西川大和、鈴木千裕選手が羨ましかった──金原選手に勝てなければ、クレベル選手にも鈴木選手にも挑む資格はない
ーー北海道で練習仲間の西川大和選手がPFLで下からのポジションからもディフェンスや仕掛けるなど健闘も判定で敗れました。あの試合をどう見ましたか。
「正直、すごい羨ましいですし、あれは負けたかもしれないけど大和にとってすごい成長につながる試合というところで、自分も早くあの域に行きたいです。いまの自分では実力不足だから、大和と切磋琢磨できない。いつかは並んで切磋琢磨して世界で戦っていきたいです
ーー格上のベテランにチャレンジャーとして立ち向かうことになります。勝ちへの執着は?
「どんな試合でも絶対に勝つって言う気持ちは忘れてないので、今までの試合より勝ちたいとは思ってないです。今までの試合のすべて、骨が折れてでも怪我してもブッ倒すと思ってやってきました。金原選手だからということが特段あるわけじゃないです」
ーー今大会のメインセミもフェザー級の2試合、牛久vs.朝倉、斎藤vs.平本が並んでいます。意識は?
「意識してしまいますね。地元の北海道大会(6月24日『RIZIN.43』)でのクレベル・コイケvs.鈴木千裕も羨ましいマッチメイクだし、北海道で試合をすることは感じるものがあるので、今回の試合でしっかり結果を残したいという気持ちがあります」
ーータイトル戦線の選手たちに負けていいないと考えている部分は?
「圧倒的に寝技と気持ち、ですね。自分の武器は寝技しかないと言われますが、クレベル以外は簡単に極められると思っています。僕が簡単に下になるのは、簡単に極められると思っているから。簡単にテイクダウン取られているわけではないです。ベルトを獲るのにあたって、一番重要になるのがこの寝技の能力だと思っています。もちろんMMAなので、寝技だけにこだわる必要はないとも思っていますが」
ーー鈴木千裕選手とは2021年11月に対戦して判定負けでした。対戦したことある選手がタイトル戦に挑むことが決まって、どう感じていますか。
「焦りはあったかもしれないけど焦っても仕方ない。鈴木選手がタイトル挑戦するということで、自分が負けた相手なのでいつかリベンジしたいと思っています。自分もRIZINのタイトルを狙っているので、金原選手に勝てなければ、クレベル選手にも鈴木選手にも挑む資格はない。なので金原選手に勝つのは絶対、だと考えています」
ーー6月24日の札幌大会は、中2カ月あったら出場は問題ないですか。
「問題ないですね。金原選手に勝ってもっともっと強い選手とやりたいと思っていますけど、牛久選手や斎藤選手は上のカード。もし怪我していてやれと言うのは違うし、北海道大会で急いで上の選手とやらせてくれとは思っていないです」