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【ONE】その名はニコ・カリロ! スコットランドの25歳がノンオーに続き、セーマペッチも衝撃KO「ハガティからベルトを奪いたい」「全盛期は2、3年後に来る」。14連勝ラスロフ、MMA兄弟トライのルオトロ「打撃はケイドよりは少しマシ」

2024/07/08 20:07

元王者オク・レユン敗れる! 14戦無敗のラスロフ「クリスチャン・リーだけではなく、ベルトを持っている選手なら誰とでも」

『ONE Fight Night 23: Ok vs. Rasulov』メインイベントは、元ONEライト級MMA世界王者のオク・レユンとONE初参戦のアリベック・ラスロフがONEライト級MMA暫定世界タイトルをかけて対戦。勝者は現王者のクリスチャン・リーとの王座統一戦への切符を手にすることになる大一番だった。

 リーと1勝1敗のレユンは、2023年5月に強豪ローウェン・タイナネスに判定勝ち、復活を果たした。33歳。

 ラスロフは、ダゲスタン出身の13勝無敗の強豪。フリースタイルレスリングをベースとし、アマチュアMMAで経験を積み、Berkut Young Eaglesなどロシア、トルコで連勝。プロキャリア13勝中10フィニッシュ(6KO・TKO・4一本)と決定力が高い。ONEデビュー戦でいきなり王座戦となる。31歳。

▼ライト級MMA (Over 155-170 lbs)変則王座戦 5分5R
×オク・レユン(韓国) 170.00 lbs, 1.0210
[5R判定0-3]
〇アリベック・ラスロフ(トルコ) 170.00 lbs, 1.0226 ※計量ミス
※ラスロフが計量をパスすることが出来ず。試合は実施されるが、レユンが勝利した場合のみタイトルを獲得。

 試合は、上組みでも勝負したラスロフが粘るレユンの反撃に苦しみながらも判定3-0で勝利。しかし、計量失敗のため、暫定王座を獲得することはできなかった。

 試合後の一問一答でラスロフは、「ONEライト級にとどまる」と語った。

ラスロフ「次の準備もできている」

──試合を終えて。

「まず最初に、ありがとうと言いたい。ONE Championshipには初参戦で、初めてにしては(いい)試合だった。5ラウンド戦った。ONE Championshipにありがとうと言いたい」

──ONE初陣に臨んだ心境について。

「僕には経験がある。過去にはもっと多くの人と戦ってきた。たくさんの試合をしてきた。だから、準備だけはしていた。あまり心配はしていなかったし、このONEライト級にとどまるつもりだ」

──計量ミスについて。

「ONE Championshipに出場するのは初めて。水分補給のハイドレーションテストもあるし、僕にとっては少し新しいことなんだ。だから2回も体重を減らさなければならなかった。だから、もっといい試合ができると言っているんだ。でも同時に、いい経験にもなった。これからはもっといい試合をするよ」

──自身のパフォーマンスを評価すると?

「かなり難しい試合だった。勝てて本当に嬉しいし、相手も強かったけど、それでも僕が勝った。でも、もっといい試合ができると思う」

──チャンピオンのクリスチャン・リーと対戦する可能性について。

「それはクリスチャン・リーのことではないんだ。ベルトがすべてだ。ベルトを持っている選手なら誰とでも対戦するし、このベルトを獲るつもりだ」

──すぐに次戦をしたいと?

「すべてはONE次第だ。怪我はしていないし、体調もいい。大きなダメージは受けていないから、準備はできているつもりだ。それと、時間を無駄にしたくないということも言いたい。試合があれば準備はできている。体重はいつもいい状態だから、いつでも準備はできているよ」

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