Mattrid Kun Khmer Grand Fight.2024年1月6日(土)カンボジア
▼第4試合 60kg契約 3分3R×ラタナック・ソーティー(カンボジア)判定0-3○久井大夢(TEAM TAIMU/KNOCK OUT-BLACKライト級王者)
カンボジアのムエタイと呼ばれるカンボジアの格闘技クンクメールの国際大会に、KNOCK OUT-BLACKライト級王者・久井が出場。昨年12月21日(木)カンボジアで開催された『SAMURAI KUN KHMER FIGHT』にはKNOCK OUTから3選手が参戦したが全敗に終わっており、今回は王者が単身乗り込んだ。
対戦相手のラタナックは130勝(31KO)28敗8分という驚異の戦績を持つ26歳。久井は7勝(3KO)1敗で、唯一の黒星は中国遠征で付けられたもの。
1R、いきなりコーナーを飛び出した久井は飛びヒザ蹴りを繰り出すがラタナックは軽く避ける。サウスポーの久井がジャブと左ロー、前に出るラタナックは右ローを蹴っていくがそこへ久井がジャブや左ストレートをどんどん合わせていく。下がりながらヒザも合わせる久井が左ストレートでラタナックをグラつかせ、ワンツーの連打でラッシュ。ロープへ釘付けに。ラタナックは首相撲でピンチを逃れる。
その後も久井が左ボディからの右フック、カウンターのジャブ、左ストレート、左ハイからの左ストレートでラタナックをダウン寸前まで追い込むがラタナックはクリンチで凌ぐ。久井は左後ろ蹴り、左フックからの右フックでラタナックは大きくバランスを崩して倒れるがこれはスリップに。
2Rも前に出るラタナックが右インローで崩すと左右フックの連打。久井は一瞬押されるがすぐにジャブ、左ストレートで体勢を立て直す。前に出るラタナックは右ミドル、右ヒジを繰り出し、組んでもヒジ。久井もヒジとヒザで応戦する。どんどん前に出るラタナックが右フックを当てるも久井はワンツーでグラつかせ、ジャブで仰け反らせる。それでも前に出てくるタフなラタナック。パンチをもらって仰け反ろうが一瞬腰を落とそうが、すぐに前へ出て左右フックを振り回し、右ミドルを蹴るタフネスぶり。
3Rも右の蹴りから前へ出てくるラタナックに久井はジャブ、左ストレート。ラタナックが前へ出て組みの展開に持ち込み、ヒザを蹴る。久井は左三日月蹴り、片手引っ掛けから左のヒザを側頭部へ突き上げるとグラついたラタナックに左右フックを浴びせてダウンを奪う。久井はロープを背負うラタナックにラッシュを仕掛け、一度離れると左ストレートで鮮やかに2度目のダウンを追加。久井が飛び後ろ廻し蹴りからワンツーをヒットさせたところで試合終了。
久井が完勝の判定3-0でクンクメールに一矢報いた。久井は2月25日(日)東京・後楽園ホール『PURE BIOKEYZ presents KNOCK OUT 2024 vol.1』にてチュームーシーフー(中国/郭強ファイトクラブ/CFP) との対戦が決定している。