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インタビュー

【K-1】レオナ・ぺタス、1年3カ月ぶり国際戦も「俺の復帰戦のかませ犬、こいつで良いのって感じ」

2023/12/07 22:12
 2023年12月9日(土)エディオンアリーナ大阪『K-1 ReBIRTH.2』にて、K-1スーパー・フェザー級3分3R延長1Rで、フランスのレミー・パラ(CARCHARIAS)と対戦する第5代K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者のレオナ・ぺタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO)が、今大会への思いを語った。  レオナは、昨年9月にK-1スーパー・フェザー級王座決定トーナメントに出場し、アヤブ・セギリ、大岩龍矢、朝久裕貴を下して、第5代K-1スーパー・フェザー級王者となった。拳のケガもあり、今回は1年3ヵ月ぶりの試合となる。  対する22歳のレミー・パラはWAKO世界-62kg級とIKBO世界-60kg級の二冠王で、ローキックとサウスポーから繰り出される左ストレートの強打があり、12勝のうち9KOとKO率が高い強豪だ。 ケンカファイトになっちゃうんじゃないかな ――今回、1年3ヵ月ぶりにレオナ選手の試合が見られることになりました。ファンも待ち望んでいたと思います。 「まあ、ようやくというか、出て当たり前だと思ってるんで。ケガが治ればね、K-1が僕を使いたいとずっと思ってるのは分かっていたんで、嬉しいですね。今いる選手よりも僕の試合を観たいっていうお客さんの方が、いっぱいいると思うんで、呼ばれて当たり前かなっていうところですね」 ――相変わらず、強気のレオナ選手は健在ですね。 「チャンピオンになってから1年3カ月試合していないので、いろんな幻想があると思うんですけど、強くなってるのか弱くなってるのか。それを全て覆して凌駕していきたいなと思っています」 ――ケガは拳でしたね。 「右の拳を手術して、しばらくずっと打てない状態。半年以上パンチ打てない感じでした」 ――試合中のケガですよね。 「はい、一昨年の12月大阪でやったマキ・チャーチャイ戦で靭帯が切れたんですけど、あんまり気付かないまま半年くらい過ごして。昨年6月のTHE MATCHとか9月のスーパー・フェザー級王座決定トーナメントはケガしてる中、無視してやってって感じでしたね。THE MATCHの時は痛いなぐらいで、病院とかも行ってなくて。痛いから打てないなっていう感じだったんですけど、やっぱこれちょっと異常だなと思って9月が決まったタイミングですぐに行ったら、拳の靭帯が切れてたんですよね」 ――最初は分からなかったと。 「最初、医者もちょっとよく分かってなくて。で、病院を変えてMRI撮ったら、これは切れてるよと。色々結構、靭帯を治すだけじゃなくて、靭帯治したらまた切れるかもしれないからと言われたんです。骨を移植したり、結構大掛かりな手術になっちゃいました。でも拳をケガしてても、他の練習が出来たんで、石の拳で右を警戒されてたんすけど、左が強くなっちゃったりとか蹴りが上手くなっちゃったりしています」 ――進化しているということですね。 「手もやっとちょっと良くなって打てるようになったんで。K-1が新しくなったんですけど、僕も新しくなってるんで、楽しみにしてて欲しいなと思いますね」 ――出場できない間は、どんな思いで大会を見ていましたか。 「今の60kgも別に、僕が休んでいる間に誰が強いとかもなく、あんまし変動もなかったんで。ああ、こんなもんかって思ってずっと見てました」 ――今回の相手となるレミー・パラ選手は、どういう印象ですか。 「印象ですか。何かISKAの今のチャンピオンに勝って、何かチャンピオンになってるらしくて、他のベルトを持ってるって言うんですけど、率直な意見言って、こいつで良いのって感じです。ナメられてるのかなって思いましたね」 ――ちょっと役不足に感じていると。 「ちょっとどころじゃないかな。全然話にならないと思うんで。うん。話にならないと思いますね、マジで」 ――試合映像は、何試合か見ましたか? 「見たけど、こいつなんだという感じですね。全部で圧倒できると思うんですけど、あんまりテクニックがない。やりたくないですけど、ケンカファイトになっちゃうんじゃないかなと思いますね。テクニックを無視してフィジカルで押し倒すみたいな、喧嘩みたいな戦い方になっちゃうんじゃないかなって思います」 ――ここは、もうはっきりと格の差を見せつける試合になると。 「相手が、僕の復帰戦のかませ犬だと思ってるんで。チャンピオンとかって言ってるけど、ただベルト持っているだけだし、ISKAのチャンピオンを倒してるといっても…。ISKAは、それこそNARIAGARIの皇治とか持っているけど。皇治は別に、K-1チャンピオンになれてないし、所詮そんなもんだから、全然余裕だと思っています」 ――これから世界の強豪が、続々とK-1へ上がりそうな機運が高まっています。 「日本人は、むしろ全部ほとんどやっちゃったんで。日本人とやるモチベーションはないし、日本人じゃ僕に勝てないと思う。世界の強豪とやった方が僕もモチベーションもあるし、日本人とやるってなったら頑張れないですね、トレーニング。強いやつ、僕より強いと言われているやつとやりたいなと思ってます」 ――レオナ選手が、どこまで海外選手を倒せるか楽しみですね。 「日本人とはモチベーションないと言いましたが、僕60kgで一番強いと思ってるんですけど、武尊選手がONEで1番になった時に、僕もこっちで実績を積んで1番になって、また出来れば良いなと思っています。その時に、どっちが本当に強かったのかやれたら面白いんじゃないですか」
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