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レポート

【ONE FF】那須川天心に憧れてキックボクサーになった芝宏二郎が左ハイキックで鮮やかなKO勝ち、ONE初陣を飾る

2024/11/15 22:11
【ONE FF】那須川天心に憧れてキックボクサーになった芝宏二郎が左ハイキックで鮮やかなKO勝ち、ONE初陣を飾る

(C)ONE Champiosnship

ONE Friday Fights 87
2024年11月15日(金)タイ・ルンピニースタジアム
※U-NEXT配信にてLIVE配信

▼第3試合 キャッチウェイト(-54.43kg)キックボクシング 3分3R
〇芝宏二郎(Team526)
[KO 3R 2分34秒]※左ハイキック
×ジャマーク・クーパー(アメリカ)


 KOUJIROこと芝は空手出身で那須川天心に憧れてキックボクシングを始め、ジュニア・アマチュアで実績を重ねて現在は『HOOST CUP』を主戦場にするサウスポー。2022年2月に3戦目でRKSキック フライ級王者となり、5月に5戦目でジャパンカップキックボクシング同級王者となった。『RISE』では2022年3月に松本天志、12月には那須川龍心に敗れている。これがONE初参戦。戦績は9勝(4KO)2敗。19歳。


 クーパーも今回が初参戦。ムエタイスタイルでタイ・プーケットなどで試合経験を積んできた模様。派手なタイプではなくスピードやパワーが目立つわけでもないが、ムエタイをしっかりやっている印象だ。


 1R、両者サウスポー。芝が強い右インローと左ローでクーパーの身体を泳がせる。左ストレート、左ミドルを出すクーバーだが、芝は右インローと左カーフを蹴りまくる。スピードのある左右ローをどんどん蹴っていく芝。クーパーの左ミドルをバックステップでかわす。芝のローに合わせたクーパーの左ストレートがヒット。ここから芝もパンチを放っていくが、左ストレートをローに合わされて尻餅をつく。芝は前蹴りを放ち、右インローを蹴っていく。


 2R、クーパーは左ミドル、左ロー。芝はジャブを突いてワンツー。クーパーは芝のカーフをキャッチしにいって注意を受ける。ジャブをしっかり当てる芝。右が交差した後は芝がヒザを突き刺す。細かい連打を出すクーパーに芝は左ロー、ヒザ。芝もクーパーの左ミドルをキャッチしてしまい注意を受ける。芝の左カーフで大きくバランスを崩すクーパー。そこへ芝が右ボディからの左ストレート。


 3R、ジャブの突き合いから左ミドルの蹴り合い。近距離で右を打ち合う。ジャブ、右ハイ、右の喉元への前蹴りと芝が上手く攻撃を当て、左カーフではダメージを与えていく。クーパーは左ストレートを狙って打っていくが、芝がジャブで下がらせ、見事な足払いでクーパーを転倒させる。そして残り30秒、ジャブから芝が放った左ハイキックがヒット。左カーフを警戒して下を向いていたクーパーにクリーンヒットし、クーパー前に倒れ、芝の鮮やかなKO勝ちとなった。

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