龍聖に初ダウンを味わわせたチュームーシーフー(右)を迎え撃つ久井(C)KNOCK OUT
2024年2月25日(日)東京・後楽園ホール『PURE BIOKEYZ presents KNOCK OUT 2024 vol.1』の前日計量・会見が、24日(土)都内にて正午から行われた。
第7試合のスーパーファイト、KNOCK OUT-BLACK59kg契約3分3R延長1Rで対戦する、久井大夢(TEAM TAIMU)は58.9kg、チュームーシーフー(中国/郭強ファイトクラブ/CFP)は58.6kgで計量をパス。
久井は「明日は用意している技があるので楽しみにしてください。自分の思っているプラン通り進めれば、KOを見せられると思います」と必殺技があるとし、対戦相手については「動画で見た通り、背も小さくて身体もごつくない印象」とした。
50万円に増額されたKOボーナスの使い道を聞かれると「お父さんに全部あげます」とあっさり。変更された試合順についても「自分は何試合目でも関係ないので、いつも通りの試合をするだけです」と相変わらずのクールぶりを発揮していた。
昨年6月に初来日、龍聖に初ダウンを経験させ大いに苦しめたチュームーシーフーは「また『KNOCK OUT』に参戦できて非常に嬉しく思います。現在の自分のパフォーマンスは非常に良い状態なので、皆さんに必ずエキサイティングな試合をお見せします」と今回も激闘を予告。
久井については「非常に強い選手なのは知ってますし、ベルトを持っているので非常にリスペクトしていますが、試合になれば自分が完膚なきまでに叩きのめして賞金を中国に持って帰ります。
前回は初めての来日で緊張しましたが、今回は『KNOCK OUT』のルールを動画や資料で研究してきたので、非常にリラックスしています。今回の身体のパフォーマンスも非常にいいです。対戦相手の久井選手は中国の武林風で試合をした時に、現地で試合を見ました。印象としては非常に幼い感じだと思いましたが、彼のテクニックは非常に素晴らしくてハイレベルなものがあると思いました。試合では相手を倒しにいくので、試合になったらリング上でしっかりガードをして下さい。私はKOを狙いにいきます」と言い放つ。
KOボーナスをもらったら、との質問には「自分のトレーニングをさらに向上させるために使いたい」と語った。
第6試合のKNOCK OUT-REDスーパーライト級3分3R延長1Rで対戦する、良太郎(池袋BLUE DOG GYM/team AKATSUKI)は65.0kg、健太(E.S.G)は64.7kgでそれぞれ計量をパス。
「いつも通りの仕事をしたいと思います」という良太郎は、強化してきたことを聞かれると「丈夫な身体作りぐらいです。僕は特に何かをするとかはないので、普段通りに練習して試合をするという感じですね」とし、相手は116戦目で月1ペースで戦っていることについて「元気だな、と」とあっさり。
20万円のKOボーナスの使い道は「ジムの移転費用に充てたいですね。人がいっぱいいて入らないので…。サンドバッグ2つくらいは買えるでしょう」とジムに役立てたいとした。
対する健太は「『KNOCK OUT』は5年ぶりの参戦になりますので『まだ健太やってたの?』と思っている人もいるかもしれないので、明日はインパクトを残して、勝ちたいと思います」と意気込み。
「この試合に限ったことじゃないんですけど、自分はいつも相手に合わせて練習を変えたりとかしないので、いつも通りです」と普段通りの練習をしてきたとし、他団体から乗り込んで背負っているものはあるかと聞かれると「悪い言い方をすると、ないです。良い言い方をすれば、明日の『KNOCK OUT』の舞台でも先月のウイグル自治区のリングでも、全力を出す。それがプロだ!」との名言。
同じく20万円のKOボーナスの使い道を聞かれると「僕も家族がいるので、建前として家族のためにと言っているんですけど、この発言している先にワインの銘柄が見えているので頑張りたいと思います(笑)」と、大好きなワインを購入するための資金にしたいとする。
また、弟子の心直が『KNOCK OUT』でインパクトを残していることについては「僕はプロ格闘家として(心直のことは)どうかと思うんですけど、あまりSNSを見ないようにしているのでよく分からないです(笑)」と、あまり関心がない様子。
KNOCK OUTのベルトに興味はあるか、との質問には「最近はしばらくタイトルから遠ざかっていて、元チャンピオンとやるので、やっぱりやっているからにはチャンピオンを目指していきたいと思うので、もちろん勝ってアピールしたいと思っています」とベルトも先に見据えてると語った。
