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2024年7月28日(日)さいたまスーパーアリーナ『Yogibo presents 超RIZIN.3』に出場する全選手の個別インタビューが、26日（金）都内にて行われた。
第7試合の59.0kg契約（5分3R）で、ヒロヤ（JAPAN TOP TEAM）と対戦する所英男（リバーサルジム武蔵小杉 所プラス）が登壇。
RIZINのYouTubeで妻が乳がんを患っていることを明かしていた所は、会見冒頭で「はじめに、このTシャツ（実家「クリーニングのところ」をモチーフにした「グラップリングのところ」）を通して一晩で100通以上、『頑張ってください』と奥さんへの励ましのメッセージをいただきました。夫婦ともども感謝しています、ありがとうございます」と挨拶し、質疑応答に臨んだ。
言葉が支えとなり、本当に負けたくない一心で絶対勝つと
ーー試合を2日後に控えた心境を。
「金原（正徳）さんの（タイでの）ファイトキャンプちょっと前から体を作り始めてそこから7月末まであっという間の時間でした。格闘技を本当にいいなってあらためて思った毎日でした」
ーー何か新しいものを習得したり気付きはまだありますか。
「本当に技術は日々進化していると思うけど、やっぱりちょっと自分もこっち（頭）と身体がなかなかついてきてくれないけど、タイで金原さんとやってきたクロスフィットトレーニング、金原さんに日本でも紹介してもらってクロスフィットのトレーニングが僕を動かしてくれるんじゃないかと信じています」
ーー実況としてひとつ伺いたいのですが、もしあれば、ですが、最近なにか夢を見ましたか？
「ハハ！ ああ……（笑）。なんか夢みたんですけど、変な夢なので、ここでは……笑っちゃって失礼しました」
ーー何系ですか？
「そういう系です（笑）」
ーー活力がありますね！（笑）
「はい、活力です（笑）」
ーーあらためて対戦相手のヒロヤ選手の印象を。
「やっぱり本当に今、日々進化していると思います。顔つきも充実している雰囲気をすごい感じるので、いいなって思います」
ーー先週末には練習仲間の伊藤盛一郎選手が一本勝ちしました。励みになりますか。
「あんなにすごい動きはできないですけど、この選手と毎週スパーさせてきてもらったんだという気持ちと『繋ぎました』と行ってもらえたので、僕も繋げたい、じゃなくてなんていうんでしょうね？（笑）、『続きたい』です」
ーー今回のヒロヤ戦でご自身が自信をもって勝っていると言えるポイントは？
「キャリアしかないですよね、はい」
ーーそのキャリアで試合展開は作れそうですか。
「そうですね。“自分の経験が自分を動かしてくれる”って信じているので、その辺は大丈夫です」
ーー所選手は試合前も涙を流すイメージがあります。それは練習でも？
「そうですね、まあ、恥ずかしさ。この歳になっても上手くいかなかったりすると悔しくて泣けてくるとか、そういうのはありました」
ーーさいたまスーパーアリーナで4万人の観客が入る環境で戦う思い入れは？
「僕は本当に、ただ長くやってタイミングよく出させていただいているだけで。大きい大会を作ってきた榊原（信行CEO）さんはじめスタッフの皆さん、RIZINのスーパースターの方たちのおかげ、僕は乗っかっているだけなので感謝しています。背伸びして大舞台だからとやるのではなく、今までやってきたことを出して、出し切るだけです」
ーー今回の出場選手のなかで、15年前のさいたまスーパーアリーナのスタジアムバージョンをを経験しているのは所選手のみです。どう感じていますか。
「やっぱり試合終わって、（会場に）座らせてもらって裟斗選手の引退試合──あのときの感じは覚えています。すごい雰囲気でこんなところで試合してたんだと思いました。花道？ 自分のは覚えていないですね（苦笑）。魔裟斗さんが入ってきたのを覚えてます。凄いなっていうイメージ。輝いて見えました。（自分も？）魔裟斗さんとは次元が違うのであれですけど、僕は僕でやってきたので、それをやります」
ーーご家族の応援の言葉は？
「父親は僕がプロになってビデオを送っても一切見なかったけど、HEROSから一番のファンなんです。アメリカだろうがどこだろうが来てくれます」
ーー負けられないですね。
「まだやりたい！ まだやりたいです」
ーーまだ「ニュー・所」を見せてくれますか。
「ニュー・所で頑張ります」
ーー準備にあたり心の支えになったこと、周囲の言葉や信念は？
「たくさんの方に支えていただいているので、一人ひとりかけていただいた言葉が本当に支えとなり、自分のなかで本当に負けたくない一心で絶対勝つ、負けたくない！ という気持ちになりました」
ーーファンの方からの反響がモチベーションになったと。
「やっぱり、もともと勝ちたかったのに、さらにその気持ちを高めていただいていますし、本当に夫婦、家族で勝つっていうのが一番なので。家族で勝ちます」
