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2024年12月31日、さいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN DECADE』の第3部『RIZIN.49』で、バンタム級の61kg(5分3R)で福田龍彌(MIBURO)vs.芦澤竜誠(フリー)が決定した。
12月15日の公開練習で発表され、ファンの前に登壇した福田は、今回の試合が、1週間前のオファーだったことを榊原信行CEOから明かされ、「今年はもう試合が無いかなと思っていて。フライはもうやる気がなくて、こっからはバンタムでヒリヒリウした試合をやろうかなと」と完全に階級を変えるとコメント。
芦澤竜誠との試合のオファーに「ウーン、最初はエッ?と。当たると思ってなかったんで。(印象は)『喧嘩小僧』。派手にやりあいましょう。すごい長いリーチがあって気持ちが強いファイターだと思う。でも普段から長い人とはいっぱいやっているんで、見てもらえれば分かる。ちょっとでも隙があれば狩りに行くから。フィニュシュは巡り合わせ、どうなるか分からんから楽しみ。どっちかが倒れている試合になる」とKO・TKO決着を予告した。
対する芦澤も、「マジでバチバチの打ち合い。でもMMAなんでMMAで来てください。前回もスタンドだったのは、相手が俺をテイクダウンできなかっただけだから。何でもやってください、一番盛り上げます。(福田は)いま一番イケてると思います。竜年最後の日に『ドラゴン対決』でしっかり締める。(福田のパンチは)瀧澤とかには当たるけど、俺には当たらない。これは完全に裏メイン。KOしかないから。俺は気持ち切れないんで、来るなら殺しにきてください。(福田は)野性的、都内にいるやつらとは違う。合うかもしれない。当て勘がいい。常に倒すタイミングを狙っている蛇みたいな。ただ、俺がこの話を持っていっているんで、俺は(勝利が)“見えている”。フィニュシュはお楽しみ」と語っている。
◆福田龍彌
1992年6月12日、京都府出身
身長:167cm リーチ:171cm(67inc) 体重:61.0kg 所属:MIBURO
中学一年の夏、タイ旅行の際に父親にムエタイジムに置いて行かれ3ヶ月間住み込みで練習した驚天動地の格闘技バックボーンを持ち、“ヒリヒリさせる”試合を信条とする。17歳の時にPUREBRED京都に入門、ムエタイ仕込みの打撃を武器に着実に成長を遂げ、アマチュア修斗西日本優勝や全日本準優勝など獲得。11年、SOUL FIGHT Vol.5でプロデビュー。20年、修斗世界フライ級暫定王者決定戦で前田吉朗をパウンドTKOし、暫定王座獲得。その後第7代正規王者となったが21年7月に平良達郎に三角絞めを極められ王座陥落。10月、初参戦のDEEPでフライ級王者の神龍誠に判定負けを喫した。23年5月、DEEPフライ級トーナメント優勝。9月、1年半ぶり、2戦めのRIZINで山本アーセンにTKO勝利を挙げた。12月、念願の海外挑戦でカザフスタンのNaiza FCフライ級王座に挑戦したが、王者エレンガイポフのパワーと組み力に屈した。24年3月、バンタム級に階級を上げ、再起戦のDEEPで雅駿介を1RKOし完全復活。9月にはDEEPバンタム級暫定王座を賭け瀧澤謙太と対戦、1R失神KOでDEEP二階級制覇を達成した。その勢いで迎える大晦日、K-1出身、身長/リーチ差のある芦澤を相手に総合力でねじ伏せるか、はたまたヒリヒリの打ち合いを制するか。
◆芦澤竜誠
1995年5月1日、山梨県出身。
身長:175cm リーチ:175.5cm(69inc)体重:61.0kg所属:フリー
喧嘩上等の打ち合いを信条とする本能系ファイター。16歳のプロデビュー以来9勝無敗で期待の新人として注目される。16年4月INNOVATIONフェザー級王座戴冠。17年よりK-1を主戦場とし18年、第2代K-1スーパーフェザー級王座決定トーナメント3位の結果を残すと、その後もK-1の強者達と鎬を削る。19年6月以降は表舞台から姿を消していたが、20年に復帰戦をKO勝利で飾った。22年6月の「THE MATCH 2022」ではYA-MANとのオープンフィンガーグローブマッチに敗れはしたが大乱闘で大会を盛り上げた。その大晦日、MMA転向とRIZIN参戦を発表し、初戦の相手に皇治を指名。その長い手足から放たれるしなやかな打撃を武器に判定勝ちを収め、RIZINデビューを白星で飾った。RIZIN2戦目となる23年大晦日のMMA初戦では太田忍に1R中盤にパウンドでKO負けを喫し、MMAの洗礼を浴びた。23年7月、互いにMMAルール2戦目となる皇治と対戦。事前の舌戦・乱闘の末、試合ではフルラウンドの打撃戦を制し判定勝利を挙げた。24年11月、漢気を見せタックルを封じ、真っ向勝負の打ち合いに応じたベテランの昇侍にヒザを効かせ2RTKO勝利。MMA3戦目となる今回、DEEP二階級王者をマットに沈め、上位戦線への足がかりとしたい。