2023年7月17日(月・祝)東京・両国国技館『K-1 WORLD GP』の第一弾対戦カード発表記者会見が、5月11日(木)都内にて行われた。
フェザー級3分3R延長1Rで斗麗(WIZARDキックボクシングジム)とヴュー・ペッコウーソン(タイ/Petchkoson Gym)が対戦する。
斗麗はオランダの名門Mike's Gymでも練習を重ね、2018年12月に16歳の若さでプロデビュー。2021年2月に6戦無敗でKrushフェザー級王者・新美貴士に挑んだが、判定で初黒星を喫した。今年8月の「K-1フェザー級世界最強決定トーナメント」では1回戦で第4代K-1フェザー級王者・椿原龍矢を判定で破り、準決勝ではワン・ジュングァンにも判定勝利して決勝へ進出したが、軍司泰斗にKOで敗れ準優勝。2022年12月に玖村修平に勝利も、2023年3月にRISEとの対抗戦で安本晴翔に敗れた。戦績は12勝(4KO)4敗。
ヴューは64勝(11KO)11敗1分の戦績を持ち、BBTVフェザー級王座、オムノーイスタジアム認定スーパー・フライ級王座、タイ国プロムエタイ協会バンタム級王座を獲得。2017年からムエタイの2大殿堂のひとつであるルンピニースタジアムに上がり、2020年からはテレビマッチ=7チャンネル(BBTV)でも戦っている。コンペットとの直接対決では3勝1敗と勝ち越し。現代ムエタイ軽量級の最高峰に位置している。2023年3月、K-1初参戦にしてフェザー級王者・軍司泰斗に挑戦したが、判定で敗れている。
斗麗は「今のポジションに甘い気持ちでやってきたつもりはありません。まだ力が足りないですけれど、しっかり勝って次につなげようと思っているので楽しみにしていてください」とコメント。
ヴューの印象を聞かれると「実績も実力も世界基準の選手だと思っているので、そういう選手とやらせてもらえて光栄です」とし、「弱い相手ではないし、軍司選手も圧勝ではなかったので、僕がしっかり圧勝して次の軍司選手との戦いにつなげられたらと思っています」と、強敵と認めながらも前回の挑戦者を圧倒して王者・軍司への挑戦権を手にしたいとした。
前回の安本戦で何を学んだか。その問いに斗麗は「世界トップとばかりやっているので、試合は負けないと思ってやったんですが負けたのは悔しい。でもトップクラスとやれたのはいい経験になりました」と、この負けをプラスにしていきたいとする。
また、タイ人選手とは初めての対戦となるが「タイ人やからと言って自分のスタイルを変えるわけがない。逆にやりやすやすいと思っているので楽しみです」と、vs.ムエタイに自信をのぞかせていた。