30秒以上も視線を離さず、両者一歩も譲らなかった鈴木とケラモフ(C)RIZIN FF
2023年11月4日(土)アゼルバイジャン・ナショナルジムナステイックアリーナで開催される『RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan』に出場する全選手のフェイオフイベントが2日(木)現地にて行われた。
ショッピングモールのイベントステージには多くのギャラリーが集まり、大音量で流されるBGMと共に選手が次々と登壇。模擬計量を行ってフェイスオフを繰り広げた。
【写真】両者かなり接近してのフェイスオフとなったムサエフと武田(C)RIZIN FF
日本から参戦した武田光司(BRAVE)は日の丸のハチマキを締めて登場。トフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)とかなり顔を近付けてのフェイスオフから一礼して握手を交わした。
武田は「試合頑張ります。日本だとこっちがホームだけれどアゼルバイジャンだから、アウェイの雰囲気で。歓声もアゼルバイジャンの選手が呼ばれるとバーンと高まりますけれど僕らだとシーンとなる。これは想定済みなので。
外国人といっぱい試合しているからそこまでムサエフ選手ヤバいなって感じはないです。そこまで圧が凄いなとか、試合しないと分からないけれど、大丈夫かなって。深夜の時間帯になってしまいますが、RIZIN凄いぞっていうのを僕と鈴木選手で魅せて勝っていきたい」とコメント。
メインイベントのタイトルマッチで対戦する王者ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)と鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)は、約34秒間にわたる長いフェイスオフ。互いに目を相手から離さず視線をバチバチと交わし、なかなか離れない両者を関係者が制した。
フェイスオフイベントを終えた鈴木は「めちゃ盛り上がっていて気合い入ってますね。お互い覚悟が決まっているので試合当日は思い切りやり合えると思いました。負けたくないので見合いから全部含めて目線も切りたくなかったので。(それは)お互い一致しましたね。皆さん応援してください、絶対にチャンピオンになるので」と、ケラモフと同じ想いだったのではないかとし、王座奪取をファンに誓った。