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【GLORY】ジャマール・ベン・サディックが2年半ぶり復帰、ウェルター級世界王者チコ・クワジが防衛戦、マイケル・ボアペアはライトヘビー級に挑戦

2025/01/04 17:01
 2025年のGLORYは2月22日(土)オランダ・ロッテルダムのRTMステージで幕を開ける。  ジャマール・ベン・サディック(ベルギー)がメインイベントで、エストニアのパワーパンチャーであるウク・ユルジェンダル(エストニア)を相手に復帰戦を行う。  サディックは2011年3月にリコ・ヴァーホーベンに2RでTKO勝ち。その後、ヴァーホーベンとは2度対戦して2度とも敗れた。2012年大晦日に日本で行われたヘビー級トーナメントではエロール・ジマーマン、レミー・ボンヤスキーに勝利したが準決勝で敗退。2018年12月のGLORYヘビー級トーナメントでは優勝している。2022年8月にドーピング検査で陽性反応が出たため15カ月間の出場停止処分となり、その処分は解けたが「リングに復帰するのは時期尚早」と判断され、今回ようやく復帰戦を迎えることに。戦績は36勝(29KO)9敗。 “ブルドーザー”の異名を持つユルジェンダルは、2023年5月の試合で破壊的なパワーパンチによる1R KO勝ちを収め、その実力を皆に見せつけた。8月の「 GLORYヘビー級グランプリ予選トーナメント」でも1回戦でEnfusion世界ヘビー級王者マーティン・テルプストラを初回KOしたが、決勝戦でバフラム・ラジャブザデに判定負け。しかし、10月にバダ・ハリをTKOで破り2024年3月のGLORY Heavyweight Grand Prixに出場。1回戦でレヴィ・リグターズにKO負けした。刑務所入りしていた過去も持つ。ヘビー級9位。戦績は20勝(16KO)9敗。  GLORYウェルター級世界王者チコ・クワジ(オランダ)が、同級2位テオドール・フリストフ(ブルガリア)を挑戦者に迎えて防衛戦を行う。  クワジは2024年4月、パリで開催された『GLORY 91』で破壊的なパフォーマンスを見せ、GLORYのリングで初めてエンディ・セメレアをストップした男としてタイトルを獲得。11月にはライト級王者ティジャニ・ベスタティとドローに持ち込み、「ファイト・オブ・ザ・イヤー 」候補となった。  ブルガリアの若手フリストフは2023年末にGLORY入りした24歳。GLORYのリングで4連勝を飾っている。その中には元GLORY王者のマルセル・グローエンハートや元タイトルコンテンダーのジェイ・オーバーメールに勝利した印象的な試合も含まれている。キックボクシング界の新世代スター同士のタイトル戦。両者ともGLORYのリングで敗北を味わったことがなく、対照的なファイトスタイルから大熱戦になることは間違いない。  ライトヘビー級4位セム・カセレス(トルコ)がモリー・クロマ(ギニア)とライトヘビー級で対戦する。両者ともGLORYデビューイヤーの2024年に3勝0敗を収めており、今回が初対決。  ミドル級トップコンテンダーのマイケル・ボアペア(ガーナ)はライトヘビー級に初挑戦し、トップ10にランクされるイブラヒム・エル・ボウニ(オランダ)と対戦する。ボアピアはミドル級王者ドノバン・ウィッセとのタイトル再挑戦の可能性を待つ間、自分自身に挑戦したいと階級アップの理由を挙げている。エル・ボウニは2024年10月の『GLORY 96』でベテランのボグダン・ストイカに勝利している。  22勝(10KO)2敗と爆発力のあるフェザー級8位アンドレ・サントス(ポルトガル)がベテランのクリス・ワン(ドイツ)と、ウェルター級4位のロビン・シリック(オランダ)が連勝中のメフディ・アイト・エル・ハジ(モロッコ)と対戦。  そしてフェザー級3位デニス・ウォシクがのマタン・チョイナール(フランス)を迎える。
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