2025年1月12日(日)、大阪府豊中市の176BOXで開催される『GLADIATOR029』にて、河名マスト(ロータス世田谷)の返上したフェザー級王座を賭けて、パン・ジェヒョク(韓国)とダギースレン・チャグナードルジ(モンゴル)が「GLADIATORフェザー級王者決定戦」で対戦することが決定した。
【第一弾発表カード】
▼GLADIATORフェザー級王座決定戦 5分3Rダギースレン・チャグナードルジ(shandas MMAfitness center/モンゴル)MGL-1フェザー級王者パン・ジェヒョク(KOREAN TOP TEAM/韓国)第5代GLADIATORフェザー級王者
河名は『ROAD TO UFC』フェザー級トーナメント準決勝で中国シェ・ビンからダウンを奪うも逆転KO負け。敗退後、「新たな道を進み世界の最高峰を目指す」ことを決め、同王座を返上。主催者を通じて下記コメントが届いている。
◆河名マスト「これからも自分の信じる相手に向き合う」
「この度、私河名マストはGLADIATORフェザー級王者を返上します。GLADIATOR王者になったことで、格闘技の世界で何者かになることができました。自分の目標であるUFCへの挑戦、RTUで戦うことができたのもGLADIATOR王者になったおかげです。これからも自分の信じる相手に向き合い、格闘技界をサバイブしていきます。GLADIATORで戦えたこと、櫻井(雄一郎)代表、長谷川(賢)さんをはじめ運営の皆様、ファンの皆様に感謝します。ありがとうございます」
GLADIATORでは7月の『GLADIATOR 027』と『GLADIATOR CHALLENGER SERIES 02』、11月の『GLADIATOR 028』と同王座への挑戦権を賭けたトーナメントを進め、勝ち上がってきたバン・ジェヒョクとダギースレンの間でトーナメント決勝戦=挑戦者決定戦が1月大会で組まれることになっていた。今回、河名の王座返上を受け、両者の対戦は「フェザー級王座決定戦」として実施される。
両者は当初、2023年9月に同王座決定トーナメント決勝で戦う予定だったが、ダギースレンの計量失敗で決勝戦が不戦勝扱いとなったパン・ジェヒョクの腰にベルトが巻かれている。また、ノンタイトルのキャッチ戦として両者は拳を交え、パンが判定勝ちを収めていた。
その後、ジェヒョクは石田拓穂に1R TKO勝ちし、水野翔に判定勝ち。ダギースレンはアドニス・セビジェーノにスプリット判定勝ちし、チハヤフル・ヅッキーニョスを2R リアネイキドチョークで極めている。
そんな因縁浅からぬ両者、気持ちも新たなにベルトを賭けて戦う両者の意気込みも届いている。
◆パン・ジェヒョク「以前勝っているので今回こそKO勝ちでボーナスも」
「河名選手とタイトルをかける試合が出来なくて、すごく残念です。お互いもっと上の舞台で、いつか戦えることを期待したいですね。今回の相手は以前、勝っているので今回こそKO勝ちし前回取り逃したボーナスも手に入れたいと思います。殺すか殺されるかの命をかけて試合するので、応援宜しくお願い致します」
◆ダギースレン・チャグナードルジ「1年前の自分とは違う」
「1月12日の試合、凄く楽しみです!去年は自分のミスで体重を落とせず、ベルトを獲る機会を逸して悔しい思いをしました。チャンピオンベルトを賭けて戦えること、本当に嬉しいです。あの時とは違う、成長した自分を見せたいと思っています。トレーニングに励みます。対戦相手のパン選手には、1年前の自分とは違うことを知っていてほしいです。最高の試合をして、必ずベルトを持ち帰ります」
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バンタム級暫定王座戦で南友之輔vs吉田開威
また「暫定バンタム級王座決定戦」として、南友之輔(BRAVE)と吉田開威(空手道 剛柔流 朋武館)が対戦する。
バンタム級チャンピオンの竹中大地が、2025年春のRIZIN出場を目標に、このタイミングで王座防衛戦を戦うことへの同意が無かったため、同階級の動きの鈍化を回避するため、南と吉田による暫定王座戦が決定した。
▼GLADIATORバンタム級暫定王座決定戦 5分3R南 友之輔(BRAVE)吉田開威(空手道 剛柔流 朋武館)
7月の『GLADIATOR CS 02』で元バンタム級王者テムーレン・アルギルマー(モンゴル)をKOで下し、王座挑戦をアピールしていた南は、2000年9月生まれの24歳。
2023年9月の『GLADIATOR 023』でプロデビューを果たして以来、GRACHANでの徳弘拓馬戦のノーコンテストを除くと、GLADIATORで4連勝中、うち3試合がフィニッシュ勝利を挙げている。
対する吉田は1999年10月生まれの25歳。2023年6月の『GLADIATOR 022』でプロデビューし、中国『WKG & M-1 Global』でのKO勝ちを挟んで6勝0敗。3つのKO勝ちというパーフェクトレコードを誇る。前戦は10月に上田祐起を相手に2R スピニングバックエルボーで衝撃のKO勝ち。
南は全空連の空手、吉田は硬式空手で実績を残すストライカーで、共にUFCを目標に掲げている期待の新鋭だ。どちらが勢いそのままベルトを巻くのか、南と吉田の暫定王座戦に向けての抱負は以下の通り。
◆南友之輔「打撃も組みもパワーアップ」
「チャンピオンが逃げたので暫定になりましたが、ベルトはしっかりもらいます! 打撃も組みもパワーアップした姿をお見せします。応援宜しくお願いします」
◆吉田海威「硬式空手がより強いことを証明する」
「いつかやる事になると意識していたので、このチャンスが貰えて嬉しいです。違うルールの空手の打撃家同士ですが、硬式空手がより強いことを証明します。自分の打撃を出し切ってKOします。必ず面白い試合になると思いますので注目して下さい! PS 南選手へ。体重には気をつけてください」
なお同大会では、この2王座戦以外にもタイトル戦、そして国際戦が予定されており、随時発表となる。