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インタビュー

【RIZIN】鈴木博昭、超新星からの挑発に「ここまで綺麗にナメられたのは久しぶりなので、こういうタイプの子は結果と内容で分からすしかない」

2024/11/16 00:11
 2024年11月17日(日)愛知・ポートメッセなごや第1展示館『RIZIN LANDMARK 10 in NAGOYA』にて、バンタム級(61.0kg)5分3Rで秋元強真(JAPAN TOP TEAM)と対戦する鈴木博昭(BELLWOOD FIGHT TEAM)が15日(金)愛知県内にて個別インタビューに答えた。 「いい具合にリラックスしていますよ。いつも通り、戦いの前ってこんな感じだよねって感じで」と目をギラつかせる鈴木。  秋元については「最近、よく名前を聞く噂の天才ぼっちゃんですよね。いい選手が出てきたんだな、これから行くだろうなっていう風に見ていました」と、期待の新星であるとの認識はあるようだが「ここまで綺麗にナメられたのは久しぶりなので、こういうタイプの子は結果と内容で分からすしかないので特に言葉はないです。しばいたります」と、発言に対しての代償を払わせるとする。 「(秋元の発言は)それは入ってきますよね。でも、言ってどうこうって話でもないので、結果以上に説得力あるものはないので。ハハハハッて感じですね」と、結果で返答するという。  YA-MAN戦では「殴り合ってしまった」と打ち合いに付き合ったことを反省していたが、今回はどうかと聞かれると「普通に打撃勝負ですよ。むしろそうじゃないと納得しんでしょう」と、打撃勝負すると宣言。秋元の打撃レベルについては「誰が見ても上手でしょう。以上」と簡潔に答えた。 「(自分が打撃で)どんだけやりあってきてんのってと。速い、強い、上手いは当たり前の世界でやっているので。それを見て、何だこのスピードは、みたいなのはないですよ。いい選手なのは見れば分かるけれど、そんなのは標準装備なので」と、打撃の世界で生きてきた自分にとっては驚くような打撃ではないとする。「勝ち筋は見えたので。あとは戦うだけです」と冷静に話す。  鈴木39歳、秋元18歳という年齢差には「年齢を見て戦うわけじゃない。1vs.1の生き物がやり合うだけ、それ以上でもそれ以下でもない。どっちでええわ、そんなもん」と関係ないとした。  では、自分が18歳の時に何をしていたかと聞かれると「彼は高校に行かずに格闘技をやっていたってことですよね。僕も高校は3カ月で中退して、空手道場の内弟子になりました。ちょうど同じくらいの時ですね。内弟子を卒業して道場を持った時期かな。なんで、そういう気合いを入れて格闘技に全振りしてきているのだろうから、そこで思うところはありますよ。年齢どうこうの話はしないけれど、自分はその当時やっていた格闘技を見てプロを志して、冬の時代がやって来て、そこを経て僕は目指していた舞台で今戦っている。その当時に格闘技を志して最短で来た彼と、遠回りして来た僕が戦うのは正直思うことはありますよ。最短で来た鋭いセンスと、遠いところから来た分厚い僕の戦いじゃないですか。そういう意味でもケージの中が非常に楽しみです」と、自分の歩んできた道と秋元が歩んできた道を比べて思うところはあると答える。  ヒロ・ヤマニハの敵討ちという想いもあるのかと聞かれると「それはよく言われるんですけれど、僕がヤマニハのリベンジをしたるって、これは違うでしょう。それでヤマニハが嬉しいのかって話で。自分が敵討ちに行きたいって言うのは、それはリスペクトがないと思う。リベンジは本人がしないと納得しない。その言葉を聞くたびに、ファイターナメんなよって僕は思います」と、それは違うとピシャリ。 【写真】現JTTの西谷大成を“撃墜”した怪物くん 西谷大成に続いてのJTT勢との戦いには「ボンサイ柔術vs.JTTみたいなのが多いですね。それはそれで楽しんでもらえたら」とし、若手の門番的な役割になっていることには「使っていただくのは嬉しいんですけれど、自分も上を目指してやっているのにPRIDEで言えばゲーリー・グッドリッジ感が出てますね」と苦笑した。  若い才能がある選手と認められながらも、ここで芽を摘むというところか。鈴木は「ここで負けても再起していけばいい。味を出してやるってことです。負けて芽が摘まれるってことはないですよ」と、秋元の格闘技人生に味を出してやると語った。
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