キックボクシング
インタビュー

【RISE】山口裕人「みんなYA-MANが勝つと思っているけど、今回はかなり自信あって負ける気がしない」

2023/08/22 22:08
 2023年8月26日(土)東京・大田区総合体育館『ABEMA presents RISE WORLD SERIES 2023 2nd Round』にて、YA-MAN(TARGET SHIBUYA)とオープンフィンガーグローブルールの65kg初代王座決定戦を行う山口裕人(道化倶楽部)のインタビューが主催者を通じて届いた。  山口は関西キックボクシング界を代表する激闘派ハードパンチャーで、大阪でプロデビューから8連勝。中央進出後は木村ミノル、東本央貴などに勝利。WPMF世界スーパーライト級暫定王座、WBCムエタイ日本同級王座、INNOVATION同級王座、DEEP☆KICK 63kg級&65kg級王座、WPMF世界スーパーライト級暫定王座など数々のタイトルを獲得している。2021年5月にRISE初のOFG戦に志願し、松本芳道と時間切れ引き分け(判定無し)に終わったが、9月大会では稲石竜弥から2度のダウンを奪って判定勝ち。2022年2月の『RISE FIGHT CLUB』ではメインで東修平から勝利を奪った。8月はタップロンにKO負けも、2023年3月のタリソン"Crazy Cyclone"フェレイラ戦でダウン応酬の末にバックハンドブローでKO勝ちして会場を大爆発させた。戦績は28勝(18KO)19敗1分。 俺がチャンピオンになったら盛り上がる ――今コンディションはいかがですか? 「良い感じです。いつも通りの試合前って感じです」 ――先日はRISEのファンイベントに参加していましたが、楽しそうにトークをしたりする裕人選手の姿を見るのは珍しいと思いました。ファンの方と触れ合うと自分の刺激になったりしますか? 「普通に楽しかったですね。ファンイベントって良いですね」 ――また出たいですか? 「是非、また出たいです。(笑)」 ――インタビューでYA-MAN戦について「トラッシュトークは不要」と答えていましたが、改めてその真意を教えてください。 「今更何も言い合うことはないので、あの発言でした」 ――お互いにオープンフィンガールールを盛り上げてきたからこそ、リスペクトを持って殴りにいくという感じですか? 「2人で盛り上げてきた感じはするのでYA-MANに対してリスペクトはめっちゃ持ってます」 ――裕人選手はオープンフィンガーで5戦連続戦っていますが、今までで1番印象に残っている試合は? 「それは前回(2023年3月26日 RISE ELDORADO)のタリソン選手との試合です」 ――戦ってみて楽しかったですか? 「めっちゃ楽しかったですし、あんなにダウンを取り合う試合はなかなかないですよ」 ――YA-MAN戦も楽しくなりそうですか? 「前回の試合を超える気満々です」 ――今回タイトルマッチになりますが、タイトル戦は久し振りになりますよね?ノンタイトルの試合とは気持ち的に違いはありますか? 「違うといえば違うけど、タイトル云々よりYA-MANと戦うということの方が大きいです」 ――下馬評ではYA-MAN有利という声がありますが、そう言った声に対して心は燃えてますか? 「皆、YA-MANが勝つと思っているでしょうね。でも今回はかなり自信あって負ける気がしないです」 ――どういう試合展開をイメージしていますか? 「何も決めないでいくのでどんな展開になってもいいです(笑)」 ――特に作戦とかは立てずに感じるままに戦うという事ですか? 「タイトルマッチだからどうとかで変えていないので、今まで通りでいきます」 ――チャンピオンになったらやってみたい事はありますか? 「俺がチャンピオンになったら盛り上がると思うので、オープンフィンガーで外国人選手と戦っていきたいです」 ――弟の侑馬選手がチャンヒョン・リー選手と対戦しましたが、敵討をしてみたいと思いますか? 「カードが組まれればやりたいです。でも63kgは無理なので65kgでお願いします(笑)」 ――試合が終わったら休暇などを取る予定は有りますか? 「まだ計画は立てていないですけど、少し休憩しようと考えています」 [nextpage] ダウンを取り合って最後に勝ち切ったのは、成長よりも珍しい ――話は変わりますが第2子が誕生すると聞きました。家族が増えると更に気合は入りますか? 「よく皆子供が産まれたら頑張れるとか言いますけど、僕は分からないんですよね。それより8月22日が予定日なんですよ。試合がその4日後なので今は予定日がずれないか心配してます(笑)」 ――試合後の楽しみがありつつYA-MAN戦に集中する感じですね。 「全力で行きますよ。また血尿出します」 ――YA-MAN戦に向けて特別な練習を行っていますか? 「特別な練習はしていないです。少しサウスポーの練習はやりましたけど」――それは試合でもサウスポーで戦う考えがあるという事でしょうか? 「そこは楽しみにしといてください」 ――SNSで原口選手や海人選手とスパーリングをしている投稿を拝見しました。最近も同様の練習はしていますか? 「2人は来ていないですけど、最近は体重の重たい人と練習しています」 ――その辺はYA-MAN選手の圧力や突進力を意識してのことでしょうか? 「それは軽い人とやるよりは重たい人とやった方が練習になると思ったからです」 ――YA-MAN選手がハンドスピードやステップが上がったと強調していましたが、その辺りは対策済みですか? 「対策はしていないですけど、MMAとかもやっていて単純に強くなっているなって思います」 ――山口選手はプロで50戦ほど戦って色々な団体で活躍されていますが、その中でこの初代のベルトを狙うというのはキャリア的に意味を感じますか? 「意味というよりは『RISE』のベルトに価値がありますね。YA-MANと対戦することが僕の中で大きいですけど、それに勝ったら価値があるRISEのベルトが付いてくるっていうのが良いですよね」 ――前戦のタリソン選手との対戦でのダウンの応酬は、キャリアの長い山口選手にとっても進化につながるような手応えはありましたか? 「いつも良い試合をしても負けてしまっていたので、あそこまでダウンを取り合って最後に勝ち切ったのは、成長よりも珍しいと思いました(笑)。でもそれが成長って言うんですかね」 ――先ほどYA-MAN戦では負ける気がしないと話していましたが、前回の勝ち切ったことが自信に繋がっていますか? 「基本的にはどの試合でも負ける気はしていないけど、前回の試合で勝ったことが自信に繋がっています」 ――YA-MAN選手は児童養護施設の子達やシングルマザーを招待するという活動が、自分の格闘技のモチベーションになると話していたのですが、山口選手自身はどういった事がモチベーションになっていますか? 「お金を稼ぐことですかね。言ったら格闘技は僕にとって仕事じゃないですか。だからお金を稼ぐために勝ちますよ」 ――ABEMAのビジュアルにある『殴り合い血戦、夏』という煽りのキャッチコピーはどう思われますか? 「実は僕、けっこうお気に入りなんですよ。撮影の時にいっぱい衣装を着せられて『なんなんこれ?』って思ってたんですけど、ビジュアルが出た時にカッコいいやんって思いました。日に日に見てたらお気に入りになりました。(笑)」 ――最後にファンの皆様へメッセージをお願いします。 「8月26日にめちゃめちゃすごい試合をします。すごい盛り上がると思うので是非会場に来て生で見てください。よろしくお願いします」
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