「オジイチャン、ツヨイネー!」というクレベルに金原も返答
いつ、どのタイミングで試合が出来るかは、自身のみならず、対戦相手の勝敗やプロモーションが望むマッチアップ、大会日程などに左右される。
金原は「俺は運命的なものだと思う。その運命には逆らわず、自分はやりたいという思いを持ちながら準備はしておこうかなと思っています」と語るにとどめている。
その「めぐり合わせ」は、KID戦のように思いがけずトップとのマッチアップが実現することはあるのか。
山本空良に完勝した金原は、バックステージでクレベル・コイケ(ボンサイ柔術)と会話をかわしている。
5年前のグラップリング大会「QUINTET」前に、練習で肌を合わせている金原に対し、クレベルは「オジイチャン、ツヨイネー!」と祝福。
金原は「ケラモフ倒したら、次お前だぞ、ちょっと待ってろよな」と返している。
「そうしたらクレベルは『ヤダヨゥ』って(苦笑)。あの野郎、未来も言ってましたけどチャンピオンになってちょっと調子に乗ってますね。痛い目見せないと。やっつけないと。待ってろよ、コイケ」と、ケラモフを超えた、その先に見果てぬ夢を思い描いていることもうかがわせる。
自身のSNSで金原は、「クレベルはほんとうに強いやつとずっとやってきているし、勝ち方もすごくいいし、大晦日のピットブル戦も負けてしまったけど、すごくいい内容だったから、全然、クレベルに対しては“待ってろよ”と。(北海道大会のタイトルマッチで)負けてほしくないし、逆に鈴木(千裕)選手がひっくり返すことも楽しみになってくる試合。(練習仲間の)矢地(祐介)くんを見に北海道に行きたいと思います」と、6月24日の『RIZIN.43』を現地で見届けることを語っている。
その金原による「クレベルvs.鈴木千裕」予想はいかなるものか。
本誌の取材に「クレベルが唯一やられるとしたら1ラウンドの立ち上がり」としながらも、強打を誇る鈴木による“ワンパン”決着の可能性については「僕は無いと思います」とした。その理由は、金原のYouTubeおよび本誌『ゴング格闘技』でもロングインタビューで語っている。