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【K-1】JTTからの刺客をKOした大久保琉唯「僕に勝ちたいと思っていろいろな選手が来てくれたら嬉しい」しかしBreakingDownは「あれは偽物なので全く関係ないですね」

2025/02/10 17:02
 2025年2月9日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催された『K-1 WORLD MAX 2025』の一夜明け会見が、10日(月)都内にて行われた。  第11試合の-58kg契約3分3R延長1RでMMAファイターの竹見浩史郎(JAPAN TOP TEAM)を3R1分39秒、左三日月蹴りでKOした大久保琉唯(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)が出席。前夜の試合を振り返った。 「昨日は後半戦第一試合ということで、途中ハプニングがありましたが(リングの不調で試合中断)倒すことをテーマにやってきて結果につながったのが嬉しかったです」  プレリミナリーファイトの第1試合では、弟の大久保世璃(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)がプロデビュー戦を勝利で飾り、「一緒の舞台に立つことを考えてなかったので、出場できたのが嬉しかった。兄弟で小さい頃からアマチュアでやってきて、一緒にプロの舞台に立つのは嬉しかったのでいい一日でした」と顔をほころばせる。  しかし、試合の出来は「30点くらいかな」と辛め。「もっと強いですし、勢いもあるので。当日も緊張してる印象があったので、プロで初めて経験したと思うので、僕のデビュー戦も疲れて3Rやっていけない感じがあったのでこれからだと思います」と、本領発揮はこれからだとした。  朝倉未来率いるJTTの選手、そしてMMAファイターとの対戦ということでSNSにはアンチコメントが多数あったが、「何を(SNSに)あげても叩かれるので、どんどん叩いてくれよと思いますよ。アンチがいない人いるじゃないですか。いないのは一番嬉しいけれど、アンチがいることでいろいろな人に見てもらえる。そこに対していい気持ちはしないですけれど、そこの意見も聞いてしっかり格闘技と向き合っていきたいと思っています」と、アンチの声とも向き合いたいとする。  前日会見では「JTTのボス(朝倉未来)みたいに俺がのばしてやろうかなと思っています」と発言し、炎上した件については「めちゃくちゃしましたね(苦笑)。もちろん、ああいう発言は自分にとってもリスクになるっていうのがあって。もし負けた場合、物凄く叩かれる。あえて自分にプレッシャーをかけることで、逃げ場を作らないことで試合に対してしっかりやっていく感じでした」と、自分に発破をかける意味で発言したと明かした。  試合後のマイクでも「朝倉未来選手、JTTだかBreakingDownだか分からないですけれど、このリングに上がって来るならもっと強い選手を呼んできてほしいと思います」と挑発したのは「K-1のリングって甘くないぞというのを見せられたし、JTTにはたくさんいい選手がいると思うので、いい選手を連れて来いって意味でした。僕だったり他の選手に挑んでくるのが面白いので、他の選手がK-1に来たいと思ってもらえるように、僕に勝ちたいと思っていろいろな選手が来てくれたら嬉しいです」と、JTTからK-1に参戦する選手が増えたらいいと思ったのだという。  ただし、BreakingDownの選手でもいいのかと聞かれると「あれは偽物なので全く関係ないですね。エンターテインメントとして面白いけれど、それとは別かなと思いますね」と区別したいとした。  フィニッシュの三日月蹴りは、朝久泰央が昨年末の『雷神番外地』でYURAをKOしたのを意識したのかとの質問には「そこは意識したわけじゃない。試合前から腹で効かせたいのがあって。カーフを効かせて腹で倒す作戦だったので、それがハマってよかったです」と作戦通りだったとする。  朝久とは「めちゃくちゃいい人で、試合前も来てくれて。お土産をくれて激励してくれたり、試合後一緒にサイン会もして。一緒にK-1を盛り上げられたらいいねってリスペクトしているので嬉しかったです」と、K-1を盛り上げる同志として親交がある。  K-1スーパー・バンタム級王者の金子晃大への挑戦については「行けるなって自信がある。僕自身、俺の方が絶対成長しているし、もちろん金子選手にも強い気持ちがあると思うけれど、しっかり努力して作っていきたいのがあります。すぐに出来るか分からないけれど、金子選手が危ないかもと思わせる試合をしたい。毎回成長しているので、次もKOを狙って。いろいろな人が金子選手との試合を見たいと思う展開を作るのがベストです」と、周りから金子戦実現の期待の声が高まるような活躍をしていきたいとした。  今回がキャリア12戦目にして初のKO勝ち。KOがないということは「めちゃくちゃ気にしてましたよ。試合前も怖いなって思っていたし。毎回思っていました」と実は気にしていたと言い、「とりあえず1個できましたが満足はしていない。昨日のKOをきっかけにこれから叩きだしたいですね。何回か手応えを前戦で感じていて、それが今回倒すまでにつながったのはまとめること出来たからだと思います。前戦は効かせることはあったので、今回はまとめることが出来たのでこれからにつながると思います」と、倒すコツをつかんだとする。  次戦はいつやりたいかと聞かれると「すぐにしたいです。来月でも再来月でもいつでもやりたいです」とやる気満々。これに宮田充K-1プロデューサーは「毎月組みたいくらいですね。試合のたびに変化して成長していくので。あいつなら1年8試合くらい出来そうな気がしている。弟も一緒にやると面白いかな。ファイターとしていい感じで成長している。金子の挑戦者は大久保しかいないと思っている。どこでやるかになってきましたね」と、その要望に応えたいという。  また、JTTの件については「RIZINさんに力を貸してもらえていい勝負を見せられたので、そこは感謝です。山崎秀晃選手がセコンドに就いていて。じゃあJTTで山崎が出て来ればいいんじゃないのって思いましたね。あいつは大好きな選手なのでお前はどっちなんだって聞きたいです」と、第5代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者で2022年以来リングから遠ざかっている山崎がJTT代表としてK-1に出てくれば面白いと提案した。  最後に大久保は「今年一発目でいいスタートが切れて、弟も勝つこと出来てこれから大久保兄弟で盛り上げられるように頑張っていきます」と意気込んだ。
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