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【K-1】玖村将史がWAKO2階級制覇王者と対戦、金子との再戦&K-1フェザー級王座獲りも見据える

2024/02/05 23:02
【K-1】玖村将史がWAKO2階級制覇王者と対戦、金子との再戦&K-1フェザー級王座獲りも見据える

WAKOで2階級制覇したチェケッティを迎え撃つ玖村。自身もK-1で2階級制覇を目指す

 2024年3月20日(水・祝)東京・国立代々木競技場第一体育館『K-1 WORLD MAX』の記者会見が、2月5日(月)都内にて行われた。

 スーパーファイトの-56kg契約3分3R延長1Rで、玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス)と初参戦のルカ・チェケッティ(イタリア/Kick and Punch Milano)が対戦する。


 玖村は2018年1月にKrushデビューを飾り、同年に行われた「第6代Krushスーパー・バンタム級王座トーナメント」で優勝して王座に就いた。2019年6月には「K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント」に参戦するも決勝で武居由樹に敗れる。2022年2月の「K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント」では決勝で金子に敗れて王座戴冠ならず。6月の『THE MATCH 2022』ではRISEの志朗に勝利。2023年3月にはRISEの鈴木真彦にも勝利し、9月に金子晃大との1勝1敗の決着戦に臨んだが延長戦の末に敗れた。戦績は22勝(11KO)6敗。


 チェケッティはWAKO(世界キックボクシング団体協会)の世界バンタム級&フェザー級の2階級を制覇した44勝(10KO)5敗のベテラン選手。“スナイパー”のニックネームを持ち、2023年9月には『ONE Friday Fights 31』で中国のフオ・シャオロンから判定勝利している。サウスポーからの左ストレートは脅威だが、右のパンチも威力が十分で、さらに左ミドルキック、左ヒザ蹴りと多彩な攻撃を持つ。イタリアの有力プロモーターからの推薦により参戦が決定した。

 会見ではチェケッティからの「玖村は俺との試合を承諾するのに時間をかけ過ぎだ。きっと俺のことが怖いんだろうが、その感覚は間違いではない。リングでさらに恐怖を与えてやる」とのコメントが読み上げられたが、玖村は「オファーが来た瞬間に即答しました」とこれを否定。宮田充Krushプロデューサーも「相手の選定に玖村選手に投げるまで運営の方で待たせていた。チェケッティは誤解している」と説明した。


 金子戦以来の再起戦となる玖村は「試合が決まってめっちゃワクワクしています。同じ大会で対抗戦があると思いますが、対抗戦より面白い試合をして盛り上げようと思っています。国内対抗戦が多いですが、今回は海外強豪ということでいずれ海外の選手と対抗戦をやっていけるようにK-1代表として価値ある勝ち方をして次につなげていきたい」と意気込み。

 対戦相手の印象は「サウスポーで、いい身体をしているのでパワーがありそうです。でも、スピード、テクニック、トータル面で僕が優っているので、完封しようかなと思っています。海外のトップだと思うので、トータルで何でも出来るので油断は一切していないですね」と答える。

 RISEとの対抗戦が盛り上がっていることをどう見ているかと聞かれると、「偉そうなことは思っていませんが、みんながK-1を背負って戦う気持ちは分かっているので、一人一人がK-1代表の自覚を持ってRISEのファイターを倒してほしいと思います」とエールを送り、金子vs.鈴木については「金子選手が普通に勝つと思っています。流れもありますが、鈴木選手は対策も立てやすいと思うので金子選手が勝つんじゃないかなという感じです」と、宿命のライバル・金子の勝利を予想。


 そして「(金子と)4回目をやることしか見ずにやっています。そのために海外の強豪を倒して世界一の挑戦者はここにいるってことを示して、いずれは55kgのベルトを懸けてもう一度できたらと思っています」と、勝ち星を重ねていき金子と4度目の対決をしたいとする。

 しかし、今回の契約体重が56kgで相手はフェザー級でもタイトルを獲っていることについて聞かれると「僕もいずれかフェザー級で戦いたいと思っているので、そこの体重は気にしてないです。強い選手だったらいいですね」と、フェザー級転向も見据えていると打ち明けた。

「55kgのベルトは絶対に獲りたい。それが先になるか後になるかという話で。フェザー級の王者(軍司泰斗)も勝ち続けていると思いますが あまりぱっとしない印象があるので、僕が上げてフェザー級のベルトも獲りたいと思います」と、スーパー・バンタム級王座は必ず獲るが、その前にフェザー級王座を狙うかもしれないと言い放つ。


 会見では宮田Pから「K-1の世界戦略の中で、玖村選手には先日も某イベントからオファーが来てなくなってしまったんですが、海外のプロモーターから玖村を招きたい、ファイトして欲しいという要望が多く舞い込んでいる」との話があり、それについて玖村は「めちゃくちゃ嬉しいですね。これから海外でも試合をどんどんやっていきたい。アジア以外でお願いします」と、海外でも試合をやっていきたいと話す。

 宮田Pからどの国がいいかと聞かれると「イタリアもオランダも行ってみたいです。ブラジルと中国はちょっと…おしゃれな国がいいです(笑)」とのこと。

 カルロス菊田K-1プロデューサーも「今月中にK-1の海外のイベントを発表できると思います」と、いよいよ海外開催を発表できる段階に来たと言い、そこでの日本人選手の活躍も期待していた。

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