魔裟斗、木村“フィリップ”ミノルの体重超過問題に「どうなんだろうね、これで試合を成立させるっていうのは。プロなのか？」

計量オーバー問題について語る魔裟斗。自身の現役時代の減量エピソードも（C）魔裟斗チャンネル

　魔裟斗が、木村“フィリップ”ミノル（Battle Box）の計量オーバー問題について自身のYouTubeにて語った。

　2023年3月5日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催された『KNOCK OUT 2023 SUPER BOUT “BLAZE”』の第10試合、KNOCK OUT-RED -72.0kg契約3分3R延長1RでKNOCK OUT-REDスーパーウェルター級王者クンタップ・チャロンチャイ（タイ/BTC GYM）を1R32秒、左フックでKOした木村“フィリップ”ミノル（Battle Box）だが、前日計量をクリア出来ず。

　1度目が74.4kgで2.4kgオーバー、最終計量では73.75kgで1.75kgオーバーとなり、規定に則り減点2、8オンスと10オンスのグローブハンデ、ファイトマネーから20％減額のペナルティが与えられての試合だった。

「また計量オーバーがあったね」と話し始めた魔裟斗は、「どうなんだろうね、これで試合を成立させるっていうのは。プロなのか？」と厳しい意見。

「なかなかだよね、2.4kgオーバーって。もし次、木村とやるって選手がいたとしたら嫌だと思うよ。1回計量オーバーした選手はまたしてくるだろうと思われるじゃない。またペナルティ与えて試合しないといけないのってさ。もしくは（試合が）流れちゃうとか。あと興行の信頼もなくなるでしょう。興行として、そんな体重オーバーしている選手をリングに上げちゃうと他の選手にも示しが付かないんじゃない？じゃあ、俺も減量キツいから1kgとかオーバーしてグローブハンデでいいんしょう、みたいな。思ってしまう選手、出てくるんじゃない？」と、オーバーした選手は試合の機会が少なくなることと、周りへの悪影響もあると指摘した。

「2つの勝負に勝たないとダメなわけよ、ファイターというのは」と減量は試合前のもうひとつの勝負だとし、自身の現役時代の減量について話した。「絶対落ちるのよ、気合いがあれば」と普段から節制して2カ月前から調整すれば体重が落ちないことはないとの持論。

　さらに木村の計量時の写真と自身の計量時の写真を比べ、「背中とお腹がくっついちゃうくらいぺったんこになるわけ。でも木村の計量の写真を見ると、けっこうお腹の厚みがあるわけ。こんな厚みなくなるはずだぞ、と思って」と話した。