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【PANCRASE】2王座戦追加アキラvs.雑賀ヤン坊、端貴代vs.重田ホノカ。杉山しずかがパンクラス初参戦、松本光史vs.天弥、田嶋椋vs.井村塁ほか追加7カード発表=3月31日(日)立川大会

2024/02/08 18:02
 2024年3月31日(日)『PANCRASE 341』(立川ステージガーデン)の第2弾カードが2月8日、都内にて発表された。  会見には、第1弾カード発表で日程が確定された女子アトム級クイーン・オブ・パンクラスタイトルマッチのSARAMIと沙弥子を含む、15選手が登壇。  ライト級と女子フライ級の2つのタイトルマッチが追加されたほか、MMA21勝7敗1分の杉山しずかがでPANCRASEに初参戦する女子フライ級戦など、7カードが追加発表された(※さらにコメント追記あり)。 ▼PANCRASEライト級タイトルマッチ 5分5Rアキラ(武蔵村山さいとうクリニック/ALMA FIGHT GYM PUGNUS)※第8代ライト級キング・オブ・パンクラシス雑賀“ヤン坊”達也 (1位/DOBUITA)  王者アキラは、2022年9月に松本光史に3R KO勝ちで暫定王座につくと、2023年4月に正規王者の久米鷹介と王座統一戦に臨み、スプリット判定勝ち。第8代王者となった。前戦は2023年7月の『超RIZIN.2』でトフィック・ムサエフに2R KO負け。今回はホームに戻り、王座初防衛戦に臨む。 アキラ「初防衛ということでチャンピオンの強さをしっかり見せる試合にしたいと思います。(雑賀は)1発で試合を終わられされる、強い武器を持っている。そんな強い挑戦者だと思っているので、日本ライト級最高峰の試合を見せられるんじゃないかなと思います。(5Rの試合展開は?)5Rだから、と言って力をセーブすることなく、1Rからもう全力で潰しに行きます。僕はPANCRASEの前回、久米さんと5Rやっているので、5R行ったら、そこの厳しさも教えてやろうと思います。 (ベルト)チャンピオンになったということで周囲からもチャンピオンとして見られるようになって、そういうところは自覚を持って行かないといけないなと思って。試合内容もチャンピオンがどう戦うかを問われると思っているので、雑賀選手、強い選手ですが、最高峰の試合を立川で見られるんで、ぜひ皆さんに会場でもU-NEXTの配信でも見ていただきたいと思います。 “右の打撃のヤン坊”に僕がどう組むのか、と思われる人が多いと思いますが、打撃の部分でも全然、勝っていると思うので。負けているのはリーチの長さは圧倒的に負けていると思うので、そこを僕がどう工夫して倒すのか、観てほしいです。(右だけじゃなく左も?)もちろんです。何なら足もあるんで(笑)」  雑賀は、2020年9月に林源平に1R KO勝ちで暫定王座を獲得も、2021年12月の王座統一戦で正規王者の久米鷹介に逆転の一本負けで暫定王座陥落。松岡嵩志、シュウジ・ヤマウチを得意の右ストレートでKOに下した後、2023年4月のRIZINに緊急参戦し、アリ・アブドゥルカリコフに1R KO負け。12月の前戦で粕谷優介に判定勝ちで王座挑戦権を得た。 雑賀「今回はタイトルマッチを受けてくれて、アキラさん、ありがとうございます。前回の試合で初めての判定まで行ったのですけど、すごく疲れたので、今回は1Rで失神させてKOしてやろうかなと思っています。(アキラは)とにかくパワフルで、ボディ、めっちゃ強いなという感じですね。 (試合展開は?)前回、試合で見てもらって分かる通り、僕は組んでも平気なので、でも疲れるんで早く終わらせたいですね。(前回5R戦ったことは)経験値というか、もともと“出来た”んで。ただ試合で出せるタイミングがあまり無かったのかなと」 [nextpage] ▼PANCRASE女子フライ級タイトルマッチ 5分5R端 貴代(和術慧舟會 AKZA)第2代フライ級クィーン・オブ・パンクラシスト重田ホノカ(パラエストラ松戸)1位  MMA28戦19勝8敗1分けの端は、強いグラップリングを武器に、2021年10月と2023年4月にNORIに連勝。フライ級王座初防衛に成功している。46歳。 端「今回、1年ぶりの試合になりますが、防衛戦というのはベルトを獲ってからずっと決まっていたことなので、今回も全力で戦いたいと思います。(重田の印象は?)アグレッシブなファイトと強気な心があるというところですかね。  