ONE Friday Fights 742024年8月9日(金)タイ・ルンピニースタジアム※U-NEXTにてLIVE配信▼第4試合 キャッチウェイト(122LBS)ムエタイ 3分3R×シンサンパー・ルークブンミー(タイ)[1R 1分28秒 KO] ※左フック〇HIROYUKI(RIKIX)
HIROYUKIは目の良さと身体能力の高さを活かし、打たせずに打つ試合が持ち味。時折、派手な蹴り技も見せる。新日本キックボクシング協会の第6代日本フライ級王者&第12代日本バンタム級王者。RIKIX移籍後は様々な団体に参戦して活躍している。2023年は「NO KICK NO LIFE バンタム級賞金トーナメント」に出場し、決勝へ進出するも花岡竜に敗れて準優勝。
2023年11月には「RISE NEW WARRIORS スーパーフライ級トーナメント」の1回戦で長谷川海翔にまさかのKO負けを喫した。5月の『NO KICK NOLIFE』で山田航暉に判定勝ちして再起を飾ると、7月の岡山ジム主催興行では河野直次郎に右フックで初回KO勝ち。戦績は36勝(16KO)13敗4分。
シンサンパーは18歳で戦績は40勝15敗。
1R、軽快なステップを踏むHIROYUKIは強い右カーフキック、離れた距離からワンツーを伸ばす。シンサンパーも強気に左フックからの右ストレートで前へ出るが、HIROYUKIはすぐに右ストレートを返す。
HIROYUKIはシンサンパーのジャブを右手でパーリングすると、即座に左フック・右フック・左ストレートの3連打が綺麗を決め、シンサンパーは明らかに効いた様子。そこへHIROYUKIが右フック、そして左フックを返してシンサンパーはダウン。立ち上がることが出来ず、HIROYUKIのKO勝ちとなった。シンサンパーは担架で運ばれた。
HIROYUKIは「サワディカップ。アイム・ハッピー、サンキュー。今日倒したのは左フックですね。自信あります。また来ます。よろしくお願いします」と勝利者インタビューに答え、35万バーツ(約150万円)のボーナスをゲット。平良達郎でお馴染みの「アイム・ハッピー! サンキュー」を叫んだ。
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▼第3試合 キャッチウェイト(57.2kg)ムエタイ3分3R×センチャイ・ナーヨックウィットトゥンソン(タイ)[1R 2分07秒 KO] ※右ストレート〇林 繁那 (R.S-GYM)
林(日本でのリングネームは繁那)はNJKF WESTを主戦場とする選手で、NJKFスーパーバンタム級3位、WBCムエタイ日本統一同級2位。4月のNJKF後楽園ホール大会ではKNOCK OUTとの対抗戦で鈴木貫太とドロー、6月のNJKF WESTでは日韓国際交流戦でキム・チョンヨンに2RでTKO勝ち。“繁那”はジェロム・レ・バンナにちなんで名づけられたという。戦績は11勝(5KO)1敗1分。
センチャイは18歳で戦績は26勝3敗。両者ともONE初出場となる。
林はコール時にかめはめ波のポーズを見せ、場内からはヤンヤの大歓声が沸き起こる。
1R、両者サウスポー。センチャイの左ローに林は左ミドルを返す。ノーガードになって首を振り、挑発する林。左ハイを蹴ってくるセンチャイに林は左ストレートを打つ。センチャイの蹴り足をキャッチした林だが、センチャイがそのまま蹴りで突き飛ばして転倒させる。前蹴りを多用するセンチャイに林はコーナーを背負わせての左右フック連打。センチャイは背中を見せて逃げる。
2度目のラッシュにセンチャイは防戦一方。センチャイが左ミドルを蹴った直後に林の右ショートがアゴに決まり、センチャイは前のめりにばったりと倒れる。林のKO圧勝となった。
林は「相手に合わせないように自分のキックボクシングを貫くという戦略で倒しました。相手は蹴りが強いので蹴りが来た時に手が下がるので、そこにパンチを打つという作戦通りでした」と勝利者インタビューに答えた。