トップ戦線で活躍してきた伊澤(左)に新鋭の高橋が挑む
2019年9月16日(月・祝)東京・後楽園ホール『K-1 KRUSH FIGHT.105』の対戦カード第二弾が、8月7日(水)都内で行われた記者会見で発表された。
フェザー級3分3R・延長1Rで、伊澤波人(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と高橋直輝(若獅子会館)が対戦。
伊澤は空手仕込みのローキックを武器にトップ戦線で活躍。4連勝をあげて4月にTETSUとのフェザー級王座挑戦者決定戦に臨んだが、判定で敗れて今回が再起戦となる。戦績は29勝(8KO)10敗2分。
高橋は6月にKRUSH初参戦、森坂陸と引き分けている(当初は判定負けだったが誤審が認められて再判定でドローに)。仕切り直しの一戦で強豪・伊澤に挑む。戦績は11勝(2KO)4敗2分。
伊澤は「試合ができると言ったらすぐに組んでもらえて感謝しています。次の試合はしっかり勝ちます。テーマは勝つことだけです。(前回負けてから)普通に1週間くらい落ち込んで、遊んでリフレッシュしてそこから練習して。終わったことはしょうがないことですし、負けたのは負けたので、ここからどう頑張るかですね。あの負けを無駄にしないようにプラスにして挑むように準備してきました」と挨拶。
その負けを無駄にしないとはどういうことかと聞かれると「詳しくは言えませんが、試合をやっていて自分の中で後半に気づいたことあって、これよくない? と気づいたのが遅かったので負けた部分がある。今回は最初から使ってやってみようと思います。それは技でもあり、考え方でもある。ひとつの技を、これいいなって気づいたことがあるんです」と、何やら気づきがあったようだ。
対する高橋は「今回、伊澤選手とやらせていただきありがとうございます。伊澤選手は古株、豪傑。嬉しくて決まった瞬間はしゃいでいました。いい試合をして盛り上げます」と、嬉しくて仕方がない様子。
お互いの印象については「ローが強くて近くで戦う印象がある」(高橋)、「相手の映像は見ないので見ていません。オーソドックスの選手としか確認してないです。あとは顔がカッコいい」(伊澤)というもの。
高橋は伊澤のローキックについて「倒されるかもしれない」と弱気だが、「倒されないように足をみんなに蹴ってもらって鍛えます」とローキック慣れしてくるという。その上で「勝ったらデカい。強豪なので試合が楽しみです。ここで言いづらいですが喰いたいです」と、伊澤を喰う気満々。
それに対して伊澤は「ここ以外でいつ言うの?」とツッコミを入れる余裕を見せ、「僕も食べられないようによけます」と、そうはさせないと答えた。そして「前回のことはなかったくらいのインパクトを残して、1年以内に江川(優生)選手とできるように、何としてもそこまでたどり着けるように期待していてください」と、タイトルへ向けて再スタートを切ると語った。