2018年にPANCRASEに初参戦させていただいて、その後、Invicta FC挑戦への架け橋に私自身なりたかったというのがあって、それは実現しなかったですが、ずっとこのPANCRASEで試合をさせていただけて、初代ベルトを賭けて戦ったり、ずつとPANCRASEで生きてこれたと思っています。なのでこのベルトの意地、PANCRASEのベルトをちゃんと守りたいと思います。 (重田の強気一点張りについて)気持ちの強さの面は、私もずっと続けてきた格闘魂と底力、力強さがあるので、何を言われても動じません」  MMA3戦無敗の重田は、中学での陸上競技を経て、高校柔道で都大会で2位。浅倉カンナに憧れてパラエストラ千葉ネットワーク入門。高本千代に判定勝ち後、ソン・ヘユンに腕十字で勝利、2023年11月の前戦でライカに判定勝ちしている。20歳。 重田「この日はベルトを獲って、全体を通しての主役になりたいと思います。(相手の印象は)特に無いです。(端の経験については?)経験値とかも乗り越えられるのが若さだと思っているので、ほんとうにそのまま若さと勢いで潰しにいこうかなと思っています。 (26歳差で母親と同じ世代がチャンピオンでいて、戦うことについて)そうですね……なるべくしてなっていると思うんですけど、そこのタイミングとかいろいろ持っているものと重なって(チャンピオンに)なっていると思うので、今回はそれが自分に回ってくると思っているので、全部もらいたいと思っています」 [nextpage] ▼ライト級 5分3R松本光史(M PLATIC)6位/第12代修斗世界ウェルター級王者天弥(和術慧舟會HEARTS)9位/2023年ネオブラッド・トーナメントライト級優勝  2020年に修斗からPANCRASEに参戦した松本は、上迫博仁、松岡嵩志、葛西和希に勝利し、暫定王座戦に漕ぎつけるも、アキラに2度目の敗北。2023年4月にはキルギスのヌルジャノフ・ルスタムベックにも2R KO負けで10年ぶりの連敗を喫した。四十路に入った2023年11月の前戦で西尾真輔に判定勝ち。再び上位を目指す。  対する天弥は、DEEPで活躍中の海飛の実弟。全中国空手道選手権大会で小1年か小6まで6連覇、世界大会で3位というストライカーで、EXFIGHT01で宇土冬真にスプリット判定勝ち後、EXFIGHT02でオーディンに判定負け。  2022年10月のアマチュア修斗全日本選手権ウェルター級で優勝すると、2023年ネオブラッド・トーナメントライト級で優勝。2023年3月のプロMMAデビュー戦で芳賀ビラル海を1R TKOに下し、6月の神谷大智戦でグラウンドでの反則の顔面ヒザ蹴りを当ててDQ負け。8月の前戦で木村裕斗に1R TKO勝ちしている。 松本「(対戦相手が2勝1敗の若手であることについて)まあ、戦績はそうだとしても、映像を見て強い選手だと思ったので、ちゃんと乗り越えれば僕にとってもいい選手だと思います」 天弥「2勝1敗になっちゃってるんですけど、1敗は自分が(反則の)ヒザ打っちゃって。自分が悪いんですけど、特に負けだと思ってないんで、印象全勝でこのまま松本選手に勝ちたいと思っています。寝技も打撃もしっかりやっているので、反則だけしないように頑張ります」 [nextpage] ▼女子フライ級 5分3R杉山しずか (リバーサルジム新宿Me,We)ライカ(RIGHT THING ACADEMY)2位  2014年大晦日のDEEP DREAM IMPACT以来の再戦。当時は腕十字で杉山が1R 一本勝ち。  杉山は、MMA21勝7敗1分でPANCRASE初参戦。2018年大晦日に渡辺華奈にTKO負けも、以降5連勝。2022年5月の前戦では中井りんに一本負けしており、新天地で再起を期す。36歳。夫、中村K太郎のRIZIN参戦に続く復帰戦の決定となる。  MMA13勝10敗1分のライカの2023年は、渡邉史佳にスプリット判定勝ち後、ナギを1R TKOで連勝。しかし、2023年11月の前戦で重田ホノカに判定負けを喫した。 杉山「目標はベルトです。PANCRASEのベルトを持っている藤野(恵実)さんを見ていて、いつもかっこいいなと思っていました。PANCRASEという歴史あるイベントに来ることが出来て、とても光栄に思っています。  この時期になってしまったのは間が空き過ぎてしまい、準備するのに時間が長かったので、その分をここで発散したいと思います。  ライカ選手はもちろん打撃が強いですが、前回、対戦経験がありますけど、そのときとは全く違う選手になっているのは分かります。