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【MTGP】復帰戦直前の武尊のスパーに魔裟斗「身体に甲羅がついてるみたい」=6月24日パリ決戦

2023/06/20 18:06
【MTGP】復帰戦直前の武尊のスパーに魔裟斗「身体に甲羅がついてるみたい」=6月24日パリ決戦

(C)AbemaTV,Inc.

 2023年6月24日、フランス・パリのゼニスアリーナで開催されるMTGP((Muay Thai Grand Prix)主催『Impact in Paris』にて、英国のベイリー・サグデン(ISKA K-1ルール世界スーパー・ライト級(-63.5kg)王者)を相手に「ISKA K-1ルール世界-61.0kg王座決定戦」に臨むK-1三階級制覇の武尊(team VASILEUS)を、魔裟斗が訪問した。

 復帰戦を間近に控えた武尊のプライベートジムを訪ねた魔裟斗は、武尊に「5Rの試合はいつぶり?」と聞くと、武尊は「ムエタイ以来、18歳でした」と笑顔を見せた。

 当時、武尊はタイへ渡り、ゲオサムリットジムで住み込みで修行。同部屋には先に入室していた不可思がいた。武尊はそのままラジャダムナンスタジアムで5Rの試合を行っている。

 あれから14年。31歳になった武尊を前に、魔裟斗は「(年齢を経ても)スピードもパワーも落ちてる感じしないでしょ?」と尋ねると、武尊は「むしろ上がっているところもあって。パワーも昔と全然違います。それに技術もついてきたんで、今までやっていなかった技術も採り入れたり、無駄がなくなってきました」と答え、それを証明するかのように第6代K-1WORLD GPライト級王者の与座優貴とのスパーをスタートさせた。

 階級差もあり、最初のラウンドこそ武尊が受けに回ったものの、徐々に武尊が圧倒していく展開に。ラスト30秒になると、スパーの域を超えた激しい打ち合いを見せている。

 武尊の状態を間近で目撃した魔裟斗は、

①サグデン戦はどちらが押し込むかが見どころ

②インサイドへのボディー

③左ジャブ・右アッパーは新たな武器

④強靭なスタミナも武器

⑤左のミドルは新たな武器

 と独自の視点を5つ展開。武尊の絞り切った身体についても「体に甲羅がついてるみたい。身体も絞れてるからキレがありますよね」と絶賛した。

 練習後には、武尊と魔裟斗の対談も実現。

 武尊自身も「ここ数年で一番、身体の調子がいい」と語るように、魔裟斗の紹介で行ったボクシングジムでジャブの打ち方を変えたことで、「打ちやすくなり、当たったときに相手をいやがらせられるようになった」こと、さらに左ミドルのキレが良くなったとの魔裟斗の指摘には、「右ヒザの手術により踏ん張りが効くようになったおかげで蹴りも強くなった」と、『THE MATCH 2022』での敗戦を経て、それまでたまっていた故障を治し、何段階も進化したことを明かした。

「連敗できないプレッシャーみたいなのはありますけど」としつつも、「久しぶりに挑戦する試合で、ベルトを獲りにいく試合になるんで、いいモチベーションでできてます」と力強く語った武尊。

 24日の試合まであと数日と迫った中で行われたスパーリングの様子や、魔裟斗との対談の模様は、「ABEMA」格闘チャンネル公式YouTubeにて視聴が可能だ。

 武尊の対戦相手サグデンは15勝(3KO)6敗1無効試合。2022年9月のK-1に来日が決まっていたが、怪我で欠場となっていた。2017年にはGLORYにも参戦。65kgで戦いジョン・モアハウスに1R TKO勝ち、クエード・タラナキ、ジャン・チェンロンに判定勝ちも、ザカリア・ゾーガリーに判定で敗れている。ISKAの世界王座は2022年3月に獲得し、2023年3月には初防衛にも成功している。

 武尊にとっては『THE MATCH 2022』以来の復帰戦であり、自身初の世界進出への挑戦となる。同大会には、白鳥大珠と大雅の出場も決定。共に“対世界”に向けてリングに向かう。

■『武尊 復帰戦 Impact In Paris』(ABEMA PPV ONLINE LIVE)
配信日時:2023年6月24日(土)20時30分~ 
見逃し配信期間:2023年7月1日(土)23時59分まで

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