が決まったらやりたいと思っています。だから原口選手ともやりたいと思っていますが、まだまだ先になるのかな。やらないといけないことがいっぱいあるので」と、白鳥大珠とのリベンジマッチと防衛戦が先だとした。
トリンダーデは会見中にジムへ移動。「これからYA-MANの顔をたくさん殴れるように練習したい」と言い、YA-MANが「俺はもう2回練習してきたので、そういった意味でも俺の勝ち」と言うと首を掻っ切るポーズをしてzoomを一方的に切ってしまった。
YA-MANは「凄いナメられているので、あの感じムカつきますね、本当に。今まで自分が名前を上げてきたのって、相手がナメてきているところを喰ってきて今の自分があるので、こうやってナメている相手は足元をすくうのが得意なので期待してくださいって感じですね。本当にムカつきますね。あしわられているというか。向こうからしたらイージーマネーみたいに思っていると思うので。それを感じたっすね、今の対応で。本当にムカついているので当日分からせてやりますよ」と、トリンダーデの態度にムカついたとする。
特に顔のことを言われたのがムカついたのかと問われると「それもありますし、凄いめんどくさそうに対応していた。ナメられている感が伝わったので、本気でぶっ倒しに行こうと思っています。足元すくってやるぞって言うか、、ナメんなよって感じでムカついていますね」と怒りを露わにした。