だから、ほんとうに全力で向かっていこうと思っています。前回の展開とはまた違った勝ち方をするために、テーマを持ってやっています。 (3月23日のRIZINで先に試合をする選手がいて、家庭の雰囲気は?)中村K太郎選手のことですよね。RIZIN神戸大会は私も応援に行きますし、試合の日というのは別に自分で整えるものなので、家のなかが大変なことになると思いますが、そんなにお互い、毎回のことなので意識することではないかな、と思います。むしろ同じ大会に出る方が大変かもしれないので、こうして私の方が後になることができたので、勝利を見届けてから、家の片づけは1週間かけてやっていただきたいかなと思います」 ライカ「昔、速攻、すぐに負けて、すごく強くてうまくて、ほんとうにすごい選手です。そこに全力で──前回は9年(3カ月)前に戦ったんですけど、今回はしっかりいま持っている力をぶつけて挑戦したいと思っています。(試合のテーマは?)次の試合を勝つことだけしか考えていないです」 [nextpage] ▼バンタム級 5分3R田嶋 椋(OOTA DOJO)1位/2022年ネオブラッド・トーナメント同級優勝井村 塁(ALMA FIGHT GYM PUGNUS)3位/2020年ネオブラッド・トーナメント同級優勝  アマチュア時代に一度対戦している両者(2018年に井村が2R判定勝ち)。  2022年ネオブラ・バンタム級優勝の田嶋は、2022年12月にTSUNEを4R TKOに下し暫定王者に。しかし、2023年4月の中島太一との王座統一戦で判定負けで正規王座獲得ならず。12月の前戦で笹晋久に判定勝ちで再起した。精緻な打撃と粘り強い組み技を持つ。  井村は、2020年ネオブラ覇者。2023年4月に石井逸人に判定勝ちも、9月の河村泰博戦で1Rダースチョークで一本負け。11月の前戦では矢澤諒に1R リアネイキドチョークを極めている極め技師。 井村「(アマチュア時代の対戦後の相手の印象について)同じネオブラッドで優勝して(※井村は2020年優勝、田嶋は2022年優勝)、まあ……それぐらいしかないですね、ごめんなさい。優勝して、ランキングに入ってきて、そのうちやるのかなと思ってたぐらいで。それが今になったというところです。 (立川大会は)やっぱり地元なんで、結構応援に来てくれる人がいっぱいいますし、見に来てくれるからにはしっかり勝っていい内容にしたいです。見てるお客さんが楽しいと思える、見ていて面白いなって思う試合をしたいです。 (現王者の透暉鷹が「国内に敵はおらず海外選手と対戦したい」との発言について)自分はあと一歩のところでベルトに挑戦できなくて。負けて。まあ、言われてしょうがないなと思っています。なので、年内しっかり勝ち続けて、勝つ内容もしっかり見せて、挑戦して勝ちたいと思っています」 田嶋「(井村とは)いつかやるかなとは思っていて。で、アマチュアの時と、井村選手がネオブラ優勝した時とか見てたんですけど、そこから寝技とか全部成長してるんで、僕もしっかり成長したところを見せられればと思っています。  タイトルマッチは、もう気持ちも出せずに終わってしまいました。しっかり試合で、技もそうですけど、気持ちも出していきたいなと思っています。全部を使って戦います。 (現王者の透暉鷹が「国内に敵はおらず海外選手と対戦したい」との発言について)そう思われてしまうのは自分が良くないんで、今年はしっかり試合でこれもできるぞっていうところを見せて挑戦したいですね」 [nextpage] ▼女子フライ級 5分3RNORI(PRAVAJRA)3位渡邉史佳 (Fighter's Flow)  NORIの2023年は、4月の端貴代とのフライ級王座戦で判定負けでベルト獲得ならず。2023年9月の前戦DEEP JEWELSで齊藤百湖にスプリット判定勝ちで再起を遂げている。  渡邉は、テニスから柔術を始め、2022年アマチュア修斗全日本選手権女子バンタム級優勝。ボクシングのプロライセンスも取得している。2023年3月のプロデビュー戦ではライカと対戦し、ジャブを当てるなど打撃でも渡り合い、テイクダウンを仕掛けるもバックを奪われスプリット判定負け。24歳。 NØRI「PANCRSEの30周年記念大会にこうやって参戦させていただけること、大変嬉しく思っております。 今回、女子のカードがたくさんある中で、しっかりと自分らしい闘いで一番いい試合をしたいと思います。よろしくお願いします。  