【ジム】武尊率いるteam VASILEUSが世田谷区用賀にジムをオープン「世界最強と言われるジムになりたい」新メンバーのトライアウトも実施

　K-1世界三階級制覇の武尊がオーナーとなるジム『VASILEUS GYM』（バシレウスジム）が、東京・世田谷区の用賀（東京都世田谷区用賀2-32-2バシレウスビル）に誕生した。 　そのお披露目記者会見が1月11日（土）に行われ、武尊、野杁正明、松倉信太郎、与座優貴、寺田匠、島田知佳、ジム会長に就任した渡辺雅和氏が出席。 　武尊は「team VASILEUSは世界最強ファイターだけが集まったチームで、そのチームでジムを作ることになりました。ファイターだけでなく、一般会員さんも募集して一般の人が格闘技と触れ合う場所にしていきたい」と挨拶。 「やっとオープン出来たことが嬉しい。構想はずっと前からあってみんなに練習環境を作って上げたいなと。選手がいっぱい入ってくれて世界最強にふさわしい世界最強のジムを作りたいので最高のジムを作っていきます」とオープンにこぎつけた気持ちを言葉にした。 　渡辺会長は「武尊が身体を張って稼いで作り上げたジムなので、武尊からすればなんてことない値段かもしれないですが(笑)、本当はローンなので10年で返そうと言っています。僕が強い選手を作って、世界の格闘技を引っ張ってきた武尊には引退したらラクして欲しい。そこを考えないで生きて欲しいので、目標は7年で完済します(笑)」と強い選手を育てていきたいと意気込み。 　建物自体がバシレウスビルとなり、1階にはカフェ、接骨院などの身体のケアが出来る施設が入り、3階にはVIP専用のスペースと建物一棟で全て完結できるジムとなる。費用は6～7億円。2月1日にプレオープン、15日にグランドオープンを迎える。 「練習環境もそうですが、練習パートナーがたくさんいるので世界最高レベルの選手で技術交換も出来る。あと現役後半で思ったのが、コンディショニングが出来ないと試合でいい動きが出来ないのが悩みで。だからジムの中で身体のケアや治療が出来る環境にしたい。1階に接骨院などの治療の施設が入る予定なので、ジムで怪我をしてもすぐに治療できるのが他のジムと違うところだと思います。それとフィジカルトレーニングも。普通はジムでキックボクシングをやって違う施設にフィジカルや治療に行くことが多いですが、この建物一つで全部ができる環境にしたいと思っています」とジムの特徴を説明する武尊。 「プロとしては世界最強の選手たちを育成できるジムにしたい」とし、「世界最強を目指したい選手を受け入れたいけれど全員は無理なので、僕の（3月の）試合が終わったタイミングでトライアウトを開催。そこで勝ち残った選手が新メンバーとして加わることになります」と、トライアウトも実施することを発表した。 　所属選手はK-1、RISE、ONEと様々な団体に出場しているが、垣根を無くしてどの団体にも出場できるようにするのかと聞かれると「そこが一番です。日本の格闘技界は団体が乱立していて団体の壁とかがTHE MATCH前まではあったので、その垣根をなくしたい。階級によって世界最強の選手がそれぞれの団体にいるので、世界最強の選手がいるところに行ける、そういう風に戦っていけるジムにしたいです」とする。 　ジムとしての究極の目標は「世界最強の選手と言われる選手が集まることと、世界最強のジムって言われるジムはあまりないと思うので、世界最強と言われるジムになりたいです」との目標を掲げた。