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【K-1】軍司泰斗が一階級上のISKA世界王者と激突「魔裟斗さんを超えるような存在になりたい」、龍聖戦について宮田Pに公開質問も

2023/08/12 17:08
【K-1】軍司泰斗が一階級上のISKA世界王者と激突「魔裟斗さんを超えるような存在になりたい」、龍聖戦について宮田Pに公開質問も

一階級上のISKA世界王者を迎え撃つことになった軍司

 新体制にて行われる大会の第一弾、2023年9月10日(日)神奈川・横浜アリーナ『ReBOOT~K-1 ReBIRTH~』の第3弾対戦カードの発表が、8月12日(土)都内にて行われた。

 スーパーファイトのK-1フェザー級3分3R延長1Rとして、K-1フェザー級王者・軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス)とISKA世界ライト級王者アンジェロス・マルティノス(ギリシャ/FFK-POLITIS TEAM)の対戦が決定。


 軍司はK-1アマチュア優勝を経て2015年2月にプロデビュー。2016年にK-1甲子園優勝を果たし、2017年9月にはKrushバンタム級王座を獲得(第2代)。2021年12月に椿原龍矢の持つK-1 WORLD GPフェザー級王座に挑戦し、延長戦の末に判定勝ちで第5代王座に就いた。2022年2月には武尊とエキシビションマッチで拳を交え、8月の「K-1 WORLD GP 2022 K-1フェザー級世界最強決定トーナメント」では優勝。12月にはワン・ジュングァンを判定で破り、2022年を5戦全勝で終えて『K-1 AWARDS 2022』ではMVPを獲得。2023年3月にはムエタイのトップ選手ヴューを判定に破り、初防衛に成功した。7月にはダウサヤームに判定勝ちして11連勝を達成。戦績は23勝(6KO)5敗1分。

 今回は初めてヨーロッパの選手、そして1階級上の世界王者を迎え撃つ。

 マルティノスは21歳にして28勝(8KO)3敗の戦績を誇る。ボディブローを織り交ぜた回転の速いパンチのコンビネーション、鋭いミドルキックやヒザ蹴りを武器とする。身長174cm。


 軍司は「新体制になって初の大会に出られることに感謝しています。今後K-1は世界と戦っていく感じなので初戦でISKA王者とやらせてもらえることに感謝しています。新体制初戦なのでK-1らしい試合が出来たらと思っています」と意気込み。

 マルティノスの試合映像を見た印象は「61kgでやっているのでパワーもあってパンチだけじゃなく蹴りも出来て凄くバランスのいい選手」と評し、階級が上の選手ということでパワー面で不利なのではないかと聞かれると「僕も体重を上げてフェザー級になってからはパワーの部分では劣ることがなかったので、一階級上でパワーもある選手なので打ち合いしてくれることを僕は期待しています」と、打ち合いになるのは望むところだとした。

 新体制で迎える今大会には「この大会に出たいと7月の試合が終わってから思っていて、それに出られて良かったと思っています。それだけでなく、最近倒せていないのでそこが課題だと持っているので今回は倒せる試合が出来ればいいなと思っています」と、KOで花を添えたいとする。


 さらに「(今後のK-1は)世界と戦っていくってことで強い選手とやれればいいなと思っていますし、世界だけじゃなく国内でも強い選手がいればこのリングでやれればいいなと思っています」と、“全面開国”を打ち出した新体制のK-1のリングでどんどん強い相手と戦っていきたいと意気込んだ。

 7月のダウサヤーム戦については「1R目から倒しに行こうと思っていて。それが出すぎたのか分かりませんが、最初から行きすぎてしまって倒せなかったのが課題。打ち合ってこない相手を次はどういう形で倒すか、それが今後の課題だと思っているのでそこを今回克服できればと思っています」と、課題を克服したところも今回見せたいとする。

 そして、そのダウサヤーム戦をリングサイドで観戦していたKNOCK OUT-BLACKフェザー級王者・龍聖(WIVERN)が自身のSNSにて「せっかく観に来てやったんだから、ちゃんと噛みついてこいよ馬鹿野郎。サンドバック連打が上手なことはわかったよ」と挑発していたことを聞かれると、「KNOCK OUTの会見でもなんか僕の名前を出したみたいですが、僕の名前を出したんだったらK-1でやるのが筋だと思っているので、いつでもその準備は出来ているので来たら全然やれると思っている」と、K-1に来ればいつでもやってやると回答。


 さらに「どうですかね、宮田さん?」と同席していたKrushプロデューサー兼KNOCK OUTプロデューサーの宮田充氏に公開質問。

 宮田Pは「ここでKNOCK OUTのイベントのことやファイターのことを言うのはいいのかな…流れでしょうがないと思うんですけれど、龍聖選手は9月16日の後楽園ホール大会に出場が決まっていて、お互い9月にそれぞれのリングで戦うことになるわけです。ファンの皆さんの期待も高まっているし、それぞれ9月の勝負がどういう結果に終わるか、フェザー級は層が厚いので2人の今の状況に割って入るようなファイターも必ず出てくると思う。2人とも若い王者同士なのでこれからを期待して見て欲しいと思います。どこかで必ずクロスする時期はあると思う。来年かな。お互いがいいタイミングで、ファンの皆さんが一番“ここだ”って燃え上がるタイミングで決まればいいかなと思います」と、最高のタイミングで実現させたいと回答する。

 それを聞いて軍司は「僕もやるのは今じゃないと思っているので。ファンの期待が高まって、絶対試合するタイミングが今後出てくると思うのでそのタイミングでお互いいい状態でやれればいいなと思っています」とした。


 今大会では無差別級トーナメントやヘビー級の試合も組まれている。その中で軽・中量級のK-1 WORLD MAX部門としてどう対抗するかと聞かれると「ヘビー級はKO決着が多いと思うので、それに負けずKO決着を狙っていきます。それにプラス、スピード、テクニックを見せられればいいなと思っています」とし、「K-1GPとMAXが別々になることで僕らはMAXの方ですが、ヘビー級に対する意識というよりもK-1全体で一番僕が輝きたい。そこに対してというよりかは自分が一番というのをK-1の中で見せられたらと思います」と、K-1全体で頂点に立ちたいと意気込む。

「僕が見ていたMAXで一番輝いていたのは魔裟斗さんなので、それを超えるような存在になっていきたいと思います」と、魔裟斗をも超える存在になりたいと話した。

 また、宮田Pが復帰したことについては「僕がプロなって初めて巻いたベルトで隣にいたのが宮田さんだったので感慨深いですね。戻ってきて嬉しいなというものあって、今後は一緒に盛り上げられたらいいなと思っています」とメッセージを送った。

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