またPANCRASE参戦まで間隔が空いてしまったんですけれど、去年の試合もあって、その後、練習は変わらずやってきますし、最終的な目標として、ベルトっていうところがあるので、変わらず、試合がいつ来ても動けるっていう万全な状態でずっと練習してきました。今回、初めて年下の子とやるっていうんですけれども、そこはしっかりと自分が踏み潰していきたいと思います。 (パラエストラ千葉ネットワークに移籍した妹のKARENについて)KARENは移籍して、今、練習は全く一緒にしていない状況ですけれども、KARENが試合でしっかり勝っているところを見て、成長していると感じます。 練習を一緒にやらないところで、試合ですごくパワーアップしてるのを感じたので、逆に私もしっかりと──KARENにも私と一緒に練習していない中で久しぶりに私の試合を見て、私も、自分のパフォーマンスを出し切っているところを見せたいです。やっぱり選手としてKARENにも負けたくないっていうところはあるので、そういったところでは相乗効果になってるのかなと思います。 (プロレスの活動との並行は?)昨年11月に、LLPW-Xに所属することが決まって、プロレス再デビューという形になりました(※2017年にアイスリボンでデビュー)。今、プロレスとMMAの練習は、比率的には半々です。試合が決まってからは、MMAの練習を増やしてっていう感じです。MMAもプロレスも、結局、体を使って自分をコントロールするっていうところでは通じるところもありますし、プロレスを始めて、どちらかがマイナスになるってことはないので、自分の中でも さらにパワーアップしている実感があります。 (今回の試合のテーマは)春っていうことで、しっかりとまた再スタートが切れる試合にしたいと思います」 渡邉「1年ぶりの試合、30周年に試合を組んでいただきありがとうございます。しっかり盛り上げて勝ちたいと思います。よろしくお願いします。今回は、移籍してからの初の試合ではあるんですけれども、しっかり基礎からもう一度作り直していたので、そこを、どれだけ試合出せるかだと思っています。 (Fighter's Flowに移籍して)作り直すことになったので、伸びてる、伸びてないは試合をしないとわからないとは思うんですけれども、しっかり練習してきました。 (2023年12月に修斗フライ級の片山将宏と結婚したことについて)修斗で活動しているので、お互い支え合いながらプラスにしていくってところで、競技もしっかり立ち上がっていて、お互いいい結果を出したいと思ってます。(今回の試合のテーマは)KOするというところです」 [nextpage] ▼フェザー級 5分3R中田大貴(和術慧舟會 HEARTS)6位シュウジ ヤマウチ(Team Yamauchi)※ライト級から転向  中田は『RIZIN.39』で芦田崇宏に判定負けも、2023年3月の三宅輝砂戦でギロチンチョークで一本勝ち。高橋“SUBMISSION”雄己らとの練習でグラップリング力を高めるも、7月の前戦で高木凌に1R KO負け。  ヤマウチは、Bellatorのゴイチ・ヤマウチの従兄弟。MMA4連勝から、2022年12月にPANCRASE初参戦。ライト級で雑賀ヤン坊に1R TKO負けも、今回はフェザー級で中田との再起戦に臨む。 中田「去年は悔しい思いをして、毎年ベルトが届きそうな距離で毎回逃してしまって、 本当にそれが悔しくて。でも、今年はしっかり作り直して絶対ベルトを獲りに来るんで、ぜひよろしくお願いします。押忍。自分を見失わないで、頭を使って戦います。 (韓国での海外修行について)韓国に出稽古に行ってたんですけど、スパーリングがすごい多い環境でしたね。1週間、たくさん韓国の選手とスパーリングしてきました、すごくいい経験になったと思うんですけど、技術的な面に関しては、自分は日本にいて自分でしっかり考えながらやった方が、環境的にも強くなるにはいいんじゃないかなと思いました。すごく強い相手とスパーリングするっていう意味では、韓国での出稽古はすごく身になる時間だったなと思います」 [nextpage] 【既報カード】 ▼PANCRASE女子アトム級選手権試合 5分5RSARAMI(パンクラスイズム横浜)#1位/第2代修斗女子世界スーパーアトム級王者・18勝14敗沙弥子(リバーサルジム横浜グランドスラム)#2位・8勝2敗  MMA18勝14敗のSARAMI(アトム級1位)は、12年7月のJEWELSでプロデビュー後、DEEPを主戦場にアトム級王座にも挑戦。