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インタビュー

【RIZIN】トフィック・ムサエフ「もしUFCで戦ったとしても、絶対に最後の試合はRIZINで終わらせたい」

2023/11/02 17:11
【RIZIN】トフィック・ムサエフ「もしUFCで戦ったとしても、絶対に最後の試合はRIZINで終わらせたい」

(C)RIZIN FF

 2023年11月4日(日本時間4日22時)アゼルバイジャン・バクーのナショナルジムナスティックアリーナで開催される『RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan』の個別インタビューが2日、同地にて行われ、トフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)が「まだキャリアの終わりは考えないが、最後の試合は必ずRIZINで終わらせたい」と語った。

▼ライト級(71.0kg)5分3R
トフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)21勝5敗
武田光司(BRAVE)15勝5敗

 ムサエフは、2019年「RIZINライト級GP」覇者。2021年6月の「RIZIN.28」のライト級王座戦でサトシに一本負けで戴冠ならず。

 2022年7月に「Bellator 283」でシドニー・アウトローを27秒KOする衝撃Bellatorデビューを飾ったものの、2023年3月のBellatorライト級ワールドGP1回戦ではアレクサンドル・シャブリーの前蹴りを受けて3R TKO負け。7月にアキラを71秒 TKOに下し、再起を飾っている。今回は、グレコローマンレスリング出身でRIZIN5勝5敗の武田光司と対戦する。

 地元アゼルバイジャンでの試合に向け、ムサエフは、「準備は整っている。面白い試合になる。いまは1日2回、朝と夜に練習しているが、強度の高い練習は終わり、あとは体重を落とすのみ」と順調な様子。

 対戦相手の武田については、「RIIZNでトップ5に入る選手で強い。ただランキングは気にせず勝つこと、面白い試合をしたい」と言葉少なく語り、「彼のスタイルはレスリングでもパンチでもどのスタイルでも戦える。彼のスタイルで私は戦える。もちろんどう戦うかとか、どういう展開が相手が強いか、戦い方は決めているが、どんな展開でも勝てるような練習はしてきている」と全局面で対応できるとした。

 対武田用の練習を問われ、「どんな? 言えることは相手のスタイルに対する準備さ。試合の始まりから終わりまで自分のポジシヨンで強く戦うこと」と語るにとどめたムサエフ。

 理想の勝利スタイルについても「何とも言えない。試合が始まれば何が起こるか見ることになる。試合前に話すことは好きじゃない。彼のSNSの投稿も見ているけど、それは彼の意見。私は試合前に言うのは好きじゃない。試合が始まれば、見ることになる」と、多くを語らず、試合で見せるとした。

 アゼルバイジャンの英雄と言われるムサエフがナーバスになるのは、母国での試合へのプレッシャーからだ。

「10年ぶりのアゼルバイジャンでの試合が楽しみであり、重い責任も感じているけど、いつも通りの試合、面白い試合にしたい。日本の試合でもアゼルバイジャンでもファンの熱いサポートを感じているけど、今回の違いは責任感」と語ると、「何が起こっても絶対勝つこと」と、母国での必勝を誓った。

 現在、33歳。2013年から10年で26戦(21勝5敗)を戦って来た。そのキャリアと年齢はどんな意味を持つかと問われると、「33歳と言われるけど、年齢を気にしない。それを考える人はキャリアの終わりを考えている人。これからもアゼルバイジャンの格闘技界に貢献していきたいし、若い選手がちゃんと戦える状況になったら、キャリアを終わらせたい」と、現役としてすべきことがあるとした。

 ただ、キャリアの最後は決めていることがあるという。それは「最後の試合」をRIZINで行うこと。

「いまBellatorと契約しているけど、過去を忘れることはない。自分はRIIZNで有名になった。もし今後、UFCで戦ったとしても、絶対に最後の試合はRIZINで終わらせたい」

 RIZINアゼルバイジャン大会を実現させたムサエフは、地元での勝利を誓い、RIZIN愛を語って個別会見をあとにした。

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