東京・大阪・タイで修行を積んできた成果を見せることが出来るか
2023年12月9日(土)東京・後楽園ホール『MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.6』の前日計量&記者会見が、8日(金)都内にて正午より行われた。
第10試合のKNOCK OUT-BLACK女子-48.0kg契約3分3R延長1Rで対戦する、ぱんちゃん璃奈(フリー)は47.95kg、ケイスリィ・ヴァンス(オーストラリア)は47.55kgでそれぞれ計量をパス。
4月にワン・チンロン、9月にチャッキーを破り、今年3戦目となるぱんちゃん。デビュー以来無敗の15戦全勝(3KO)の記録をさらに伸ばすため「たくさんこの3カ月弱で大阪・東京・タイで今までと違う練習をしてきたので、KOで必ず倒して“倒せる女子”になったことを見せたいです」と進化した姿を見せたいと意気込む。
公開練習で打倒ぱんちゃんに自信たっぷりのコメントをしたヴァンスは「明日はいい試合をしたいと思います。たくさんのパンチを使って、出来れば早いラウンドでKO出来ればと思っています」と、早いラウンドでのKOを再び予告。
初めて対戦相手と顔を合わせた印象を聞かれると、ぱんちゃんは「年下に見えないほどしっかりしていて。いい身体をしているなと思いました」と引き締まった肉体に注目。ヴァンスは「今日相手に初めて会いました。フェイスオフして目を合わせた時に強そうだと感じました。いいパンチを持っている選手なのでいい試合になると思います」と、強さを感じたという。
今大会はメイン、セミファイナル、そしてこの第10試合と上の3試合が全て国際戦となる。ぱんちゃんは「KNOCK OUTのvs.世界だと思うので、私のあとの2試合はKO決着になると思うので最初の1試合目の自分もKOしないといけないという気持ちでいっぱいです。勝つ・勝たないより倒すことを意識して戦います」と、最初にKOして次の2試合につなげたいとのミッションを自分に課す。
ヴァンスが「2Rの中盤で彼女を寝かせます。1Rはいろいろなテクニックを見せて、2Rから倒しに行きます」と予告KOしていることを聞くと、「わざわざ遠いところ来てくれたことに感謝していますが、その言葉はそっくりそのままお返しします」とKOするのは私だと言い放ち、英語で「私があなたをKOしたい」とアピール。
これにヴァンスも「お互い倒したいと思っているので、その答えは明日のリングの中で分かります」と、どちらが倒れるかは試合までのお楽しみと笑みを浮かべた。
この試合には30万円のKOボーナスが懸けられており、もし獲得したら何に使うかと聞かれたぱんちゃんは「年末年始は日本のジムは練習がないので、オーストラリアに練習へ行こうと思うので、その飛行機代にしようと思っています」と海外武者修行の旅費にしたいと言い、「この試合でKO出来たら海外の舞台に行きたいと思います。出来なかったらまだ修行が必要だと思います」と、自分が世界に通用するかどうかの試金石になる試合だとテーマを掲げた。