第5試合のKNOCK OUT-BLACKウェルター級3分3R延長1Rで対戦する、渡部太基(TEAM TEPPEN)は67.5kg、漁鬼(SHINE沖縄)は67.1kgで計量をパス。
渡部は「明日は久しぶりの試合なので思いっきり暴れようと思います。全体的なレベルアップもしてきたんですけど、特にスタミナ面でやってきましたね。ラスト1年と言ったので、その覚悟を見せたいです。やっぱりKOを見せたいです。判定は狙ったことがないので、KOを狙って頑張ります」と意気込み。
20万円のKOボーナスをゲットしたら「沖縄に家族旅行も行きたいですね」とした。
その沖縄から来た漁鬼は「今年KNOCK OUTでウェルター級のトーナメントがあるらしいので、いい勝ち方をしてトーナメント参戦にアピールできたらと思います。今まで倒そう、倒そうとして気持ちだけで来たんですけど、KOするためにはタイミングが必要だと分かったので、渡部選手のパンチに合わせて全部カウンターを合わせて倒そうと思っています」と言い放つ。
さらに「沖縄から来たんですけど、塩試合をしたら一生呼ばれないと思います。今回もメインイベントも中止になっているので、一番盛り上がる試合をできればと思っています」と、激闘派の渡部を相手に激闘を誓う。
20万円のKOボーナスについては「試合が終わってから1週間くらい東京にいるので、20万円を東京で遊んで使おうと思っています」と、東京で使い果たすと豪傑ぶりを発揮していた。
第4試合のKNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級3分3R延長1Rで対戦する中島弘貴(NEXT LEVEL渋谷)は69.9kg、小田尋久(TEAM3K)は70.0kgで計量をパス。
中島は「調子はいいので、明日は判定決着がいらないような試合をしたいと思います。
今後いろんなことを想定してやってきました。全体的な自分のレベルを上げてきたという感じです。10カ月ぶりのリングで、所属も変わり、久しぶりの試合で気分転換にもなるし、試合で見せようかなと思います。もちろんKOで勝とうと思います」と、KOしか考えていない様子。
KOボーナスについては「あまり物欲はないので、美味しいものをいっぱい食べようかなと思います」とする。
一方の小田も「K-1代表としてしっかり強さを見せて、一番盛り上げて勝ちたいと思います。前回はフランスで大会があって、そこからさらに追い込んで今回に向けてさらに追い込んで絶対に倒し切るような練習をしてきたので、しっかり倒したいと思います」と、必ずKOすると宣言。
「K-1の代表として戦うのはもちろんですが、自分は世界最強を目指しているので、とにかく自分の強さを見せたいという想いです」との意気込みを話し、KOボーナスは「20万はKOしてもらうつもりなんですけど、それをまだ何に使うかは特に決めていないです」ともらうのは決まっているとばかりに答えた。
第3試合のKNOCK OUT-BLACK -63kg契約3分3R延長1Rで対戦する、大谷翔司(スクランブル渋谷)は62.95kg、キム・ウスン(韓国/仁川MOOVI GYM)は62.85kgで計量をパス。
大谷は「明日、試合順はちょっと早いですけど、ベストバウト賞が獲れるカードだと思っているので、そこを全力で狙いに行って必ず僕が勝負します。そして韓国の方々にも『KNOCK OUT』の強さを証明できるような試合にしたいと思っています」と、ベストバウトを狙うという。
「これまでの練習の中で毎日成長できている感覚を掴めているので、それを明日、試合で見せて『大谷、成長したな』という姿を見せます。ほぼ20戦くらいやって負けていないキム・ウスン選手を完封して強さを見せつけてやろうと思います」と意気込み、ウスンについては「身体つきを見てもわかるように、しっかり仕上げてきていただいてありがとうございます。最高の試合をしましょうという感じです」とした。
対するウスンは「5年ぶりの日本での試合で、今年初めての試合なのでとてもワクワクしています。早く試合したいです。『KNOCK OUT』の中で一番面白い試合をしたいですし、日本のファンの方たちに私の試合を早くお見せしたいと思っております」と、試合が待ち遠しい様子。
大谷については「この階級で身体条件がいいと聞いていたんですが、今日会ったら身長も高いし手足も長いので、身体条件の良さを感じました」と評し、「前から憧れてた『KNOCK OUT』の試合に出られることになったのでとても嬉しいですし、『KNOCK OUT』の大会に合うような試合を見せて日本のファンの方たちにアピールしたいと思っています」と語った。