【RISE】格闘技初挑戦の宮迫博之、自己採点は「15点」再挑戦は明言せずも「負けず嫌いなので可能性はある」

　2025年2月11日（火・祝）東京・大井町三井ホールにて『RISE VOA -63kgトーナメント FINAL ROUND』が開催された。

　第10試合の-67.5kg契約1分30秒2Rに、お笑いタレントで現在はYouTubeを活動の場としている宮迫博之（54歳）が初出場。若林元樹(トイカツ道場)と対戦し、前蹴り、ローキック、バックハンドブローで奮闘したが、判定3-0で敗れた。

　試合後、宮迫は囲み取材に応じ、「人生で初めて格闘技に出場させていただいて、賛否両論あったけれどこの年齢でも挑戦できることを見せたかったので、負けてしまいましたが凄くいい経験をさせてもらいました。凄く楽しかったです」と感想を述べた。

「ダメージはないです。16オンスなので」と元気そうで、「想定していた相手の動きじゃなかった。あんなに突っ込んで来るとは思わなかったのでビックリしました。対戦相手の映像は見ていたので、離れて戦う感じだと思っていたんですが、思いのほかグッと来られたのでパニクってしまいました」と、事前に見ていた試合映像と相手の戦い方が違っていたため、驚いてしまったという。

「2割くらいしかやろうとしたことは出来ませんでした。練習と本番は違うなと痛感しましたね。練習は週2～3日、インフルにかかったり、怪我が多かったのでそれと付き合いながらでした。両足は元々悪かったので、半月板と靭帯、両足とも。でも当日は痛みも分からず。試合とは関係ありませんでした」と、練習があまり出来ていなかったことを告白。

　本当は「スーパーマンパンチとかをね。ローキックのフェイントを入れてやるのをやていたけれど、そんな余裕なかったです。1回やろうとしたらガード下げたところでパンチをやられてしまいました。バックブローは練習していました」と、スーパーマンパンチを狙っていたとも。

　自己採点は「15点。全然出せなかったです」とかなり厳しめ。「冷静にやろうと思ったけれど、想定外でパニクってしまって全然思い通りにいかないところが面白いですね」と話す。

　声援が多かったことには「思いのほか声援していただいて嬉しかったです」と顔をほころばせ、発表してから批判も多かったがと聞かれると「ネットの批判には耐性がついてしまっているので何とも思っていません」と言って記者たちを笑わせた。

「凄く良かったですね。経験してみないと分からないので。ずっとやられている方と対戦してみたら全然違うと痛感しました」と、格闘技の面白さが分かったとしたが、再挑戦はあるのかと聞かれると「出るとは明言しません。すると出ないといけないので」と考えてはいないという。

「思いのほか怪我がひどかったので。練習できないのがもどかしかった。それに、もう1回を奥さんが許してくれるとは思わないので。でも、格闘技をやってみて凄く楽しかったです」と言い、それでも記者から負けず嫌いなのでまたやりたくなるのではと食い下がられると「悔しいなんてものじゃない。どこかで一人になったらどうにかなるんじゃないですかね。今は強がっていて人前ではそういうのは見せられないので。可能性はゼロではない。負けているので。負けず嫌いなので可能性はある」と、再挑戦の可能性はゼロではない、とも話した。

　続けて「負けてしまっているので大きなことは言えませんが、チャレンジするのは推奨したい。50歳を超えても出来るので。やったことがないことにいろいろチャレンジしていきたい」と、これからもチャレンジして行きたいとし、「この年代の人は諦める人が多い。身体が動かないとか諸事情があるので。でも、チャレンジ出来るんだよってところを知名度はあるので見せたかったのはあります」と50歳を過ぎてもチャレンジは出来るということを同年代の人たちに伝えたかったとする。

　最後に「同世代に職種関係なく50超えた人たち、世知辛い世の中で大変なことありますけれど、チャレンジ出来ますよってことを見せたい。自分で出来ることはやってきたつもりですけれど、それでも20％も出せなかった。格闘技初のチャレンジだったけれど、いい経験だったしやりがいもありました。諦めることはしないで、チャレンジして前向いて生きていきましょう」と、メッセージを送った。