3月2日(土)、名古屋国際会議場イベントホールで開催される「HEAT44」に石井慧が参戦。HEAT総合ルールヘビー級王者カルリ・ギブレインに挑戦することが発表された。
▼HEAT総合ルール ヘビー級 タイトルマッチ 5分5Rカルリ・ギブレイン(王者/ブラジル/BRAZILIAN THAI)石井 慧(挑戦者/日本/チームミルコ)
クロアチアの「チームミルコ」で練習を積む石井慧はMMA18勝8敗1分。近年は精力的に試合を重ねていた。グラップリングでは、QUINTETでマルコス・ソウザ、ジオ・マルティネスと激闘を繰り広げ、10月5日の米国ラスベガスでのQUINTET.3では元UFC世界ヘビー級王者のフランク・ミアに勝利。その後も10月13日にドイツでロカス・スタンブラウスカスとのMMA戦で、センタク挟みで一本勝ち。12月1日には、再びMMAの「セルビア・バトル・チャンピオンシップ19」でトニー・ロペスとヘビー級王座決定戦でニーバーで一本勝ちし、王座を奪取している。
その後の12月8日、英国で行われたグラップリング・POLARISではダン・ストラウスに2-1判定負け、12月15日の米国ロサンゼルスでのワールドノーギでもアーロン・ジョンソンに三角絞めで一本負けを喫したが、毎週末、世界をまたにかけて試合に臨むタフなところを見せている。
対する王者カルリ・ギブレインは、2018年9月のHEAT43でイ・サンスを3RパウンドによるTKOで降し、王座を獲得。MMA3勝無敗でベルトを巻いた。今回が初防衛戦となる。組み力では石井に分があるが、“ホーム”の日本在住ブラジリアンの声援を受けたギブレインは、サンス戦のように組みを凌いで勝機を見い出しにくるだろう。5月以降にPFL参戦も決めている石井にとっては、HEAT王座を手土産に米国マット参戦となるか。
また、同大会では、HEAT総合ルールライト級選手権試合として王者オク・レユンにRIZIN帰りのトム・サントスが挑戦。さらに2018年12月にPANCRASE初参戦を果たした(※シッジ・ホッシャに2R TKO負け)鈴木万李弥がホームに戻り、MMAルールで本野美樹と対戦する。
東海大学柔道部出身で、2010年の講道館杯では西田優香に勝利している本野は、アマチュアMMAでも無敗。PANCRASEで組みに課題を残した鈴木はSNSで「55キロ契約になります。The寝技vs打撃になりました!かなりの強敵。応援よろしくお願いします」とコメントしており、MMAでの成長をいかに見せるか、注目される。