斗麗(左)がシュートボクシングから初参戦の川上を迎え撃つ
2023年12月9日(土)エディオンアリーナ大阪『K-1 ReBIRTH 2』の対戦カード第3弾発表記者会見が、10月30日(月)都内にて行われた。
フェザー級3分3R延長1Rで、斗麗(WIZARDキックボクシングジム)とシュートボクシングから初参戦する川上叶(龍生塾)の対戦が決定。
斗麗はオランダの名門Mike's Gymでも練習を重ね、2018年12月に16歳の若さでプロデビュー。2021年2月に6戦無敗でKrushフェザー級王者・新美貴士に挑んだが、判定で初黒星を喫した。2022年8月の「K-1フェザー級世界最強決定トーナメント」では1回戦で第4代K-1フェザー級王者・椿原龍矢を判定で破り、準決勝ではワン・ジュングァンにも判定勝利して決勝へ進出したが、軍司泰斗にKOで敗れ準優勝。12月に玖村修平に勝利も、2023年3月にRISEとの対抗戦で安本晴翔に敗れた。7月にムエタイ強豪ヴューをKOして再起。戦績は13勝(5KO)4敗。
川上は2019年11月にSB日本バンタム級王座決定戦で佐藤執斗を2RKOで下して新王者に輝き、2022年4月には魁斗を判定に破り、SB日本フェザー級王者となって2階級制覇を達成している。12月のSB×RISE対抗戦では安本晴翔から番狂わせの勝利を奪い、安本の連勝記録を15でストップしてみせた。しかし、2023年4月の初防衛戦で山田彪太朗に敗れて王座を失い、7月のRISEでは門口佳佑に判定2-0で敗れた。戦績は12勝(5KO)7敗。
SBからK-1に乗り込む川上は「斗麗選手はK-1ではナンバー2やと思っているので、圧倒的に勝って軍司選手とやらせれくれるなら嬉しいです」と、斗麗を破ってK-1フェザー級王者・軍司泰斗戦を実現させたいと意気込み。
迎え撃つ斗麗は「僕は強い選手とやった方が世界一への一番の近道だと思っていて。負けを恐れて相手を選ぶくらいならリングから降ります。川上選手は名実共に国内トップクラスの選手なので断る理由はなかったです。いろいろなマッチメイクがありますが、本物と本物が戦うリングが僕はK-1だと思っているので、地元関西で生粋のK-1ファイターの戦いをお見せします」と、川上の実力を認め本物同士の戦いだとした。
相手の印象を聞かれると、斗麗は「気持ちも強くてホンマにいい選手だと思うし、川上選手とならハイレベルな本物の試合を見せられると思います」、川上は「正直やることはないのかなと思っていたので、試合を見ていた時はファン目線で見ていてめちゃ強いなと思っていました。いざ聞いたらこの人とやるのかと思って。でも僕なら勝てるんじゃないかなと思っています」と、互いに強さを認め合う。
斗麗は「地元関西なので応援に来てくれる人がめっちゃ多いので、大阪で負けてないので勝つ気しかしないですね」と言い、「僕は勝ち続けるしかないと思っていて。1度(RISEとの)対抗戦をやらせてもらった時に負けているので、それでK-1ファンの人も悔しい思いをしていると思うので今回ちょうどいい相手だと思います。見といてください、今の僕はめっちゃ強いので」と自信を見せる。
一方、川上はK-1ルールについて「ルールは大丈夫やと思います。何でも強いのがシューボクサーだと思っているので」と対応できるとし、アウェイで戦うことには「マジでアホなので何も考えてない。リングに入ったら一緒です」と気にならないとした。
川上が安本に勝っていることについて、斗麗は「僕が負けている安本選手に川上選手は勝っているので、勝ったら払拭できるのでめっちゃ嬉しかったです」と言い、「SBの元王者ですがK-1ルールは全然違うことを試合で教えたい」と言い放った。
また、SBの先鋒としてK-1に乗り込む気持ちを聞かれた川上は「僕は今、王者ではない分、特攻でバッチーンと行ったろと思っています」と、負けを恐れず思い切りいくと宣言した。