スックワンキントーン2024 THE FINAL2024年11月24日(日)東京・新宿FACE
▼第7試合(メインイベント)スックワンキントーン バンタム級タイトルマッチ 3分5R ×桂 英慈(クレイン/王者)判定0-3 ※48-49×2、47-49〇星 拓海(IDEALジム/挑戦者・スックワンキントーン スーパーフライ級1位)※星が新王座に就く。
桂は21歳で10勝2敗、様々な団体で活躍する。星は18歳で5勝2敗1分。
1R、サウスポーの桂は左ミドル、星は左右ローを蹴っていく。ミドルとローの蹴り合いが続き、星野が前へ出てローを蹴っていったが、桂は左ストレートを合わせた。
2R、星はワンツーと右ハイ、そしてローを蹴っていく。桂は左ミドル。星が手数を増やしていき前にも出る。
3R、星が顔面へのサイドキック、右ストレート。桂は右フック。星も右フックを打って蹴りへつなげていき、桂は組んで倒す。
4R、右のローを連打する星。桂は前へ出て左右フックを狙うがかわされる。左フックから組みに行く桂だが有効な攻撃には結びつかず。星のローに桂は前蹴りで対抗。
5R、星の右ローに桂は組み付きを多用してコカしに来るが、星はなかなか倒れない。逆に組んできた桂のバックを奪って抑え込む。桂のローに右ストレートを合わせ、大きくバランスを崩させる星。桂の投げにも上になる。
判定は3-0で星の勝利。王座を奪取した。
星はマイクを持つと「この試合に懸けて苦しい日々を過ごしてきたので王者になれてよかったです。もっともっと強くなるのでこれからも応援よろしくお願いします」と嬉し涙を流した。
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▼第6試合 62.5kg契約 3分3R×津橋雅祥(STELLA)判定0-3 ※28-30×3〇パデットスック・ワイズディー(タイ/Y`ZDGYM)
津橋は2011年9月にプロデビューし、4戦目には立嶋篤史と対戦して初黒星。2015年7月、首相撲で対戦相手を転倒させまくり、最後は脳震盪に追い込んでTKO勝ち、蹴拳ムエタイ初代スーパーフェザー級王座に就いた。その後はタイ人や韓国人選手とも対戦。2023年11月、スックワンキントーンでKO勝ちして3連敗から脱出すると2024年2月の『ONE Friday Fights 52』に出場。ラウェイの鉄人ソー・リン・ウー(ミャンマー)に善戦も3RにTKOで敗れた。
1R、パデットスックが前蹴りで先制し、右ミドルから組み付いてのヒザ。前蹴り、右ミドル、右フックと積極的に攻めるパデットスック。津橋はサウスポーから左ローを蹴るも後手に回る。パデットスックの左ストレート、左ミドルをもらっても表情ひとつ変えない津橋は左ロー。パデットスックはヒザから組み倒す。津橋が前蹴りから左ストレートで応戦。
2R、前へ出て左ローを蹴る津橋にパデットスックの右ストレートが直撃。パデットスックは右ミドル、前蹴りからヒジ。津橋はパデットスックが前へ来るところに左を合わせに行くがパデットスックは止まらず組んでヒザ。左ストレート、右フックを狙う津橋だが拳は届かず、逆にパデットスックの右ストレートをもらってしまう。
3R、パデットスックの右ミドルに右フックを合わせにいく津端。パデットスックはジャンプしてのヒジ落としを見せる余裕ぶり。左ロー、左ハイからの左ストレートをヒットさせる津端だが、パデットスックはすでに逃げ切り態勢。右ミドルは蹴るが防御に徹し、津端は蹴り足をキャッチして2度転倒させたが守りに入ったタイ人を崩せず。
判定3-0でパデットスックの勝利となった。
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▼第5試合 55kg契約 3分3R△SHU(D-BLAZE/スックワンキントーン スーパーバンタム級4位)ドロー 判定1-1 ※29-28、28-29、29-29△川端駿太(SHINE沖縄/TENKAICHIバンタム級王者)
1R、ローの蹴り合いからスタート。両者様子見か、前蹴りとローが続く。SHUはジャブ、左ミドル。川端は右オーバーハンドも打つ。
2R、左フック、右フックを連続してヒットさせる川場。SHUは前蹴りを出しながら前へ出る。左ミドルを連打するSHU。ローからのパンチを狙う川端だが、このラウンドはSHUが距離を制した。
3R、左フックを連発する川端にSHUは左ミドル。パンチで入り込もうとする川端、ミドルを蹴って距離をとるSHU。残り30秒で組みの展開となり、ヒジとヒザを打ち合った。
判定は三者三様でドローとなった。
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▼第4試合 スーパーフライ級 3分3R〇スダ456(BRING IT ON/スックワンキントーン スーパーフライ級4位)判定3-0 ※29-27×2、29-26×井ノ本煌貴(LAILAPS東京北星ジム)
1R、井ノ本はフェイントから左ボディを狙い撃ち。スダは前蹴り、左ミドルで距離をとろうとするが井ノ本は踏み込みよくワンツー、左ボディを当てる。ロープを背負って左ミドルを蹴るスダ。井ノ本は踏み込んでの右フック、左ミドルでスダのバランスを崩すと飛びヒザ蹴りを発射。さらに左ミドルを蹴っていく。
2Rも踏み込んで強い右を打つ井ノ本。スダはこのラウンドは前へ出て前蹴り、左ミドル。それを左右フックで迎え撃つ井ノ本。左ミドルで井ノ本の右腕を蹴るスダ。残り30秒でスダがパンチとヒジを打ちに行き、井ノ本も応戦。スダの縦ヒジで井ノ本が額から流血する。スダは組んでのヒザで優勢を印象付ける。