2021年11月には修斗で黒部三奈に判定勝ちで、第2代修斗女子世界スーパーアトム級王者に輝いている。2023年5月に渡辺彩華に敗れ修斗王座陥落後、2023年12月にPANCRASE電撃参戦。「初代女子アトム級王者決定トーナメント1回戦」でジェニー・ファンに判定勝ちした。2団体王座制覇を目指す。  同級2位の沙弥子はMMA8勝2敗。SARAMI同様に柔道ベース。プロデビュー戦こそライカにKO負けも、その後はMMA6連勝。2023年12月のジェニー・ファン戦で黒星を喫するも、7月のPANCRASEでMIYUを相手にトップキープ&パウンドでドミネイト。判定勝ちで復活すると、2023年12月の「初代女子アトム級王者決定トーナメント1回戦」でV.V Meiとの接戦を制し、SARAMIが待つ決勝に進んだ。 SARAMI「クリスマスイブに勝利して、今日ここにまた呼んでもらえたことを嬉しく思います。3月31日も勝利して、ベルトを持ってまたこうして会見できるよう頑張りたいと思います。(印象は?)沙弥子選手、『勢い』『体力』──それだけだと思っています。(前回の沙弥子の試合は)しっかり見させてもらいました。印象はまあ、勢いですごいな、という、それだけですね。 (北岡代表から「義務教育は終了」だという言葉がありましたが?)今回のベルトを獲ることが、ほんとうの私が格闘家としてやってきた証明になると思っています。自分で勝ち獲りたいベルトです。 (会見も重ね、これほど相手のことを考えた期間は無いと思います。トーナメントを通じてあらためて感じたことは?)ここ数年、見ていた沙弥子選手は、すごく優しくて、ほんとうにいい人、12月の試合はほんとう進化しているなと感じました。たぶん充実した練習ができているんだなという印象です。ただ、格闘技との向き合い方や深みという点では、まだまだ私とは比べものにならない低い場所にいると思うで、しっかり、ずっとMMAをやってきた実力を見せて勝ちたいと思います」 沙弥子「いよいよベルトを賭けての戦いになったので、私らしいドロドロになっても関係ない戦いをして、しっかり最後に私がベルトを巻きたいと思います。(SARAMIは)試合運びがすごい上手。でも自分も彼女のペースに飲まれなければ大丈夫だと思っているので、そこは見せられたらと思います。(前回のSARAMIの試合は)ざっくりしか見てないですね。ほとんど2、3Rと同じような展開が続いただけだったので、別に印象も変わらないし、やる練習も変わらないかなと思っています。 (友人で練習仲間でもあるSARAMIとの対戦について)正直、練習環境に困ったときにすごい助けてくれて、練習中に体調が悪いときもすぐに気づいてくれたり、ほんとうに色々助けてもらってここまで来れて。なので今回、この決勝で戦うということは、彼女に今までどんだけ成長できたかを見せられるタイミングだと思うので、そういう誠意を持って彼女を倒したいと思います。  私はPANCRASEに強くこだわりたいっていう気持ちがあるので、 ベルトを獲ってもこのPANCRASEで戦い続けたいし、新しいアトム級の選手がいっぱい増えて、私を倒したいっていう選手がいっぱい出てくることが、ベルトを獲ったあとの目標です」 [nextpage] 『PANCRASE 341』既報カード 2024年3月31日(日)立川ステージガーデン ▼フェザー級 5分3R遠藤来生(Power of Dream Sappor)#9位 14勝11敗3分石田陸也(DOBUITA)7勝8敗 ▼ライト級 5分3R平 信一(綱島柔術/ZST)#8位/ZST第2代ライト級王者・22勝16敗10分神谷大智(BRAVE GYM)#11位・4勝 ▼ライト級 5分3R西尾真輔(宇留野道場)#10位/2022年NBT同級優勝・4勝4敗1NC余 勇利(マッハ道場)#12位/3勝3敗 ▼フライ級 5分3R濱田 巧(パラエストラ柏)#3位/2022年NBT同級優勝 3勝山崎聖哉(BRAVE GYM)#9位/2023年NBT同級優勝 4勝1敗 ▼フライ級 5分3R大塚智貴(CAVE)#6位/2021年NBTストロー級優勝・5勝4敗眞藤源太(KINGCRAFT)5勝1敗 ▼ストロー級 5分3R植松洋貴(NEVER QUIT)#6位/2022年NBT同級優勝・2勝2敗1分増田大河(セルフディフェンスアカデミー)2勝1敗
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