2024年5月3日(金)に映像が公開された『巌流島バーチャルファイト』。その第2試合でルシア・アプデルガリム(アルゼンチン/キックボクシング)に判定2-0で敗れたぱんちゃん璃奈(フリー/KNOCK OUT-BLACK二階級制覇/キックボクシング)が、自身のYouTubeチャンネルにて試合の裏側を公開した。
試合当日の会場入り、リハーサルから試合後までを追ったこの動画。後半はぱんちゃんが試合を振り返り、まだ赤黒く腫れあがった右目が痛々しい姿で「だいぶやられました」と話し始める。
(C)巌流島「アマチュアからの頃を入れれば6年半負け無し、30戦弱くらいアマチュアも入れるとずっと勝ってきて、6年半ぶりに負けました(笑)」と、久しぶりの敗北を味わった。
「初めてリングがない試合だったり初めて無観客だったり、新しい形での試合も新鮮でしたし、自分が今まで戦ったことがない重い階級でもやってみて、やっぱりパワーが凄いなって思いました。自分がそこの階級で戦っていくにはもうひとつ足りないなと。フィジカルも鍛え直さないといけないなと思いました」と、49.5kgでやるにはまだフィジカルが足りないとする。
【写真】バーチャルファイトの制作裏側も「無敗対決ってことで、どっちかが負けるということで気合い入っていたんですけれど。絶対に負けたくなかったんですけれど。でも前回のK-1と違って悔しさが今回の方がなかったんです、負けたのにも関わらず。自分の中では全力を出したつもりなので、技術の面や気持ちの面で実力を出せていない部分はあるんですけれど、試合の中では一生懸命やって2R目にパンチを効かされたシーンがあって、ポイントを完全に獲られて。3R目は何とか取り返しに、延長まで持って行こうと最後の10秒を切っても必死に逆転を狙いに行ったことは、悔しさよりは強い選手と戦えたことが本当に嬉しかったのと、最後までいい試合を見せよう、勝ちに行こうという姿勢を見せられたのは大きかったんじゃないのかなって思っています」と、全力を出せたことでスッキリはしているという。「今回2-0でちゃんとした敗北です。ただ、必ずリベンジします。試合が終わった後もお話しさせてもらってめっちゃいい選手で、また良かったらぜひやっていただけないですかって言っちゃったんですけれど『ぜひまたお願いします』って言ってくださったので、リベンジ出来るまで(携帯の)待ち受け画面を対戦相手とのやつにしました(笑)」と、リベンジを宣言すると共に達成できるまでは携帯の待ち受け画面はアプデルガリムとの試合後ツーショットにしておくと笑う。
【写真】現在ぱんちゃんの携帯の待ち受け画面となっているアプデルガリムとのツーショット リベンジマッチについては「今回の試合はリングではなかったことで公式戦の負けには入らないそうですが、自分の中ではプロで負けたって意識はしっかり持っています。なのでリベンジマッチをさせてもらう時は公式戦で、KNOCK OUTのリングの方で組んでいただこうと思っているので今はそれが目標ですね。身体を作り直すのからやっていこうと思います」と、公式戦のレコードには入らないが、敗北を受け止めて次は公式戦でリベンジマッチをやりたいと希望。
「いい経験が出来たし、本当に良かったと思っています。勉強になりました。この負けを活かしたいと思います」と、ぱんちゃんはさらに強くなることを誓っていた。