3R、強い右ミドルを蹴ってのパンチで勝負をかける井ノ本にスダは左の縦ヒジ。井ノ本のパンチに左縦ヒジを合わせに行くスダはそのまま組み付いてのヒザ。井ノ本はフックを当てるもスダに組み付かれ、ガッチリと首をロックされてのヒザをもらう。スダは左ミドルを蹴り、パンチの井ノ本にヒジを狙い続ける。首相撲ではスダが主導権を握った。残り30秒、スダの右ミドルハイでバランスを崩して倒れた井ノ本にダウンが宣告され、最後はスダが首相撲からのヒザで終えた。
判定3-0でスダが勝利した。
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▼第3試合 53kg契約 3分3R〇カズキ・シッソー(トースームエタイシンジム)判定3-0 ※29-28×3×荒谷壮太(アントジム)
1R、前に出るのは荒谷で左右ローを蹴る。接近すると右ヒジ。パンチとヒジでアグレッシブに攻める荒谷にカズキは蹴りを出すがかわされる。カズキの右ボディストレートに荒谷は右ストレート。カズキは左右ボディの連打で反撃に転じる。
2R、右ローを連打していく荒谷は組んでカズキを組み倒す。カズキはヒジと左ボディ、組んでのヒザ。荒谷もヒジを打つ。いきなり放ったカズキの右ストレートで荒谷はダウン。立ち上がったところへカズキがパンチのラッシュを仕掛け、右フックでグラつかせる。ロープを背負う荒谷だが左フックで反撃、カズキも左右フックと右アッパーで打ち合う。
3Rはローとミドルの蹴り合い。互いに組み倒し合いも。右ボディストレートのカズキに荒谷は右ヒジ。これでカズキが頭部から流血してドクターチェック。再開後、さらに激しく打ち合い、蹴り合う両者。荒谷がワンツー、左ヒジで前へ出る。カズキは両手を広げて“もっと来い”と挑発すると左右フックのラッシュで荒谷をコーナーへ詰めた。
熱闘に拍手が送られ、判定3-0でカズキの手が上げられた。
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▼第2試合 62kg契約 3分3R〇渡辺翔也(D-BLAZE)判定3-0 ※30-26×3×宮原将詞(SHINE沖縄)
1R、右ボディストレートを打ってくる宮原に渡辺は右ストレート。渡辺は首相撲になると相手にぶらさがるようにしてヒザを蹴る。前に出てショートの右、組んでのヒザを当てるのは渡辺。宮原はサウスポーにもなるが前に出て右を打ち、左ミドルを蹴る渡辺に押される。
2Rも前へ出る渡辺にサウスポーから左ミドルを蹴る宮原。渡辺は首相撲からのヒザ、ショートの右と主導権を握り続ける。渡辺がワンツー連打から首相撲でのヒザ。宮原は思い切り右フックを振るが、渡辺のジャブに後退させられ、組んでのヒザをもらう。
3R、渡辺は一回転しての右ストレートをヒットさせると、そこからパンチ連打。スタンディングダウンを奪う。左右ストレート連打と組んでのヒザ、ヒジと攻め続ける渡辺に宮原は右フックを一発見舞ったが、渡辺のヒザに圧倒される。逆転を狙ってハイキック、バックブローを放つ宮原。渡辺は疲れを見せながらも前へ出てのワンツー、首相撲からのヒザと最後まで攻め続けた。
判定3-0で渡辺が大差判定勝ちした。渡辺はこれでプロデビューから無傷の3連勝を飾った。
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▼第1試合 フライ級 3分3R×真虎(Kick Life)判定0-3 ※28-30、28-29、27-30〇HIROKI(Akira budo school)
1R、真虎はサウスポー。パンチで入り込む真虎にHIROKIは組み付いてのヒザ蹴り。離れるとミドルを蹴り合うが組みの展開となり、首相撲ではHIROKIが主導権を握る。左ミドル、左インローの真虎にHIROKIは右ミドルからの右ハイ。ミドルの蹴り合いでは一進一退も首相撲でHIROKIが優勢か。
2Rになると完全に首相撲&ヒザ勝負に出たHIROKI。真虎はミドルの蹴り合いからヒジを狙うが不発。HIROKIに首相撲に持ち込まれ、投げようとするも投げられない。前蹴りで転倒させるHIROKI。真虎は首相撲で背中を向けてしまう場面も。ミドルの蹴り合いでHIROKIが主導権を握り始める。
3R、HIROKIは真虎の左ミドルをスネブロック、首相撲になるとヒザ蹴りを連打し、真虎が蹴り返せないようにヒザで抑えて制する。投げようとする真虎だがHIROKIはバランスがいい。ヒジでの逆転を狙う真虎にHIROKIはフルスイングのバックハンドブローを空振りして豪快に回転。真虎が左ミドルを当てた直後、前へ出てHIROKIが右ハイキックを綺麗にヒット。一気に前へ出るHIROKIが顔面前蹴り、右ミドルで攻めて試合を終えた。
判定は3-0でHIROKIの勝利となった。HIROKIは16歳で、これでプロ2連勝。
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▼オープニングファイト2 スックワンキントーン サマックレン65kgタイトルマッチ 2分3R×萩原琉陽(HIDEGYM/王者)判定0-3 ※28-30×3〇上武隼大(Y`ZDGYM/挑戦者・65kg級1位)
▼オープニングファイト1 スックワンキントーン サマックレンLクラス78kgタイトルマッチ 1分30秒3R×小泉直樹(ラジャサクレックムエタイジム)延長R 判定1-2 ※9-10×2、10-9〇濱口 裕(Y`ZDGYM)※本戦の判定は29-28、28-29、29-29。