MMA
インタビュー

【UFC】朝倉海の即王座挑戦の可能性についてケイプ「俺以外にパントーハに挑戦するレベルにいるファイターはいない。俺が王者になれば日本で4万人の前で戦える」×モカエフ「まずはランカーを倒さないと。平良達郎が先に戦うんじゃないか」

2024/07/27 23:07

ムハンマド・モカエフ(フライ級6位)「2016年の『UFC 204』マンチェスター大会を多くの若い世代のファイターも観客席で観て、モチベーションを得たんだ」

──マンチェスター出身のあなたが、地元で試合をすることについて、どう感じていますか。

「素晴らしい気分だよ。このホテルで『UFC 204』(2016年10月)を観戦したことがあるんだ。その時、アルバート・トゥメノフがレオン・エドワーズと対戦していたんだ。今、自分自身がマンチェスターで戦うことができて、本当に驚いている。最初にUFCでモチベーションを得たのは、マイケル・ビスビンがロンドンでアンデウソン・シウバと戦った時だ。僕はそのカートにいた。その時、ルスタム・ハビロフがノーマン・パークと戦っていた。そして、マンチェスターで2度目にUFCが開催されて、モチベーションを得た。若い世代の多くのファイターも観客席に座っていたんだよ」

──今回のマネル・ケイプ戦についてどうとらえている?

「毎回、誰かが『今回が最も厳しい試練になる』と言うけど、本当の試練はオクタゴンに健康な状態で入ることだ。彼らは皆、二本の足、二本の腕、一つの頭を持っている。特別なのはメンタリティだけだ。俺は無敗だし、彼は記録上6敗している。それが違いを示しているだろう」

──もしケイプが体重を超過したら?

「もし彼がまた体重をオーバーすれば、UFCから解雇されることになるだろうし、今回は問題ないと信じている。俺はフライ級10位のときに、マネル・ケイプとの対戦をアピールしたけど、彼は自分のほうがランキング上位ということを理由に試合を受けなかった。今は俺のほうがランキングが上だが、彼のことはフライ級で最も強い一人と考えているから、試合を受けた。俺はいつだって、挑戦するスタンスでいるんだ」

──試合がアーリープレリムに変更となったことについては?

「俺のスタイルが退屈だからかもしれない。あるいは、マネルが体重を作れるかどうかが五分五分だからかもしれない。でも、何時に試合があろうと関係ない。彼を倒すだけだ」

──勝てばタイトルマッチ挑戦権を得られると思う?

「もしエキサイティングな試合になって、人々が見たいと思うなら、タイトルマッチの話になると思う。俺はもっと早くから(王座挑戦に)値すると思ってるけど、いつ試合をするかは関係ない。結局のところ遅かれ早かれ、全員と戦わなきゃいけないから」

──あなたがATTでトレーニングしていないのはパントーハに何度もタップアウトされていたからだと言っていたが?

「100%、彼の作り話だ。俺とパントーハは互角だったよ。ジムで見た人はみんな知っている。だけど、なぜ彼がそれを気にしているのか分からない。俺はジムでタップアウトされるし、ノックダウンもされるし、ラウンドも負ける。だけど、それはジムでの練習の話だ。練習と試合は違うよ」

──彼はウマル・ヌルマゴメドフやタギル・ウランベコフとの練習をインスタグラムで投稿し、Facetimeを通してハビブ・ヌルマゴメドフともやりとりをしていた。そのことで、自分のほうがダゲスタンらしいと言っていたが?

「もしハビブとのFacetimeでレスリングが上手くなるなら、みんなハビブのFacetimeの時間を買うべきだろうね!」

──RIZINから朝倉海がUFCと契約し、すぐタイトルマッチを戦うのでは、と考えられていることについては?

「すぐにタイトルマッチを戦わせてもらえるとは思わないね。おそらく平良達郎が先に戦うんじゃないか。誰を王者として売り出したいかという要素はあるだろうが、タイトルマッチを得るにはまずはランカーを倒さないといけないとは思う」

──アレックス・ペレスとの激戦で得た教訓は?

「アレックス・ペレス戦から学んだことは、勝っている時には安全策を取ることだ。無駄なリスクを避けることが重要だと感じたよ」

──次がタイトルマッチではなければ、誰との対戦がふさわしい?

「アミル・アルバジだ。彼のことが嫌いなんだ。因縁があるというより、嫌いってだけだ」

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント